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インド音楽

  • 2026-03-27
  • 2026-03-27

魅惑のカルナティック・プログレメタル!人気ギタリスト、マティアス・エクルンドの超絶新譜

スウェーデン出身の人気ギタリスト/作曲家、マティアス・"IA"・エクルンド(Mattias IA Eklundh)が放つ、プログレッシヴ・メタル×南インドの超絶バンド、フリーク・オーディオ・ラボ(Freak Audio Lab)の第一弾アルバム『Resist The Erosion』。バンドメンバーにインド出身でコナッコルとムリダンガムの名手B.C.マンジュナート(B.C. Manjunath)、そしてイスラエルの現代プログレ界隈で最強のリズム・セクションともいえるドラマーのヨゲフ・ガバイ(Yogev Gabay)とベースのリオール・オゼリ(Lior Ozeri)を迎え、激しく色彩豊かな音が繰り広げられる驚くべき作品だ。

  • 2026-03-11
  • 2026-03-14

アプールヴァ・クリシュナ 「ただ在る」という境地から生まれた、現代ジャズとインド古典の融合の極み

人類が長い歳月と数えきれないほどの犠牲から学んだ末に築き上げた秩序を、人気者の利己的な指導者が実にカジュアルに壊してゆく。このやりきれない世界で、「愛だけが真実だ!」と確信をもって言える人がどのくらいいるだろうか?インドを拠点にグローバルに活躍するヴァイオリン奏者、アプールヴァ・クリシュナ(Apoorva Krishna)の新作『Only Love is Real』は、「東洋と西洋の出会い」といった手垢のついた言葉を超え、「ただ在る(being)」という境地から生まれた。

  • 2026-03-07
  • 2026-03-17

テナーサックスの導師オデッド・ツール、その管に吹く微風、そして痛みを伴った驚くほど激しい熱風

オデッド・ツール(Oded Tzur)が奏でるテナーサックスは、ごくごく普通の真鍮製の楽器なのに、なぜだか“木の音”がする。もっと言えば、木管の中をとおる、“風の音”がする。オデッド・ツールのテナーサックスはいつもとても繊細で、まるでヨガの呼吸の延長にあるかのようだった。けれど、2026年3月初頭にリリースされた彼の新作『Make A Sound』を聴いて、正直僕はかなり驚いた。

  • 2026-01-11
  • 2026-01-11

グラミー賞ノミネート、圧巻の“空間オーケストレーション”の芸術。ジャスティン・グレイ『Immersed』

カナダ・トロントのベーシスト/作曲家/サウンドエンジニアのジャスティン・グレイ(Justin Gray)の2025年作『Immersed』は、ジャズとインド音楽の大胆な融合を、総勢38名の音楽家の参加によって壮大に体現した稀有な作品だ。最新の空間オーディオ技術など音楽への没入感を評価するグラミー賞の部門「最優秀イマーシブ・オーディオ・アルバム(Best Immersive Audio Album)」にノミネートされるなど、音楽・音響の両面で極上の体験を味わうことができる。

  • 2025-12-29
  • 2025-12-27

ヒップホップ×インド古典音楽×ジャズの衝撃!“カモフラージュこそが芸術の真髄だ”

フランスの鍵盤奏者アレクサンドル・エレール(Alexandre Herer)による 『Bombay Experience』は、ジャズ、インド古典音楽、そしてヒップホップが高度に融合した稀有なアルバム。インドのヒップホップ・シーンを一変させたラッパーマンミート・カウル(Manmeet Kaur)と、ムリダンガム/コナッコルの名手B.C. マンジュナート(B.C. Manjunath)という二人のインド出身ミュージシャンが参加し、驚くほど緻密なリズムとグルーヴで斬新な音楽を聴かせてくれる。

  • 2025-11-28
  • 2025-11-26

総勢300人以上の音楽家が参加。カルナティック・プログレの雄、Agamが放つ伝統と革新の極致

インド・カルナータカ州都ベンガルールを拠点とするカルナティック・プログレッシヴ・ロックバンド、アガム(Agam)が8年の制作期間を要し完成させた3rdアルバム『Arrival of The Ethereal』。長い歴史を持つインド古典音楽と近代的なプログレの絶妙なブレンドは斬新で、その高い完成度も相まって新鮮な驚きに満ちた壮大な音楽世界が展開される優れたアルバムだ。

  • 2025-08-13
  • 2025-08-12

価値観を変えうる衝撃的音楽体験…! ヴァリジャシュリー・ヴェヌゴパル『Vari』ライヴ盤

当サイト『ムジカテーハ』では普段はあまりライヴ盤は紹介しないのだけど、何度か繰り返し聴いているうちに、その特別さをスルーするわけにはいかなくなってきてしまいました。ヴァリジャシュリー・ヴェヌゴパル(Varijashree Venugopal)の『Vari』から厳選された7曲を収録したライヴ盤。後頭部をハンマーで打たれるような強い衝撃を受ける、驚くべき作品です。

