カメルーン
- 2024-10-25
- 2024-10-25
カメルーンをルーツに持つベルギーの女性コラ奏者/SSWルビアナ、音楽の本質を捉えた傑作新譜
カメルーンとベルギーのハーフであり、世界的に見ても珍しい女性コラ奏者/シンガーソングライターのルビアナ(Lubiana)の新譜『Terre Rouge』が素晴らしい。アルバムのタイトルはフランス語で“赤い大地”を意味する。それは彼女が幼少期から毎年家族とともに訪れた父の故郷アフリカ・カメルーンの真っ赤な土の色の記憶であり、コラの繊細な音に乗せて歌うその声にはアフリカへの強い望郷の想いが滲む。
- 2024-03-30
- 2024-03-30
これは“フュージョン”の最新形態かも。フランスの5人組Monsieur MÂLÂ 凄まじいデビューアルバム
フランスのバンド、ムッシュ・マラー(Monsieur MÂLÂ)は2021年から2022年にかけてリリースした2枚のEPと、奔放で熱いライヴでフランスのインディー・シーンで確実に存在感を高めてきた。この5人組の音楽にはファンク、ジャズ、ソウル、アフロビート、サンバ、ロック、さらにはもっとプリミティヴな民族音楽など様々な要素があるが、それらジャンルのどれにも当てはまらない強烈な個性を持つ。
- 2024-01-25
- 2024-09-23
カメルーン系フランス人ラッパー James BKS、自身のルーツ“アフリカ”を探求する2部作
カメルーン系フランス人のラッパー/プロデューサー、ジェイムス・BKS(James BKS)のデビューアルバムである二部作『Wolves of Africa』は、アフリカン・ディアスポラである彼が多くのミュージシャンを迎えてそのルーツを探ろうとするアフリカ系ヒップホップの傑作だ。2022年にリリースされた『Part 1/2』、そして2023年リリースの第二弾『2/2』ともに素晴らしい内容で、ここでまとめて紹介したい。
- 2022-11-25
- 2024-09-23
多文化の受容から生まれたフランスの注目バンド、Monsieur MÂLÂ 待望の2nd EP
ジャズを軸に雑多なジャンルのハイセンスな混交で注目されるフランスの5人組バンド、ムッシュ・マラー(Monsieur MÂLÂ)の新作EP『EP 002 MM』が登場した。前作に引き続き、メンバーそれぞれが楽器を持ち替え、全員が主役となり万華鏡のようなサウンドを次々と展開。
- 2022-03-02
- 2024-09-23
多様な個性の5人が奏でる現代のグローバル・ミュージック。Monsieur MÂLÂ、待望のデビュー作
キーボード、サックス、ヴァイオリン、ベース、ドラムスという編成の5人組バンド、ムッシュ・マラー(Monsieur MÂLÂ)。何枚かのシングルのあと、2021年に初のEP『EP - 001 - MM』をリリースしたが、その圧倒的な完成度のサウンドはリスナーの耳を捉えて離さない。
- 2021-11-07
- 2021-11-07
世界を覆い尽くした灰から生まれた現在と未来のための音楽『Tribe from the Ashes』
フランスのフルート奏者のジ・ドリュー(Ji Dru)、カメルーン出身の女優/歌手サンドラ・ンカケ(Sandra Nkaké)らがロックダウン中に呼びかけあって制作開始したプロジェクト、『Tribe from the Ashes』。過去の音楽の延長線上にありながらも、今を超えて未来を見据えたような独特の音楽だ。