- 2020-02-11
- 2020-02-11
注目の7弦ギター奏者ルーカス・テレス、ミナス新世代にコネクトした鮮烈デビュー盤
ミナスジェライス州都ベロオリゾンチを拠点に活動する7弦ギター奏者/作曲家のルーカス・テレス(Lucas Telles)も“ミナス新世代”の新たな注目株の一人だ。2019年夏に発表されたデビューアルバム『Outono』は、日本では全くといっていいほど話題になっていないが、充実したシーンの一端を垣間見ることができる傑作だ。
ミナスジェライス州都ベロオリゾンチを拠点に活動する7弦ギター奏者/作曲家のルーカス・テレス(Lucas Telles)も“ミナス新世代”の新たな注目株の一人だ。2019年夏に発表されたデビューアルバム『Outono』は、日本では全くといっていいほど話題になっていないが、充実したシーンの一端を垣間見ることができる傑作だ。
ダヴィ・フォンセカ(Davi Fonseca)。ジャズを消化したピアニストでありプログレッシブな曲を書く作曲家、そして特徴的な声を持つ優れたシンガーである彼を紹介するのに、今こそ“ミナス新世代”という言葉を久々に使いたい。アルバム『Piramba』でデビューしたばかりのダヴィ・フォンセカこそ、ミナス新世代と呼ばれるミュージシャンの中でも突出した新たな才能で、最も注目されるべき音楽家だ。
ブラジル南東部のカンポ・グランヂ出身のSSW、タミレス・タヌース(Thamires Tannous)の2ndアルバム『Canto-correnteza』は、シンプルで美しい編曲にブラジル土着のリズム、そこにタミレス・タヌースの透き通る自然体の歌声が微風のように乗る極上のMPB作品だ。
アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)の2013年リリースの2ndアルバム『Só』の紹介。予想を裏切る楽曲の展開、変拍子に難解なポリリズム、哲学的な歌詞など凡人の理解力では到底追いつけないインテリジェンスを秘めながらも、ミナスの新世代と呼ばれる音楽家たちに共通する妙に親しみ深い音楽性で全ての楽曲に魅力を感じてしまう。
ルイーザ・ブリーナ(Luiza Brina)の新作『Tenho Saudade Mas Já Passou』は、ミナス新世代の女性シンガーらしい柔らかさが魅力的なアルバム。
アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)といえば、現代ブラジル音楽の中でもっとも人気のあるアーティストの一人であることは疑いようがない。
ミナス新世代を代表するアーティスト3人が2018年末のクリスマスの日、予告なくデジタル配信リリースしファンを歓喜させた作品『Rã』