- 2019-12-10
- 2022-07-30
南インドにルーツを持つベーシスト、ハリシュ・ラガヴァンがJAZZに刻んだひとつの歴史
2007年にイリノイ州からニューヨークに到着して以降、カート・エリングやアンブローズ・アキンムシーレ、ウォルター・スミス3世、ヴィジェイ・アイヤー、エリック・ハーランド等々数多くのアーティストと共演を重ねてきた稀代のベーシスト、ハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)による待望の初リーダーアルバム『Calls for Action』がリリースされた。
2007年にイリノイ州からニューヨークに到着して以降、カート・エリングやアンブローズ・アキンムシーレ、ウォルター・スミス3世、ヴィジェイ・アイヤー、エリック・ハーランド等々数多くのアーティストと共演を重ねてきた稀代のベーシスト、ハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)による待望の初リーダーアルバム『Calls for Action』がリリースされた。
米国のピアニスト、マーク・コープランド(Marc Copland)の新譜『And I Love Her』は、彼らしい独創的なハーモニー感覚が存分に楽しめる快作だ。ベースのドリュー・グレス、ドラムスのジョーイ・バロンとのリリカル&ファンキーな演奏がクセになるジャズ。
セルジオ・メンデスの2019年の新作『In the Key of Joy』は、やはり2006年以降ずっと踏襲し続けている『Timeless』フォーマットに則った作品だった。
私がまだ20代はじめの頃、ちょっと背伸びをしてジャズを聴きはじめていた頃。何も知らないまま、ジャズに詳しい友人に勧められるがままに最初に買ったジャズアルバムが、オスカー・ピーターソンの『We Get Requests』とビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』だった。
ブラジル出身のギタリスト/作編曲家、ロウレンソ・ヘベッチス(Lourenço Rebetez)の2016年作品『O Corpo de Dentro』はアフロブラジル音楽と現代ジャズを繋ぐ近年の重要作だ。
ネイト・スミスの『Pocket Change』は混じりっけゼロ、正真正銘の“ソロドラム”だ。彼のヴォイスは入っているが、歌やコード楽器、メロディー楽器は一切なし。清々しいほどにこのアルバムにはリズムしかないが、逆にドラムスという楽器の本質、突き詰めればリズムの本質が凝縮されたアルバムだ。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が2019年9月、新譜『Rubberband』を発表した。この最高にクールな作品は、マイルス・デイヴィスが1985年に録音していながら、お蔵入りになっていたアルバムのゾンビだ。
アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)のヴォーカリスト/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)がソロアルバム『Jaime』を発表した。タイトルには病気のため13歳でこの世を去った4歳年上の姉の名が冠されている。ロバート・グラスパーやネイト・スミスも参加。
世界的ピアニスト上原ひろみが“色彩”をテーマに放つソロピアノ作品『Spectrum』は、類稀なピアノの魔術師による圧倒的なピアノ演奏が楽しめる。
アゼルバイジャン出身の注目のピアニスト、シャヒン・ノヴラスリ(Shahin Novrasli)の2019年作『From Baku to New York City』は、これまでアゼルバイジャンの首都バクーを中心に活動していた彼が、米国ニューヨークというジャズの爆心地にその活動の領域を移し発表した最初の作品。
NYで活躍する女性ベーシスト、リンダ・メイ・ハン・オー(Linda May Han Oh)の4枚目のフルアルバムとなる2019年作『Aventurine』は、これまでもアルバムを発表するたびに新しい才能を解放して見せてきた彼女の底知れない可能性をさらに押し広げた素晴らしい作品だ。
今もっとも注目されるキューバ生まれのピアニスト、ファビアン・アルマザン(Fabian Almazan)の新譜『This Land Abounds with Life』。85分に及ぶこの壮大なアルバムを聴き込めんでいくうち、ファビアン・アルマザンがこの作品に込めたただ美しいだけにとどまらない複雑な感情や物語性をも感じ取れるはずだ。
2015年のセロニアス・モンク国際ジャズコンペティションと、2013年のサラ・ヴォーン・ジャズ・コンペティションの両方で優勝した実力派ジャズシンガー、ジャズメイア・ホーン(Jazzmeia Horn)の2ndアルバム『Love And Liberation』が話題だ。
オーストラリア出身、現在はNYで活躍するテナーサックス奏者トロイ・ロバーツ(Troy Roberts)の2018年作『Nu-Jive Perspective』はジャズをベースに、ファンク、R&B、ラテンなどの要素をMIXした力強くグルーヴする演奏が魅力的な作品。