- 2021-02-23
- 2021-02-22
ブラジル音楽の優雅な解釈。イタリアの歌手マファルダ・ミノッシ新譜はブラジル名曲集
イタリアのシンガー、マファルダ・ミノッシ(Mafalda Minnozzi)の新譜『Sensorial: Portraits In Bossa & Jazz』はその名の通り軽妙&上質なジャズボッサ。ジョビンなどのブラジルのスランダード曲を多数取り上げた耳馴染みの良い作品だ。
イタリアのシンガー、マファルダ・ミノッシ(Mafalda Minnozzi)の新譜『Sensorial: Portraits In Bossa & Jazz』はその名の通り軽妙&上質なジャズボッサ。ジョビンなどのブラジルのスランダード曲を多数取り上げた耳馴染みの良い作品だ。
イスラエルを代表するSSW、マティ・カスピ(Matti Caspi, ヘブライ語:מתי כספי)の1987年作『Eretz Tropit Meshaga'at』は知られざるブラジリアン名盤だ。彼の1978年リリースのブラジリアン路線のヒット作『Eretz Tropit Yafa』の続編的内容で、マティ・カスピ自身の楽曲のほか、バーデン・パウエルやシコ・ブアルキといったブラジルのアーティストの名曲のカヴァーも多数収録されている。
ジャズピアノの巨匠チック・コリア(Chick Corea)の2枚組新譜『Plays』がリリースされた。何曲かは順次先行公開されていて、そのあまりの素晴らしさに正式リリースが個人的にも待ち遠しかった作品だ。本作は2018年に行われた米国フロリダ州クリアウォーター、フランス・パリ、ドイツ・ベルリンの3箇所でのソロツアーの演奏から厳選された33曲が収録されている。
2015年、ブラジルの人気勝ち抜き歌番組で優勝し、以降MPBやボサノヴァなど日本でも馴染みの深いブラジル音楽を武器にその天性の歌声を披露し続けているペルナンブーコ州レシフェ出身の歌手、アイルトン・モンタホヨス(Ayrton Montarroyos)の2020年新譜はボサノヴァの神様ジョアン・ジルベルトが愛した古き良きサンバ歌曲集。
タイトル「Agora」はポルトガル語で「今」を意味する。彼女の前作『Tudo』から実に6年ぶりの新作。この6年の間に、彼女は母ミウシャを2018年の年末に、父ジョアン・ジルベルトを2019年の6月に相次いで失うという経験をした。この作品には、そうした困難な時期を乗り越えた彼女が表現する「今」が詰まっている。
音楽はオンラインのストリーミング配信で聴くことが当たり前になったが、まだまだ権利者の都合でSpotify、Apple Musicといった代表的なサブスク音楽配信サービスには存在していない作品も存在する。人類の音楽文化の中で決して忘れ去られてはいけない“サブスクで聴けない名盤”を紹介したい。
ミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスらと活動してきたことで知られるブラジルが誇る偉大なSSW/ギタリストのトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)が2枚組の新譜『Belo Horizonte』をリリースした。自身の70歳&音楽活動50周年を記念して制作されたという今作はまさにトニーニョ・オルタの集大成とも言える内容だ。
ブラジリアン・ジャズの礎を築いた今もなお現役のジンボ・トリオ(Zimbo Trio)のオリジナルメンバーでピアニストのアミルトン・ゴドイ(Amilton Godoy)が自らジンボ・トリオをトリビュート!
サンバやボサノヴァなどのブラジル音楽とサイケデリック・ロックを融合し、1970年代に独自の存在感を放ち後世に多大な影響を与えたブラジルの伝説的バンド、ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)。名盤『Acabou Chorare』はブラジル音楽史上に輝く最重要作。
カエターノ・ヴェローゾの2020年の新作『Caetano Veloso & Ivan Sacerdote』では、老いてもなお魅力的な声とギターで私たちの耳を楽しませるカエターノと、それにぴったりと寄り添い表情豊かに奏でられるジャズクラリネットの親密な演奏を聴くことができる。
それまでにない斬新なコード進行とメロディを軽快なリズムに乗せた音楽、ボサノヴァという一ジャンルを創り上げたブラジルの偉大な作曲家、アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)が残した名曲をランキング形式で特集しました。
ブラジルの日系三世の歌姫フェルナンダ・タカイ(Fernanda Takai)によるアントニオ・カルロス・ジョビン曲集『O Tom Da Takai』(2018年)。プロデュースはマルコス・ヴァーリとホベルト・メネスカルが担当し、極上のボサノヴァ・ヴォーカルを味わえる作品となっている。
現役の心臓内科医にして、美しい声を持つ歌手でもあるアン・サリー(Ann Sally)。2001年のデビュー作『Voyage』は、ジャンルに捉われず日本人の琴線に触れる名曲を、その瑞々しい感性で見事に歌い上げた傑作です。
米国LA出身のミア・ドイ・トッドの『Floresta』は全編ポルトガル語のブラジル音楽曲集。ジョイス、A.C.ジョビン、トン・ゼー、カエターノ・ヴェローゾ、ミルトン・ナシメントといった世界的なアーティストの、適度な知名度のステキ楽曲の野心的なカヴァー集だ。