- 2022-12-31
- 2022-12-30
アルゼンチン発!古楽器×南米音楽のアンサンブル La Chimera、至高の新譜『Iguazú』
ブエノスアイレス出身のテオルボ奏者エドゥアルド・エグエス(Eduardo Egüez)率いるアンサンブル、ラ・キメラ(La Chimera)が素晴らしい。古楽器を多く用いた編成からクラシックにカテゴライズされてはいるが、その音楽性はジャンルを超え、多くの音楽を愛する人々の心に刺さるだろう。
ブエノスアイレス出身のテオルボ奏者エドゥアルド・エグエス(Eduardo Egüez)率いるアンサンブル、ラ・キメラ(La Chimera)が素晴らしい。古楽器を多く用いた編成からクラシックにカテゴライズされてはいるが、その音楽性はジャンルを超え、多くの音楽を愛する人々の心に刺さるだろう。
傑作だったデビュー作『Árbola』から早10年。アルゼンチンの女性シンガーソングライター、メリーナ・モギレフスキー(Melina Moguilevsky)の第3作目となるアルバム『Huecos』がリリースされた。共同プロデューサーにOchoを率いるフアン・ベルビス(Juan Belvis)とマルチ奏者のルシアナ・ビターレ(Luciano Vitale)を迎え、アルゼンチン音響派の流れを取り入れつつもこれまでの彼女の作品に見られたオーガニックな感触を失わない、美しく先鋭的なフォーク・ミュージックとなっている。
チリ出身の歌手フランチェスカ・アンカローラ(Francesca Ancarola)とアルゼンチンのギター奏者オラシオ・ブルゴス(Horacio Burgos)の共演作『Cartas de Amor』。これぞ南米の声とギターのデュオという温かく美しい音が素敵な作品だ。半数以上の曲ではパーカッションのルイス・バルエト(Luis Barrueto)も参加し色彩を添える。
「Cielo Abierto」などの名曲で知られるアルゼンチンの世界的ギタリスト、キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、女優としても活躍する同国の歌手マカレナ・ロブレド(Macarena Robledo)の双頭名義の作品『Cielos』。キケ・シネシの7弦ギターやチャランゴ、マカレナ・ロブレドの歌はどこまでも澄み渡る空のように清らかで、ジャズや伝統音楽をハイレベルに融合し文化として育むアルゼンチン特有の美しさを湛えた素晴らしい作品だ。
イスラエル出身のギタリスト/作曲家ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)の新作『Universos』は、近年の彼の作品の傾向に漏れず南米音楽への愛が詰め込まれた楽しい作品だ。現代NYのシーンで最も注目されるジャズ・ギタリストとしての技巧はもちろん、伝統音楽への深い理解の表れた音楽性豊かな作曲家としての才能を存分に発揮している。
好き0現代アルゼンチン音楽を代表するSSWフェデリコ・アレセイゴル 充実するアルゼンチンの現代ジャズ/ネオ・フォルクローレの中心的なシンガーソングライター/ピアニスト、フェデリコ・アレセイゴル(Federico Arreseygor)がまたも素晴らし […]
アルゼンチン・コルドバを拠点に活動するチェリスト3人組のフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)と、同じくアルゼンチンの男女デュオ、アイレナ・オルトゥーベ&フリアン・ボウリュー(Airena Ortube & Julian Beaulieu)による極上のコラボレーション『Un Solo Jazmín』。
アルゼンチンの新鋭シンガーソングライター、デルフィーナ・マンカルド(Delfina Mancardo)の初のフルレンス・アルバム『Octante』。これは素晴らしすぎる。想像力の翼で地球を自由に飛び、いつまでも終わらない夢の中を揺蕩たゆたうような心地よさ。彼女自身が弾く控えめなアコースティックギターと南米音楽らしい丁寧で洗練された室内楽的なアレンジはどこまでも美しく、ヴォーカリストとしての表現力を際立たせる。
新しいタンゴを追求するアルゼンチンのピアニスト/作曲家、ノエリア・シンクナス(Noelia Sinkunas)のソロ新譜『Salve』は、典型的なタンゴのリズムとメロディーを持ち懐かしさを感じさせつつも、どこか新しい感覚を含んだカタルシス体験として作用する不思議な音楽作品だ。
アルゼンチンのピアニスト、リト・ビターレ(Lito Vitale)と、ギタリストのルイス・サリナス(Luis Salinas)による極上のデュオ作品『Desde el Alma』。そろそろ人生の後期を迎える二人の天才的ミュージシャンが円熟の技で魅せる、言葉を超越する音楽の贈り物のように聴こえる素晴らしい作品だ。
アルゼンチン出身、近年は米国NYを拠点に活動する作曲家/ギタリストのダリオ・アコスタ・テイク(Dario Acosta Teich)の新作『Folklore』は、タイトルが表すようにアルゼンチン各地の伝統音楽を取り入れた洗練されたジャズ作品だ。House of Watersのモト・フクシマ、ジャキス・モレレンバウム、マイク・スターンらが参加。
アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。
現代アルゼンチン音楽の最高峰アーティスト、カルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)の新譜『Va Siendo Tiempo』はギター・アンサンブルを主題とした美しすぎるアルバムだ。近年注目を浴びるアルゼンチン音楽の有機的で肥沃なエッセンスが詰まった素晴らしい音が溢れる。
アルゼンチンのシンガーソングライター、アグスティナ・クエリョ(Agustina Cuello)のデビュー作『Des-Velo』は、彼女自身が弾くガットギターとナチュラルなヴォーカルを軸に、ポップスとして親しめるサウンドをまぶした良質な作品だ。