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ジャズ

  • 2021-12-03
  • 2021-11-29

歴史あるアルメニア国立ジャズオーケストラ、同国伝統音楽を絢爛なアレンジで聴かせる新譜

State Jazz Orchestra of Armenia はその名の通りアルメニアの国立ジャズオーケストラ。1938年に創立され、旧ソ連全土で公演を行い広く愛されてきた。そんな彼らの2021年の新譜が『Menq U Munq』。全曲がアルメニアの作曲家によるものであり、何世紀にもわたるアルメニアの音楽の伝統を新しい解釈で現代に蘇らせている。

  • 2021-12-01
  • 2021-11-30

占星術にインスパイアされた無国籍ジャズ・フルート、イタイ・クリス新譜

フルート奏者、イタイ・クリス(Itai Kriss)の新譜 『Supermoon』は、プエルトリコ、イスラエル、キューバ、米国という多国籍バンドで作り上げたジャズ作品。宇宙や占星術にインスパイアされたということでスピリチュアルな響きも持つが、軽やかに舞うフルートやパーカッションをサウンドの中心としたラテン感覚がベースとなっており、創造的で面白い。

  • 2021-11-29
  • 2021-11-24

ピアソラの遺伝子を受け継ぐジャズ・タンゴ・セクステット「Escalandrum」が再び挑むピアソラ曲集

ルゼンチン・タンゴとジャズの融合で人気のグループ、エスカランドラム(Escalandrum)の『100』は同バンドのリーダーでありドラム奏者のダニエル“ピピ”ピアソラ(Daniel "Pipi" Piazzolla)の祖父アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921 - 1992)の生誕100年を記念したトリビュート・アルバム。

  • 2021-11-28
  • 2021-11-28

ユニークな先鋭ショーロバンド、アサニャード・クアルテート『Jararaca』

2015年のデビュー作『Feira』でユニークなショーロを聴かせてくれたミナスジェライスの4人組、アサニャード・クアルテート(Assanhado Quarteto)の新譜『Jararaca』は、ブラジルの様々なリズムやジャズを飲み込み、より音楽性の幅が広がった作品となった。プロデュースはハファエル・マルチニ(Rafael Martini)が務めている。

  • 2021-11-25
  • 2021-11-24

ブルーノート・レコードの遺産を敬意を込めて大胆にリミックスしたマカヤ・マクレイヴン新譜

ジャズクラブ「バードランド」の名物司会者ピー・ウィー・マーケットの有名なMCで始まる(1)「A Slice Of The Top」を聴けば、この作品がジャズの歴史とともに歩んできたブルーノート・レコーズが積み重ねてきた大いなる遺産と、アメリカの音楽文化へのリスペクトであることがすぐに感じられて胸が熱くなる。

  • 2021-11-24
  • 2021-11-24

フレンチボッサ人気デュオTom&Joyceのトム、最新ソロ作は意外すぎるジミヘン曲集

フレンチボッサの人気デュオTom&Joyceの片割れ、トーマス・ネイム(Thomas Naïm)のソロ新作は、なんとエレキギターの神様ジミ・ヘンドリックス曲集。ガットギターではなくエレクトリックギターでジミヘンをカヴァーする彼の音楽は、前述のデュオのおしゃれなサウンドをイメージして聴くと随分意外に感じられる。

  • 2021-11-23
  • 2022-02-11

ヴォーカルアンサンブルとピアノトリオによる耽美な北欧ジャズ作品『Dimma』

デンマークの新進ヴォーカル・アンサンブル、アンサンブル・エッジ(Ensemble Edge)の『Dimma』は、ピアノトリオと透明感のあるヴォーカルを中心に、北欧やロシアの民謡とジャズを結び合わせる美しい音楽が展開される。スウェーデンの伝説的ジャズピアニスト、ヤン・ヨハンソン(Jan Johansson, 1931 - 1968)へのトリビュート作品。

  • 2021-11-21
  • 2021-11-19

若きトランペッター/歌手アンドレア・モティス、新譜はWDRビッグバンドとの迫力ある共演

スペインの少年少女ジャズ楽団、サン・アンドレウ・ジャズバンド出身の人気トランペット奏者/シンガーのアンドレア・モティス(Andrea Motis)が、欧州を代表するビッグバンド、WDR Big Bandと共演した新作『Colors & Shadows』。聴いていて明るく楽しく幸せな気分になれる音楽。

  • 2021-11-20
  • 2024-09-23

イブラヒム・マアルーフが思い出の教会で静かに奏でる、かつて子供だった大人のためのクリスマス曲集

イブラヒム・マアルーフ(Ibrahim Maalouf)初のクリスマス曲集『First Noel』。今作にはクリスマスのスタンダード曲など計28曲が収録されており、柔らかな音色のトランペットや8人のクワイアなどで厳かに演奏される。多くの人にとって子供時代の特別な記憶であるクリスマスの日の気持ちがあたたかく蘇る素晴らしいアルバムだ。

  • 2021-11-19
  • 2021-11-19

鬼才ギタリスト/ロテム・シヴァン、NYジャズの精鋭たちと作り上げた創造的な新譜

イスラエル出身のギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の新作『Far From Shore』は、ゲストにアーサー・ムーン(Arthur Moon)、ブラクストン・クック(Braxton Cook)、タナ・アレクサ(Thana Alexa)、BIGYUKIなどニューヨークで活躍する若手アーティストたちを迎え、R&Bやネオソウル色を強めた作品になっている。

  • 2021-11-13
  • 2021-11-12

巨匠チャーリー・パーカーの名曲群を驚くべきアレンジで楽しむSWR Big Band『Bird Lives』

ドイツの名門ビッグバンド、SWR Big Band がスウェーデンのサックス/フルート奏者マグヌス・リングレン(Magnus Lindgren)を主役のソリストに、そしてアレンジャー/ピアニストとしてジョン・ビーズリー(John Beasley)を迎え、モダンジャズの巨匠チャーリー・パーカーが作曲・愛演した名曲群を録音した新作『Bird Lives』。

  • 2021-11-12
  • 2021-11-12

【PLAYLIST】心が洗われる北欧ジャズ ベストセレクション

北欧ジャズ(Nordic Jazz)とは、その名の通り北ヨーロッパ出身の音楽家によって演奏されるジャズのことで、メロディーやハーモニーの響きが美しく、心が洗われるような透明感が特徴的です。いわゆるスウィングと呼ばれる跳ねたリズムは北欧ジャズではほとんど見られず、緊張感よりも抒情性を重視した演奏が典型的です。