- 2022-07-11
- 2023-05-20
UKジャズの俊英2人が挑む音楽の探求。Vega Trails『Tremors in the Static』
イギリスの現代ジャズの現代ジャズを代表するバンド、Portico Quartetのベース奏者ミロ・フィッツパトリック(Milo Fitzpatrick)と、同じくMammal Handsのサックス奏者ジョーダン・スマート(Jordan Smart)が新しいデュオ・プロジェクト、Vega Trailsを始動!
イギリスの現代ジャズの現代ジャズを代表するバンド、Portico Quartetのベース奏者ミロ・フィッツパトリック(Milo Fitzpatrick)と、同じくMammal Handsのサックス奏者ジョーダン・スマート(Jordan Smart)が新しいデュオ・プロジェクト、Vega Trailsを始動!
米国ロサンゼルス出身のサックス奏者のアーロン・ショウ(Aaron Shaw)と、ベーシストのローレンス・ショウ(Lawrence Shaw)の兄弟ユニット、ブラック・ナイル(Black Nile)。2019年のデビュー作『Sounds of Color』がLAのジャズシーンの新たな才能と絶賛された彼らが、3枚目となるアルバム『River of Emotions』をリリースした。
マケドニアにルーツを持ち、独学でベースやヴィオラ、マンドリン、パーカッション、ヒューマンビートボックスなどをマスターしたフランスの音楽家ストラショ・テメルコフスキー(Stracho Temelkovski)のデビュー作『The Sound Braka』。40歳を越えてのデビューアルバムは、今まで広く明らかにされていなかったその卓越した才能を世界に知らしめる驚異的なアルバムだ。
アヴィシャイ・コーエンの『Shifting Sands』、ギラッド・ヘクセルマンの『Far Star』とイスラエルジャズの年間ベスト級新譜のリリースが相次いでいるが、同時期にリリースされたエルサレム生まれのベーシスト/作曲家オル・バレケット(Or Bareket)の3枚目のアルバム『Sahar』も相当に素晴らしい作品だ。
イスラエルを代表するベーシスト/作曲家、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が新トリオでの新譜『Shifting Sands』をリリースした。ピアノトリオでの作品は『Arvoles』(2019年)以来。ピアノには引き続きアゼルバイジャン出身のエルチン・シリノフ、そして今作では2020年にトリオに加入しツアーなどに参加していた若き女性ドラマー、ロニ・カスピが初めてアルバムに登場する。
イタリアのベーシスト/作曲家ヤコポ・フェラッツァ(Jacopo Ferrazza)の新譜『Fantàsia』は、一般的なピアノトリオに加え女性ヴォーカルやチェロ、ライヴ・エレクトロニクスも加えたスケールの大きな作品だ。
スペインのギタリストホセミ・カルモナ(Josemi Carmona)と、ベース奏者ハビエル・コリーナ(Javier Colina)、そして打楽器奏者バンドレロ(Bandolero)の共同名義による第3作『Vida』がリリースされた。フラメンコ・ジャズの筆頭格と高く評価された3人による必聴盤だ。
アルメニアの伝統音楽やプログレッシヴ・ロック、さらにはメタルをジャズの語法の持ち込んだピアニスト/作曲家/編曲家のティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)の新譜『StandArt』は、これまでとは趣向を変えたカヴァー曲集となった。
フランスのベーシスト/作曲家ジャン=フィリップ・ヴィレ(Jean-Philippe Viret)。21世紀のジャズ・ピアノトリオに革命を起こした彼のトリオによる、これまでの輝かしい軌跡を辿るような作品『In vivo』が世に公開された。
トルコの伝統的な笛、カヴァルをフィーチュアしたバンド、カピコ(KAPIKO)による新譜 『Nova』は、カヴァー曲を中心としつつもアナトリア〜バルカンの音楽的エッセンスを巧みに加えた個性的で楽しいエスノ・ジャズ・フュージョンだ。
スペインのチャップマン・スティック奏者トマス・メルロ(Tomás Merlo)のグループ名義として初のアルバム『Crisis』(2021年)。よほどの楽器好きでなければ、彼が弾く「チャップマン・スティック」という楽器の存在自体を知らないかも知れない。
イスラエルのアフロ・サイケデリック・ジャズバンド、Dialgoの2ndアルバム『Homeless Again』は、新たなメンバーとしてサックスのエイタン・ルドマン(Eitan Rudman)とサウンド・エフェクトにノアム・レヴィンバーグ(Noam Levinberg)を迎え、これまで以上にスケールアップ。
アルジェリア出身、現在はスイスを拠点に活動するマンドラ奏者/作曲家アヌアル・カドゥール・シェリフ(Anouar Kaddour Chérif)が率いるカルテット、Djawlaのデビュー作 『Djawla』は、ジャズとアラブの伝統音楽を巧みに融合した個性的な作品。
フランス出身、ブラジル育ちのベーシスト/作曲家ギー・デュヴィノー(Gui Duvignau)の新譜 『Baden』はその名の通り自身が強く影響されたバーデン・パウエルへのオマージュだ。(1)「Canto de Ossanha(オサーニャの歌)」、(8)「O Astronauta(宇宙飛行士)」、(10)「Berimbau(ビリンバウ)」などなどバーデンが遺したアフロブラジルの魂と言っても過言ではない名曲の数々を取り上げている。