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ギター

  • 2022-05-15
  • 2022-05-15

現代ジャズギターの頂点!ギラッド・ヘクセルマン新譜は抑制と混沌の神憑り的バランスが見事な傑作

イスラエル出身のギタリスト/作曲家ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)の2022年新譜『Far Star』は、個人的に彼の生涯ベストとなる一枚のように思う。隙を見せない作編曲、アドリブ、編成、そしてサウンドの先進性……どれをとってもアイディアと創造力に溢れ、なおかつスタイリッシュだ。

  • 2022-05-14
  • 2022-05-13

カタルーニャの新しい歌姫リア・サンパイ、圧巻の表現力で魅せる“声とギター+α”の大傑作

スペイン・カタルーニャのSSW、リア・サンパイ(Lia Sampai)がギタリスト/アレンジャーのアドリア・パジェス(Adrià Pagès)とともに作った2nd『Amagatalls de Llum』が素晴らしい。カタルーニャの歌手特有の繊細で圧倒的な歌唱表現力と、ガットギターの柔らかな響きが相まってなんとも深みのある味わいの音楽に。

  • 2022-05-08
  • 2022-05-08

カリブ×アメリカーナの才女レイラ・マッカラ、チェロもヴォーカルも深く美しい新譜

ハイチにルーツを持つ米国のSSW/マルチ弦楽器奏者のレイラ・マッカラ(Leyla McCalla)の新譜『Breaking the Thermometer』がリリースされた。ハイチ・クレオール語、フランス語、英語で歌われ、ハイチの伝統音楽やアメリカのジャズやフォークの影響がうかがえる、優雅さと素朴さを併せ持った独特の魅力を醸す。

  • 2022-04-17
  • 2022-04-16

アルゼンチン至宝の音楽。キケ・シネシ×ファクンド・フェレイラのギター/打楽器デュオ新譜

アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。

  • 2022-04-03
  • 2022-04-03

リタ・パイエス全面参加。気鋭SSWポル・バトレ待望のソロデビュー作『Salt Mortal』

スペインのSSW/ギタリストのポル・バトレ(Pol Batlle)が待望のソロ・デビューアルバム『Salt Mortal』をリリースした。彼は日本でも人気の歌手/トロンボーン奏者リタ・パイエスの夫で、リタと彼女の母エリザベト・ローマのデュオ2作目『Como la Piel』にも数曲で参加し、それまでの母娘の作品のテイストには全くなかったダーク・ファンタジーな風を吹き込んでいた張本人である。

  • 2022-04-03
  • 2024-04-01

スイスの新星ギタリスト、ルイ・マトゥテの超強力新譜!伝統と革新性が同居する現代ジャズ注目作

スイス出身のギタリスト、ルイ・マトゥテ(Louis Matute)の新作『Our Folklore』が登場した。全曲がルイ・マトゥテの作曲で、既にスイス随一といわれるギター演奏技術だけでなく、ブラジル音楽やスムースジャズ、ネオソウルなど様々な音楽から影響を受け自然と自身の音楽に取り込んでいった彼の作曲能力の高さも窺わせる内容だ。

  • 2022-04-02
  • 2023-10-09

音楽に魅入られた鬼才カルロス・アギーレ、現代アルゼンチン・サンバの静かなる傑作

現代アルゼンチン音楽の最高峰アーティスト、カルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)の新譜『Va Siendo Tiempo』はギター・アンサンブルを主題とした美しすぎるアルバムだ。近年注目を浴びるアルゼンチン音楽の有機的で肥沃なエッセンスが詰まった素晴らしい音が溢れる。

  • 2022-03-26
  • 2022-03-24

スムースジャズ女性ギタリスト、ジョイス・クーリング19歳のエヴァーグリーンな大名盤『Cameo』

米国の女性ギタリスト/作曲家ジョイス・クーリング(Joyce Cooling)のデビュー作である『Cameo』。特に1曲目「It's You」での複雑ながらスムースで美しいギターのコードワークや表現力豊かなソロ、Viva Brasilのクラウディオ・アマラル(Claudio Amaral)の伸びやかなヴォーカルには心を大いに射ち抜かれた。

  • 2022-03-22
  • 2022-05-22

イスラエル新鋭ギタリスト、オリ・アザニによる魅惑の中東ジャズロック作品『Sha’atnez』

イスラエルのギタリスト、オリ・アザニ(Ori Azani)が自身のバンド“the Hijazz Messengers”を率いて録音したデビュー作『Sha'atnez』が素晴らしい。中東音楽や父親が持っていたソウルやR&B、ロックのレコードを聴きながら育ったという。このデビュー作ではそれらの音楽的な特徴が自然に融合し、独特の世界観に昇華されている。