- 2022-12-01
- 2025-10-26
ジャズ・ヴィブラフォンの表現を次のレベルへと導く。パトリシア・ブレナンの芸術的新譜
パトリシア・ブレナン(Patricia Brennan) というヴィブラフォン奏者の新作を聴いてびっくりした。今作『More Touch』はメキシコに生まれ現在は米国で活動する彼女の2ndアルバムとのことだが、従来のメインストリームのジャズにはない現代音楽的な和音やフレージング、そして要所で極端なピッチベンドやエフェクトをかけた耳に残る奇妙なヴィブラフォンの音。
パトリシア・ブレナン(Patricia Brennan) というヴィブラフォン奏者の新作を聴いてびっくりした。今作『More Touch』はメキシコに生まれ現在は米国で活動する彼女の2ndアルバムとのことだが、従来のメインストリームのジャズにはない現代音楽的な和音やフレージング、そして要所で極端なピッチベンドやエフェクトをかけた耳に残る奇妙なヴィブラフォンの音。
オーストラリア出身、アフリカ音楽を探求するパーカッション奏者ジュリアン・ベルバキアー(Julian BeBachir)のデビュー作『Babdoukkala』。西アフリカを代表する弦楽器、コラに似たンゴニ(N'goni)を独自に改良した楽器も用い、セネガル出身のラミネ・ソンコ(Lamine Sonko)やギニア出身マリン・シラ(Malin Sylla)らをゲストに迎えた恍惚のアフリカ音楽が展開される。
ポーランドのピアニスト、レシェック・モジジェル(Leszek Możdżer)と、スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン(Lars Danielsson)、そしてイスラエルの打楽器奏者ゾハール・フレスコ(Zohar Fresco)。 長らく北欧ジャズのシーンを牽引してきたこの3人がオランダの室内楽集団ホラント・バロック(Holland Baroque)を迎え録音した稀有な室内楽×北欧ジャズのハイブリッド作品『Just Ignore It』。
プエルトリコ出身のアルトサックス奏者/作曲家ミゲル・ゼノン(Miguel Zenón)の新譜『Música De Las Américas』がリリースされた。タイトルやジャケットに示されているとおりアメリカ大陸の歴史が紡いできた様々な物語にインスパイアされており、ラテンアメリカの多様な文化への敬意を表明した作品となっている。
フランスの3人のマルチ器楽奏者/シンガーソングライターで構成されるバンド、Soadanの新譜 『Pieds Nus』。西アフリカ、マダガスカル、モーリシャス、レユニオン島といった地の音楽文化に強く影響を受けた作品で、フランス語で歌われる全10曲は様々な音楽的要素が混在した結果、現代的な響きを伴って心地よく耳に届く。
マケドニアにルーツを持ち、独学でベースやヴィオラ、マンドリン、パーカッション、ヒューマンビートボックスなどをマスターしたフランスの音楽家ストラショ・テメルコフスキー(Stracho Temelkovski)のデビュー作『The Sound Braka』。40歳を越えてのデビューアルバムは、今まで広く明らかにされていなかったその卓越した才能を世界に知らしめる驚異的なアルバムだ。
フランスを代表するジャズ・クラリネット奏者ルイ・スクラヴィス(Louis Sclavis)が、チェロ2台とパーカッションという意欲的なカルテットで録音した2022年新譜『Les Cadences du Monde』。前衛的な室内楽といった形容が相応しい、美しく芸術的な音楽だ。
プログレを原点とし、ジャズやフラメンコなど幅広いスタイルで活躍するスペインのピアニスト/作曲家チャノ・ドミンゲス(Chano Dominguez)、ペルーの楽器カホンを初めてフラメンコの世界に持ち込んだブラジルの打楽器奏者ルベン・ダンタス(Rubem Dantas)、ブラジルの天才的バンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)というレジェンド級の3人が集い、誕生したアルバム『Chabem』。
ドイツ・ベルリンの7人組バンド、Jembaa Grooveのデビュー作『Susuma』が、かなり良い。 西アフリカの音楽、ソウル、ファンク、ジャズなどが融合した音楽性が魅力的なJembaa Grooveは、2020年末にガーナ生まれ・ナイジェリア育ちのシンガー/パーカッション奏者のエリック・オウス(Eric Owusu)と、ベルリンのベーシスト/作曲家のヤニック・ノルティング(Yannick Nolting)が出会って生まれた。
スペインのギタリストホセミ・カルモナ(Josemi Carmona)と、ベース奏者ハビエル・コリーナ(Javier Colina)、そして打楽器奏者バンドレロ(Bandolero)の共同名義による第3作『Vida』がリリースされた。フラメンコ・ジャズの筆頭格と高く評価された3人による必聴盤だ。
イタリア南部の伝統音楽を復興させる活動を続ける作曲家/打楽器奏者/シンガーのアントニオ・カストリニャーノ(Antonio Castrignanò)。彼の新作『Babilonia』は、その名のとおりメソポタニア文明の中心にあった古代都市バビロンをテーマに据えた壮大な抒情詩だ。
アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。
ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)やマリア・ベラルド(Maria Beraldo)らが参加するブラジルのショーロバンド、Abrideira。この6人組の唯一の作品となったセルフタイトルのアルバム『Abrideira』が2021年に再発された。
Snarky PuppyやBanda Magdaなどで活躍するアルゼンチン出身打楽器奏者/作曲家、マルセロ・ウォロスキ(Marcelo Woloski)のデビューアルバム 『Mundo Por Conocer』。アルバムには10ヶ国以上から30名近い音楽家が参加し、躍動感の溢れる音楽がとても魅力的な一枚だ。