- 2022-03-09
- 2022-03-08
美しいネオソウル系歌手を迎えた珠玉のクロスオーヴァー・ジャズ。ダニエル・ガッサン新譜
オーストラリア出身、パリで活躍するピアニスト/作曲家ダニエル・ガッサン(Daniel Gassin)による“Crossover Band”名義のデビュー作『Change of Heart』。ネオソウルの新星ヴォーカリスト、アリタ・モーゼスを擁する5人編成のバンドで、古典的なジャズと現代ジャズの交叉点を美しく描いている。
オーストラリア出身、パリで活躍するピアニスト/作曲家ダニエル・ガッサン(Daniel Gassin)による“Crossover Band”名義のデビュー作『Change of Heart』。ネオソウルの新星ヴォーカリスト、アリタ・モーゼスを擁する5人編成のバンドで、古典的なジャズと現代ジャズの交叉点を美しく描いている。
2015年に台湾のプロデューサー・バオバオ・チェン(Bao Bao Chen)と、オーストラリアの音楽プロデューサー兼映画監督ティム・コール(Tim Cole)によって開始された、太平洋とインド洋の島々を横断的に音楽で繋いだプロジェクト、スモール・アイランド・ビッグ・ソング(Small Island Big Song)。ふたたび、彼らが集結した。
キーボードを前にし、ジミ・ヘンドリックスの名曲「Voodoo Child」の演奏を始めるロッキー・ドリー(Lachy Doley)。いささか乱暴に鍵盤を叩き始めたと思ったら…なんと楽器ついているレバーを操作し、エレキギターのような音を出し始めた!音は完全にエレキギターのそれで、激しい演奏をする姿はまるで鍵盤楽器なのにジミ・ヘンドリックスの魂が乗り移っているかのよう…とても衝撃的な光景です。
オーストラリア出身、現在はドイツを拠点に活躍する女性クラシック・ギタリストのステファニー・ジョーンズ(Stephanie Jones)の『Open Sky』(2020年)。アルバムタイトルはアルゼンチンの作曲家/ギタリストのキケ・シネシによる名曲(1)「Cielo Abierto(澄みきった空)」の英訳だ。
オーストラリアのシンガーソングライター、クリスティン・ベラルディ(Kristin Berardi)新譜『Haven』は、ピアノ、サックスとのレギュラーバンドに加え、ルクセンブルク出身のヴィブラフォン奏者パスカル・シューマッハ(Pascal Schumacher)を全面的にフィーチュアした極上のジャズ・ヴォーカル作品だ。
オーストラリアが誇るジャズヴォーカリスト、ケイティ・ヌーナン(Katie Noonan)の通算20枚目のスタジオアルバムとなる『The Sweetest Taboo』は、彼女が愛する'80年代のヒット曲が満載の良作だ。
『Agua e Vinho』は、オーストラリア出身のプロのリコーダー奏者、ロドニー・ウォーターマン(Rodney Waterman)と7弦ガットギター奏者、ダグ・デ・ヴリーズ(Doug de Vries)のデュオ作品。パスコアールやジスモンチ、古き良きショーロやクラシックなど極上の時間を味わえる全21曲!
オーストラリアのサイケロック・バンド、テーム・インパラ(Tame Impara)の5年ぶり新作『The Slow Rush』がリリースされた。(1)「One More Year」から(12)「One More Hour」までの全12曲は、コロンビアのノーベル文学賞作家ガルシア・マルケスの名作小説『百年の孤独』にインスパイアされた、“時間の流れ”をテーマとして明確に提示したコンセプチュアルなアルバムとなっている。
ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)を輩出したオーストラリア・メルボルンから現れた音楽集団、30/70 Collective がとてもハイセンスで面白い。とにかく一聴いただければ、随所に非凡な感性が散りばめられた現代最高峰のバンドとして覚えることになるだろう。
NYで活躍する女性ベーシスト、リンダ・メイ・ハン・オー(Linda May Han Oh)の4枚目のフルアルバムとなる2019年作『Aventurine』は、これまでもアルバムを発表するたびに新しい才能を解放して見せてきた彼女の底知れない可能性をさらに押し広げた素晴らしい作品だ。
今もっとも注目されるキューバ生まれのピアニスト、ファビアン・アルマザン(Fabian Almazan)の新譜『This Land Abounds with Life』。85分に及ぶこの壮大なアルバムを聴き込めんでいくうち、ファビアン・アルマザンがこの作品に込めたただ美しいだけにとどまらない複雑な感情や物語性をも感じ取れるはずだ。
オーストラリア出身、現在はNYで活躍するテナーサックス奏者トロイ・ロバーツ(Troy Roberts)の2018年作『Nu-Jive Perspective』はジャズをベースに、ファンク、R&B、ラテンなどの要素をMIXした力強くグルーヴする演奏が魅力的な作品。