- 2021-12-10
- 2021-12-11
封印されし中東ジャズ大傑作!アヴィシャイ・コーエン絶頂期の“隠し球”が全世界サブスク解禁
ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が2008年にイスラエル国内限定でリリースしたアルバム『Sensitive Hours』(ヘブライ語原題:Sha'ot Regishot)が2021年12月10日、デジタル・リイシューされ全世界でサブスク配信開始された。彼の初ヴォーカル作品ながら、ルーツを深く感じさせる大傑作だ。
ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が2008年にイスラエル国内限定でリリースしたアルバム『Sensitive Hours』(ヘブライ語原題:Sha'ot Regishot)が2021年12月10日、デジタル・リイシューされ全世界でサブスク配信開始された。彼の初ヴォーカル作品ながら、ルーツを深く感じさせる大傑作だ。
UKジャズ新世代ダニエル・カシミール(Daniel Casimir)の新作『Boxed In』がリリースされた。テス・ハースト(Tess Hirst)との共同名義の前作『These Days』(2019年)も素晴らしかったが、今作もこのベーシストにさらなる注目を集めさせるには充分すぎる内容に仕上がっている。
VOX社の名機Phantomギターを構えたギター/ヴォーカルのエデン、スポンジミュートをかましたベースにコーラスも担当するガヤ・ワイスマン、そして黒一点ドラムスのイタイ・ハムディから成るイスラエルはエルサレム出身のスリーピースバンド、ラスコ(Rasco)。2021年の始めにリリースされたデビュー作『Rasco』は純然たる60年代サーフロックサウンドで、往年のロックへの溢れるほどの愛がとても新鮮な作品だ。
南米ウルグアイ出身のシンガー/ベーシスト、ダニエル・マサ(Daniel Maza)とアルゼンチン出身のシンガー/ギタリストのマリア・ボロンテ(María Volonté)のデュオによる極上のライヴアルバム『Serenata (En Vivo)』。演奏はおおよそ二人だけでやっているとは思えないほど濃密で充実しており、二人の完璧に息のあった共演は感動的ですらある。必聴の一枚。
革命運動、COVID-19、爆発事故…混迷するレバノンの情勢の真っ只中で、ベイルートのベーシストがカルテットを率いて録音した魂の叫び。マクラム・アブール・ホスン(Makram Aboul Hosn)の新譜『Transmigration』はその名のとおりレバノンの再生を祈るようなジャズ作品だ。
ドイツのバンド、Die Blauen Pilzeはロックのスリーピースバンドとジャズのギタートリオの丁度中間に位置するようなインストバンドだ。ロックのリズムや曲調を軸にしながら、アドリブも多くジャズの要素も取り入れる。彼らの2ndとなる2021年の新譜は『Shinkansen』(新幹線)。
イスラエル出身の若手サックス奏者シャハル・アムドール(Shahar Amdor)のデビュー作『Cassiopeia』は、ギターに若手No.1のニツァン・バール(Nitzan Bar)、シャハル同様にバークリーで学んだベーシストのナダフ・ラヴィ(Nadav Lavie)、ここ数年で頭角を表してきたドラマー、ニツァン・バーンバウム(Nitzan Birnbaum)という布陣で録音されたイスラエル・ジャズシーンの要注目作だ。
1999年生まれのイスラエルの新鋭ピアニスト、エデン・ギアット(Eden Giat)がデビュー作となる『Crossing the Red Sea』をリリースした。アルバムタイトル“紅海を渡る”は、救済者モーセがイスラエルの民を率いて紅海を渡ったという『出エジプト記』に因む。
チック・コリアに“世界一のピアニスト”と称えられたトルコ出身のアイデン・エセン(Aydin Esen)が、国境を越えた3人の若手奏者を率いてスタートさせた新しいプロジェクト「Ayna Veer」。ここにはジャズの即興演奏の醍醐味が詰まっている。
デンマークのピアノ、ギター、ベースのトリオHvalfuglの2020年作『Øjeblikke Vi Husker』は、北欧ジャズの真髄が味わえる優れた作品だ。テクニックの誇示よりもアンサンブルでの空気感や世界観を重視したトリオで、北欧の伝統音楽に根ざしたシンプルで美しいメロディーを豊かに響きあうサウンドで届けてくれる。
スペインのベーシスト/作曲家、パブロ・マルティン・カミネロ(Pablo Martín Caminero)がリーダーを務める『Al Toque』は、フラメンコに欠かせないギターを排し、ピアノ、コントラバス、パーカッションのピアノトリオで演奏された興味深いフラメンコ作品だ。
ギリシャ・アテネ出身のベーシスト/作曲家、アポストロス・シデリス(Apostolos Sideris)の2019年作 『Summation』は、ピアノトリオを軸に、楽曲によってネイやヴァイオリン、パーカッションも加わった魅力的なエキゾジャズ作品だ。
モンゴル出身、現在はドイツ・ミュンヘンを拠点に活躍するジャズシンガー、エンジ(Enji)の2ndアルバム『Ursgal』は、彼女自身初のオリジナル曲を中心としたアジアの伝統を感じさせる美しいアルバムに仕上がっている。
フロリダ州マイアミを拠点とする4人組の気鋭ジャズバンド、エレクトリック・キフ(Electric Kif)の新譜『Dreamlike』は、グルーヴィーでフィーリング満点の音響派ジャズだ。ゲストにはアーロン・パークス(Aaron Parks)も参加。