TAG

ギター

  • 2021-04-29
  • 2023-05-22

新鋭ギタリスト、ダン・ウィルソン 精鋭揃いの新譜

昨今斬新なスタイルのギタリストが続々登場する中で、久々に古いスタイルのジャズで最高の演奏を聴かせてくれるギタリストを聴いた気がする。米国のギタリスト/作曲家、ダン・ウィルソン(Dan Wilson)の新譜『Vessels of Wood and Earth』。彼の音楽はウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソン直系のぐいぐいと弾きまくるギターがとにかく気持ちいい。

  • 2021-04-19
  • 2021-04-18

超絶ジャムバンド、ガレージ・ア・トロワ、原点回帰の新譜『Calm Down Cologne』

2015年以来活動休止状態となっていた人気ジャムバンド、ガレージ・ア・トロワ(Garage A Trois, 通称GAT)が帰ってきた。2021年4月リリースの新譜『Calm Down Cologne』は、ドラムスのスタントン・ムーア、サックス/キーボードのスケーリック、ギターのチャーリー・ハンターという1999年にデビューした当時の3人編成に立ち返ったガレージ・ア・トロワの恍惚の即興セッションが収録されている。

  • 2021-04-18
  • 2022-09-18

デンマークの歌手リリー、ギラッド・ヘクセルマンとの親密なアメリカン歌曲集

デンマークのジャズシンガー、リリー(Lilly)が、イスラエルのギター奏者ギラッド・ヘクセルマンと米国のコルネット奏者カーク・クナフキと共に録音した極上のアメリカン・ソングブック『The Song is You』をリリースした。リリーとギラッド・ヘクセルマンは2017年に『Tenderly』で共演しているので、今作はその続編という位置付けになる。

  • 2021-04-16
  • 2023-09-19

必聴!スペインの素敵すぎる母娘デュオ、表現の幅を格段に広げた傑作2nd

トロンボーン奏者/ヴォーカリストのリタ・パイエス(Rita Payés)と、その母でギタリストのエリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)が絶賛された前作『Imagina』(2019年)に続く2作目となるデュオアルバム『Como la Piel』をリリースした。ジョアン・チャモロの元を離れたリタ・パイエスは暖かさや優しさだけではない新たな側面も見せ、アーティストとしての表現力の幅を格段に広げている。

  • 2021-04-12
  • 2021-04-12

バークリー音大出身の気鋭奏者たちが集う注目のバンド、クロスウォーク・アナーキー

ボストンのバンド、クロスウォーク・アナーキー(Crosswalk Anarchy)が面白い。鍵盤奏者/作曲家のエヴァン・ワーラマー(Evan Waaramaa)を中心とする5人組で、2019年にアルバム『Composite』でデビュー。ジャズ、ロック、ヒップホップ、R&Bなどに影響されたサウンドで、アルバム収録曲のジャンルも多岐にわたる。

  • 2021-04-09
  • 2021-04-09

個性派多弦ギター奏者チャーリー・ハンター、パーカッションをメインに表現したデルタ・ブルース

チャーリー・ハンター(Charlie Hunter)の『Patton in Percussion』はデルタ・ブルースの始祖チャーリー・パットンの名曲を、神業ギター&ベースと、ラテン気質なパーカッションで、ブルージーなのに陽気な響きのする独創的な世界観に見事に落とし込んでいる。

  • 2021-04-07
  • 2021-04-07

クラプトンやローゼンウィンケルも参加!ダニエル・サンチアゴが放つ究極の現代ブラジリアン・ジャズロック

ブラジルのギタリスト、ダニエル・サンチアゴ(Daniel Santiago)が個性的な感性で綴る新譜『Song For Tomorrow』。ブラジルで今もっとも注目される若手ペドロ・マルチンスやフレデリコ・エリオドロらの全面参加に加え、ゲストにエリック・クラプトン、カート・ローゼンウィンケル、ジョシュア・レッドマン、アーロン・パークスが参加。この面子でないと出せないであろう音が最高に楽しい。

  • 2021-04-06
  • 2021-10-01

兄ミラバッシ新譜は二人のギター奏者と。欧州〜南米を繋ぐ美しすぎる音の旅

クラリネット奏者ガブリエーレ・ミラバッシ(Gabriele Mirabassi)、ギタリストのナンド・ディ・モドゥーニョ(Nando Di Modugno)、そしてバス・ギターのピエルルイジ・バルドゥーチ(Pierluigi Balducci)の3人による極上のアルバムが届いた。クラシックのバックグラウンドを共通して持ち、個性的なジャズ・アーティストとして活躍するこのイタリアの3人による共演は2015年作『Amori sospesi』以来となる。

  • 2021-03-30
  • 2021-03-29

MPB歌手マリアーナ・アイダール、コロナ禍の素敵な“おうちプロジェクト”

ブラジルの歌手マリアーナ・アイダールとギター奏者ジュリオ・フェジューカがコロナ禍のなかで自宅録音した『Aqui em Casa, Vol. 1』がEPとしてリリースされた。アルバムには数曲でサンフォーナ(アコーディオン)奏者のコスミ・ヴィエイラとシンガーのホベルタ・サーも加わり、ブラジル北東部音楽を中心にシンプルながら洗練された美しさを持つ歌とギターを楽しめる良作だ。

  • 2021-03-28
  • 2021-03-28

ショパンやシンディ・ローパーも餌食に…奇才ピアニスト、デヴィッド・ヘルボック新譜

クラシックを原点としながら、大胆なエレクトロニカやヴォイス・パーカッション、ポエトリー・リーディングや変則バンドなど様々な表現方法で毎回驚かせてくれるオーストリア出身の奇才ジャズピアニスト/作曲家、デヴィッド・ヘルボック(David Helbock)の新譜『The New Cool』。

  • 2021-03-26
  • 2021-10-01

EDM×フラメンコギター。話題のパコ・ヴェルサイユ、待望のデビューアルバム

活動開始以来、多くのシングルをリリースしながら全くアルバムを出す気配がなく、ファンをやきもきさせてきたパコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)がついにアルバムをリリースした。デビューアルバム『Dancemenco』はその殆どがシングルリリースされた作品という、いきなりのベストアルバム的な全20曲の構成。