- 2022-03-20
- 2022-03-20
ジョアナ・ケイロス参加。ドラマーの急逝によって活動停止したショーロバンド、Abrideiraの唯一のアルバム再発
ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)やマリア・ベラルド(Maria Beraldo)らが参加するブラジルのショーロバンド、Abrideira。この6人組の唯一の作品となったセルフタイトルのアルバム『Abrideira』が2021年に再発された。
ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)やマリア・ベラルド(Maria Beraldo)らが参加するブラジルのショーロバンド、Abrideira。この6人組の唯一の作品となったセルフタイトルのアルバム『Abrideira』が2021年に再発された。
アンドレ・マルケス(André Marques)は、今ブラジルでもっとも勢いのあるピアニストだろう。2021年5月にフォホーをテーマにしたソロ作品『Forró de Piano』をリリースしたばかりだが、今度はショーロにフォーカスしたピアノトリオのアルバム『Choro Universal』(2017年)がサブスク解禁され、2021年12月にリリースされた。
ブラジルのバンドリンの名手アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)の新譜 『Maxixe Samba Groove』は、後述する深い経緯のあるバンドリンで美しく楽しく、そしてほんの少しのサウダーヂが混ざり合った素敵なアルバムに仕上がっている。
2015年のデビュー作『Feira』でユニークなショーロを聴かせてくれたミナスジェライスの4人組、アサニャード・クアルテート(Assanhado Quarteto)の新譜『Jararaca』は、ブラジルの様々なリズムやジャズを飲み込み、より音楽性の幅が広がった作品となった。プロデュースはハファエル・マルチニ(Rafael Martini)が務めている。
ガロートの名曲にブラジルの若手最高峰ギタリストのひとり、カイナン・カヴァルカンチ(Cainã Cavalcante)が真摯に取り組んだのが今作『Sinal Dos Tempos - Cainã Toca Garoto』。圧倒的な技巧に裏打ちされた表現力を武器に、ガロートのメロディを軽やかに踊らせる。
新しいショーロやサンバの形を模索するブラジルの超絶技巧バンドリン奏者、ホドリゴ・レッサ(Rodrigo Lessa)の2021年新譜『No Jeito』。全曲がホドリゴ・レッサの作曲で、伝統的なショーロをベースとしながらも現代的で物語性に富んだ展開を見せる豊かなソングライティングに脱帽。
イスラエルのクラリネット奏者アナット・コーエン(Anat Cohen)と、ブラジルの7弦ギタリスト、マルセロ・ゴンサルヴェス(Marcello Gonçalves)のデュオ作『Reconvexo』。このデュオとしては2017年のルシアール・サントス曲集『Outra Coisa: The Music of Moacir Santos』以来の2作目となる。
フランス・パリを拠点に活動するクラシックギター奏者、パスカル・ブルネ(Pascal Bournet)によるブラジル・ギター曲集『Violão Do Brasil』(2021年)。ブラジルを代表する作曲家たちの代表的な楽曲をジャンルに捉われず選曲。独自のアレンジも交えながら爪弾かれるガットギターは、丁寧になりすぎず直感的で動物的な揺らぎを残しておりとても心が安らぐ。
ブラジルの7弦ギターの名手ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)、アルゼンチンのバンドネオン奏者マルティン・スエド(Martin Sued)、そしてポルトガルのギター(伝統的な12弦のポルトガル・ギター)奏者ルイス・ゲレイロ(Luis Guerreiro)の3人がリスボンで録音したトリオ・アルバム『Caminantes』の紹介。
ブラジルの7弦ギター奏者、フェリクス・ジュニオールとパーカッション奏者サンドロ・アルヴェスのデュオ、Elo Brasil Duo による2020年作『Senzala』。ギターとパーカッションはブラジル音楽の真髄とも言える黄金の組み合わせのひとつだが、本作も実力者同士のクリエイティビティが遺憾なく発揮されたオーセンティックなブラジリアン・ジャズ作品。
エンリッキ・ネト(Henrique Neto)の2011年のデビュー作『Caminhos Abertos』。収録曲はバーデン・パウエルの(1)「Aviso aos Navegantes」、ドミンギーニョスの(10)「Fuga Pro Nordeste」を除き、他はすべてエンリッキ・ネトのオリジナルで、曲調はクラシカルなものからジャズ、ショーロ、タンゴ、フラメンコなど幅広い。
『Cristovão Bastos e Rogério Caetano』は、クリストヴァン・バストス(Cristovão Bastos)とホジェリオ・カエターノ(Rogério Caetano)による極上のショーロ・デュオ作。ピアノと7弦ギターでジャズ的なアドリブも交えながらしっとりと演奏されるショーロにうっとりと浸れる作品だ。
『Agua e Vinho』は、オーストラリア出身のプロのリコーダー奏者、ロドニー・ウォーターマン(Rodney Waterman)と7弦ガットギター奏者、ダグ・デ・ヴリーズ(Doug de Vries)のデュオ作品。パスコアールやジスモンチ、古き良きショーロやクラシックなど極上の時間を味わえる全21曲!
ブラジルのピアニスト、アンドレ・メマーリ(André Mehmari)とバンドリン奏者ダニロ・ブリート(Danilo Brito)の共演作『Nosso Brasil』(2019年)はブラジルの古いショーロを中心に構成された作品だ。