  • 2025-06-18
  • 2025-06-16

北インド古典音楽に根差した実験的現代フュージョン。サロード奏者アヴラ・バネルジー“旋律の波”

伝統的な北インドの古典音楽を軸にしながら、西洋音楽やジャズを取り入れた独自の音楽観で知られるインド(バーラト)出身のサロード奏者/作曲家アヴラ・バネルジー(Avra Banerjee)が新譜『Swar Lahari』(旋律の波)をリリースした。多数のインド古典音楽界の著名ミュージシャンとのコラボレーションを特徴としており、グローバルな感覚とも呼応する現代的な作品に仕上がっている。

  • 2025-06-02
  • 2025-11-18

世界の不条理の中で、音楽に祈りを込める“現代最高の歌手”ガナーヴィヤの新譜『Nilam(土地)』

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが“現代音楽界で最も魅力的な歌手の一人”と評価したシンガーソングライター/マルチ奏者ガナーヴィヤ(Ganavya)が、新作『Nilam』をリリースした。“スピリチュアル”という形容が相応しい控え目な楽器群の音と、それに溶けるようなおおよそ私達と同じ人間の歌唱とは信じがたい声によって、この若いアーティストがどれほど奇跡的な音楽家であるかを思い知らせるような作品と言って過言ではないだろう。

  • 2025-05-04
  • 2025-05-04

国境なきドラムの“神”、トリロク・グルトゥが新作『Mirror』で魅せる多文化音楽の精神的深化

50年以上にわたりインドと西洋の音楽の架け橋であり続けるインド出身の打楽器奏者/作曲家トリロク・グルトゥ(Trilok Gurtu)が新譜『Mirror』をリリースした。アルケ・ストリング・カルテット(Arke String Quartet)との再共演となる今作は、彼のキャリアを通じて一貫している多文化的なアプローチをさらに深化させたものだ。インドの伝統音楽に深く根差しながら、ジャズやファンク、西洋の古典音楽、アフリカの伝統的なリズムなど様々な文化的要素が見事に調和したリズムが素晴らしい。

  • 2024-12-30
  • 2024-12-23

NYのインド系ヴァイオリン奏者アルン・ラママーシーが表現する、悠久のカルナティック・ジャズ

ヴァイオリン奏者/作曲家のアルン・ラママーシー(Arun Ramamurthy)は米国生まれだが、南インドのベンガルール生まれの祖母アージによってカルナティック音楽を学び、その経験からジャズとカルナティック音楽を自然に融合させた独自の道を探求している。彼の新作『New Moon』は同じくインド系のドラマー/タブラ奏者のサミール・グプタと、世界中のトップ・ミュージシャンと共演歴のあるベーシストのデイモン・バンクスとのトリオ作で、独創的なカルナティック・ジャズが悠久の歴史の新たな交叉点を感じさせる内容となっている。

  • 2024-12-17
  • 2024-12-16

洋の東西からアンダルシアに流れ着き、そこで混ざり合った音楽の現在地。メロン・ヒメネス『Confluencias』

デュオとしてのデビュー作『Rosa de los Vientos』(2022年)が話題となったギタリストのメロン・ヒメネス(Melón Jiménez)とバンスリ奏者ララ・ウォン(Lala Wong)の異色デュオによる新譜『Confluencias』がリリースされた。名義はメロン・ヒメネス単独だが、実質はララ・ウォンとの双頭作品で、今作ではエレクトロニックの要素もほどほどに加えた魅力的なエスニック・フラメンコが展開される。

  • 2024-09-29
  • 2024-09-27

パキスタン発・稀代のミクスチャージャズバンド Jaubi、新章の始まりを告げる2ndアルバム

パキスタン北西部の都市ラホールを拠点とするバンド、ジャウビー(Jaubi)の音楽には目を見張るものがある。ウルドゥー語で“何でも”を意味する言葉にちなんで名付けられた彼らのモットーは「良い音と良い気分のものを何でも作る」であり、その宣言通りにヒンドゥスターニー古典音楽、スピリチュアルジャズ、ファンク、ヒップホップなどをごちゃ混ぜにする。そんな彼らが、“新章”と呼ぶに相応しい新作『A Sound Heart』でさらに進化した姿を見せた。

  • 2024-07-06
  • 2024-07-06

独自の“ワールド・ミュージック”を探求するAO Music、多文化共生を祝う新作『Otherness』

AO(エイオー)とは、古代ポリネシア語で“純粋な光”あるいは“すべての色”を指すらしい。セントルイス出身のリチャード・ギャナウェイ(Richard Gannaway)とジェイ・オリヴァー(Jay Oliver)を中心に2000年にデビューしたエイオー・ミュージック(AO Music)。独自の“ワールド・ミュージック”を探求し続けてきた彼らが、通算7枚目の新作『Otherness』をリリースした。