- 2020-01-19
- 2021-02-11
ワールドミュージック最高峰!フラメンコ×インド音楽×Jazz『Indialucia』世界を驚愕させた前代未聞のサウンド
インドの古典音楽とスペインのフラメンコを見事に融合したデビューアルバム『Indialucia』(2005年)が一部で話題となった多国籍音楽集団、インディアルシア(Indialucia)が、2014年に満を持して発表した2作目『Acatao』は、前作でのフラメンコ×インド音楽をより洗練させた非常に完成度の高い作品だ。
インドの古典音楽とスペインのフラメンコを見事に融合したデビューアルバム『Indialucia』(2005年)が一部で話題となった多国籍音楽集団、インディアルシア(Indialucia)が、2014年に満を持して発表した2作目『Acatao』は、前作でのフラメンコ×インド音楽をより洗練させた非常に完成度の高い作品だ。
日本人なら懐かしさを覚える温もりのある曲調が、ジャズのピアノトリオの演奏と大勢のコーラス隊によって歌われる。故郷の情景が異国の風情と重なり、地球上のどこでもない場所を漂っているような感覚に陥るエリ・ヤマモト(山本恵理)の新譜『Goshu Ondo Suite』。
鬼才カート・ローゼンウィンケルに魅入られた新世代の天才ギタリスト、ペドロ・マルチンスのライヴ盤『Spider's Egg (Live)』。これはもう疑いようもない傑作だ。世界中のあらゆる現在進行形の音楽が自然に融け込み、進化の最先端をゆくジャズ作品として多くの人に聴いてもらいたい絶品だと思う。
1990年イスラエル生まれ、ダン・マヨ(Dan Mayo)はエレクトロニカに傾倒したジャズドラマー。2019年作『Big Brown Eyes』では、ジャズドラムとエレクトロニカが融合した奇跡のような演奏を堪能することができる。一度ハマるとちょっとヤバい、麻薬的な音の世界だ。
“人力ドラムンベース”の使い手、アダム・ダイチが自身のカルテット名義で発表した2019年作『Egyptian Secrets』は、注目のオルガン奏者ウィル・ブレイズやLettuceのメンバー、ゲストにもはや伝説的存在となっているギタリスト、ジョン・スコフィールドも参加した最高にファンキーな一枚だ。
ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)を輩出したオーストラリア・メルボルンから現れた音楽集団、30/70 Collective がとてもハイセンスで面白い。とにかく一聴いただければ、随所に非凡な感性が散りばめられた現代最高峰のバンドとして覚えることになるだろう。
ジャズにクラシック、MPBやショーロなど縦横無尽に活躍するブラジルを代表するピアニスト、アンドレ・メマーリ(André Mehmari)が2020年最初に放ったアルバムは26曲入りと大ボリュームのリオ最高の詩人と称賛される早逝のサンビスタ、ノエル・ホーザ曲集だった。
現代ジャズをアップデートし続ける気鋭アーティストの双頭名義による2019年作『Moving Cities』は、ジャズやヒップホップ、ファンクといった音楽性のベクトルを共にする二人の共演が見事に効果的に作用したエキサイティングなライヴ録音盤だ。近年、あらゆる種類の音楽を吸収することが進化の原動力となっているジャズの最先端の熱量を肌で感じられる。
ブラジルのパンデイロ奏者のトゥーリオ・アラウージョ(Túlio Araújo)がピアニストのダニエル・グラジェウ(Daniel Grajew)とデュオを組んだ2019年作『Quantum』。トゥーリオ・アラウージョがパンデイロひとつで叩き出すグルーヴに乗せて、ダニエル・グラジェウのサーカスのようなピアノが舞う。
北欧ジャズを代表するベース/チェロ奏者、ラーシュ・ダニエルソン(Lars Danielsson)のバンドプロジェクト、Liberetto が始動したのは2011年。ジャズという世界共通言語のもと、国籍を越えて集まったメンバーがヨーロッパ・ジャズの真骨頂ともいえる音楽を美しく結実させた。
アメリカのジャズトリオ、ハウス・オブ・ウォーターズ(House of Waters)は非常にユニークな存在だ。彼らの音楽を聴けば、まずその非常にきらびやかなサウンドに耳を奪われるだろう。彼らは3人編成だが、特徴はなんといってもバンドメンバーのMax ZTが超絶技巧で演奏する楽器「ハンマーダルシマー」だ。
イスラエル出身、NYで活動したのち現在はフランスのパリを拠点に活動する作曲家/サックス奏者シャウリ・エイナヴ(Shauli Einav)の2019年作『Animi』。ピアノレスのユニークなクインテットによるインタープレイの妙を楽しめる。
イタリア出身でロンドンを拠点に活動する作曲家/ピアニストのマリア・キアラ・アーギロ(Maria Chiara Argirò)の2019年作『Hidden Seas』はジャズ、エレクトロニカ、プログレといった音楽の美味しいところを全て取り込んだ凄まじい音楽作品だ。
南アフリカのジャズバンド、MABUTAはシェーン・クーパーのベースを中心に、ピアノ(キーボード)、ドラムス、サックス、トランペットというクインテット編成。2018年作『Welcome to This World』は、たった5人のバンド編成ながらラージアンサンブルをも思わせるダイナミックなサウンドで世界の度肝を抜いた。