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ハープ

  • 2024-07-20
  • 2024-07-20

マルチェラ・カルボーニがハープで紡ぐ、珠玉のピエラヌンツィ曲集。これほど美しいジャズは他にない

1970年代以降、イタリアのジャズを牽引してきた巨匠ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunzi)がつくった美しい詩や絵画のような曲たちを、ハープ奏者のマルチェラ・カルボーニ(Marcella Carboni)が再解釈した作品『Miradas』。ゲストにはピエラヌンツィの最大の理解者であるクラリネット奏者ガブリエーレ・ミラバッシ(Gabriele Mirabassi)を迎え、目も眩むような耽美な世界が広がる。

  • 2024-04-08
  • 2024-04-08

静かなる天賦の才能。仏ハープ奏者/シンガー、ソフィー・ソリヴォー 圧巻のデビューアルバム

フランスのシンガーソングライター/ハープ奏者ソフィー・ソリヴォー(Sophye Soliveau)のソロデビュー作『INITIATION』が圧巻だ。まずは(2)「Initiation II - Wonder Why」を聴いてみてほしい。タイトだが主張のないリズムセクションの上で、幾分慎ましやかに分散コードを爪弾くハープ。鳥肌立つほど多層にも重なる女性コーラス。そして何よりも耳を惹くのは、これがデビュー作とは思えない経験値を感じさせるソフィー・ソリヴォーその人のあまりに素晴らしいヴォーカルだ。

  • 2024-03-24
  • 2024-03-24

ウェールズ出身ジャズハープ奏者アマンダ・ホワイティング、優しく力強い『The Liminality of Her』

ウェールズ出身のグランドハープ奏者/作曲家アマンダ・ホワイティング(Amanda Whiting)の2024年新譜『The Liminality of Her』が絶品だ。クラシックを学んだ確かな技術を基底に持ちながら、ジャズの即興や民族音楽的な独特のスケールを試みる演奏は彼女の好奇心の表れ。バンドメンバーとのアンサンブルも熱く、比較的珍しいジャズ・ハープの近年における最高の作品のひとつと言えるだろう。

  • 2023-12-21
  • 2023-12-16

ジャズ・ハープの新たな可能性を切り拓く! エジプトにルーツを持つ女性エレクトリック・ハープ奏者のデビュー作『Passing By』

エジプトにルーツを持つギリシャ生まれのハープ奏者、マリア=クリスティーナ・ハーパー(Maria-Christina Harper)が、イギリスのサックス奏者ジョセフィン・デイヴィス(Josephine Davies)と、ニュージーランド生まれでロンドンで活躍するドラマー、エヴァン・ジェンキンス(Evan Jenkins)とのトリオ「ハーパー・トリオ(Harper Trio)」で野心的なデビュー作『Passing By』をリリース。

  • 2023-04-10
  • 2023-04-09

HipHop世代のハープ奏者ブランディー・ヤンガー、先駆者への敬意を示す新譜『Brand New Life』

米国のハープ奏者/作曲家、ブランディー・ヤンガー(Brandee Younger)の新譜『Brand New Life』がリリースされた。今作はマカヤ・マクレイヴン(Makaya McCraven)をプロデューサー、ドラマーとして迎え、ジャズ・ハープの先駆者ドロシー・アシュビー(Dorothy Ashby, 1932 - 1986)への敬意を全面的に表した作品になっている。

  • 2022-01-18
  • 2024-02-10

日本語の歌も歌う、チュヴァシの伝統と未来を見つめるバンド「DIVA Ethno Future Sound」

ロシア連邦チュヴァシ共和国に根付く伝統音楽を軸に活動するバンド、DIVA Ethno Future Sound のデビュー作『Chuvash Stanzas & Songs』が素晴らしい。バンドはヴォーカル、ピアノ、ハープ、木管の4人編成で、シンプルな楽曲構成にゆったりとオーガニックなサウンドに心が安らぐ。

  • 2021-06-08
  • 2021-06-07

超絶ハープ奏者エドマール・カスタネーダ、家族をテーマにしたラテンジャズ新譜

上原ひろみやヤマンドゥ・コスタとの共演などで知られるコロンビア出身の超絶技巧のアルパ奏者、エドマール・カスタネーダ(Edmar Castaneda)が新譜『Family』をリリースした。タイトル通り、ヴォーカリストの妻や二人の子供もコーラスで参加したヴィジュアル的には家庭的な作品だが、ジャズやファンクやタンゴなどを自在にブレンドし超絶技巧で仕上げた音楽には現代ジャズらしい独特の緊張感が漂う。

  • 2020-11-28
  • 2021-12-08

マシュー・ハルソール、自然への畏怖を表明する新譜『Salute to the Sun』

トランペット奏者/作曲家/プロデューサーのマシュー・ハルソール(Matthew Halsall)が新譜『Salute to the Sun』をリリースした。アルバムはマンチェスターの注目すべき若手を多数フィーチュアした7人編成で、特徴的な音型の繰り返しや、ハープやカリンバといったジャズでは珍しい楽器による表現がスピリチュアルな印象を増幅させる。

  • 2020-06-27
  • 2020-08-05

静かなる『反逆の鐘』を鳴らすイスラエルの若き女性SSW/ハープ奏者、レナナ・ネーマン

イスラエルの1991年生まれの女性シンガーソングライター/ハープ奏者、レナナ・ネーマン(Renana Ne'eman)のセカンドアルバム『Rebel Bell』。「反逆の鐘」という不穏なタイトルが冠された本作は、美しいハープの響きと英語とヘブライ語で歌われる少しダークで素朴な歌、そしてさりげなく洗練された音響処理などが相まってとても独特な魅力的に満ちた作品だ。