イスラエル発アフロ・サイケ・ジャムバンドのDialgo、SFXも印象的な絶品2nd

Dialgo - Homeless Again

SAXとSFXが新加入、編成を新たにしたDialgo『Homeless Again』

イスラエルのアフロ・サイケデリック・ジャズバンド、Dialgoの2ndアルバム『Homeless Again』は、新たなメンバーとしてサックスのエイタン・ルドマン(Eitan Rudman)とサウンド・エフェクトにノアム・レヴィンバーグ(Noam Levinberg)を迎え、これまで以上にスケールアップ。バンド初期メンバーのガイ・レヴィンバーグ(Guy Levinberg)のギターと、新加入サックスのフロントの即興中心の演奏にサウンドFXが効果的に絡み合った演奏は豊富な才能を抱えるイスラエルジャズの中でも頭ひとつ抜きん出た実力を持つ。

楽曲はファーストアルバム『Stranger Things』リリース後の2018年以降にジャムセッションなどを通じて書かれたものとのこと。2000年前後のジャムバンド・ブームにも通じるところのあるサウンドだが、やはり随所にイスラエルらしさが滲むフレーズが飛び出すところは最高に面白い。

(2)「Terres」ライヴ動画

Dialgoはギターのガイ・レヴィンバーグとドラムスのオル・アルペリンを中心に2015年に3人で結成された。同年にEP『Negev』でデビュー。2017年には新たにベースのダニエル・ハーレフらを加え最初のフルアルバム『Stranger Things』をリリース。さらにメンバーチェンジを経た今作は4年ぶりの2nd。

Guy Levinberg – guitar
Or Alperin – drums
Eitan Rudman – saxophone
Daniel Harlev – electric bass, double bass
Noam Levinberg aka Lazerberg – sound FX

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