- 2020-06-28
- 2020-06-28
ブラジル北東部音楽と現代ポップスの融合で人気のマリアーナ・アイダール『Veia Nordestina』
ブラジル北東部の伝統音楽と現代的なポップスを混ぜ込んだ音楽性が人気のSSWマリアーナ・アイダールの2019年作。アルバムタイトルの意味は「北東部の静脈」。これまでの彼女のスタイルと同じく、伝統的なリズムと現代的なサウンドを織り交ぜた独創的なブラジル音楽だ。
ブラジル北東部の伝統音楽と現代的なポップスを混ぜ込んだ音楽性が人気のSSWマリアーナ・アイダールの2019年作。アルバムタイトルの意味は「北東部の静脈」。これまでの彼女のスタイルと同じく、伝統的なリズムと現代的なサウンドを織り交ぜた独創的なブラジル音楽だ。
イスラエルの1991年生まれの女性シンガーソングライター/ハープ奏者、レナナ・ネーマン(Renana Ne'eman)のセカンドアルバム『Rebel Bell』。「反逆の鐘」という不穏なタイトルが冠された本作は、美しいハープの響きと英語とヘブライ語で歌われる少しダークで素朴な歌、そしてさりげなく洗練された音響処理などが相まってとても独特な魅力的に満ちた作品だ。
ブラジルのSSW、レニーニ(Lenine)が2004年にハミロ・ムソット、ジューサとのトリオ編成でフランス・パリで行った伝説的ライヴの完全版『Lenine In Cité (Deluxe)』が、ついにデジタルリリースされた。
アルゼンチン・コルドバを拠点に活動する女性チェリスト3人によって結成されたフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)が最高だ。クラウドファンディングを通じて2018年にリリースされたデビュー作『Nido』につづき、2020年にリリースされた2ndアルバム『Andorinha』も文句なしに素晴らしい内容だった。
これはUKの現代ジャズシーンで、もっともレベルが高く、聴くべき一枚だ。ロンドンのベーシスト、ダニエル・カシミール(Daniel Casimir)とヴォーカリスト、テス・ハースト(Tess Hirst)の共同名義によるデビューアルバム『These Days』(2019年)。
ポーランド出身の人気ピアニスト/作曲家ハニャ・ラニ(Hania Rani)。彼女の新譜『Home』では、これまでのポストクラシカルなピアノとアンビエントな音響効果に加え、初めて自身のヴォーカルをフィーチュアした曲が数曲収録されており新たな魅力を見せた。
ブラジル音楽のレジェンドの一人、ジョアン・ボスコ(João Bosco)の3年ぶり新譜『Abricó-de-Macaco』は、ブラジル音楽の真髄とクリエイティヴなイマジネーションに満ちた素晴らしく充実したアルバムだ。
クラシック音楽に止まらない活躍を見せる“世界一のチェリスト”ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)が、アメリカーナ音楽のバンド、ゴート・ロデオ(Goat Rodeo)との共演第二弾となるアルバム『Not Our First Goat Rodeo』をリリースした。このメンバーでのアルバムは2011年作『The Goat Rodeo Sessions』以来となる。
イスラエルのSSW/ドラマー/パーカッショニストのイシャイ・アフターマン(Yshai Afterman)による2019年作『Naomi』は、カルテット編成のジャズバンドに男女ヴォーカルが印象的な素晴らしい作品だ。そのメンバーの多様なバックグランドから繰り出される演奏は、所謂“イスラエルジャズ”の範疇に止まらない。
イスラエルの歌手イリット・デケル(Irit Dekel)と、マルチ奏者エルダッド・ジトリン(Eldad Zitrin)によるデュオアルバム『Last of Songs』は、ボサノヴァの名曲「Chega de Saudade」やジャズスタンダードなどに中東音楽のスパイスをだいぶかけすぎた、斬新なアルバム。
ブラジル・ミナスのシンガーソングライター/ギタリストのレオ・ヒベイロ(Leo Ribeiro)のソロデビュー作『Paisagem』(2019年)を聴いた。サウンドはパット・メセニーや同郷のトニーニョ・オルタを思わせるような浮遊感のあるジャジーMPBで、シンセの音色などは80年代的な懐かしさもあって特徴的だ。これはまた面白い新人がミナスから現れたな、なんて思いながらどんな人なのかチェックしようとYouTubeで検索して驚いた──
アルゼンチン、コルドバ出身のSSW/ピアニストのクララ・プレスタと、同郷のベーシスト、フェデリコ・セイマンディによるデュオ作品『Casa』は、スペイン語で「家」を意味するタイトルが示す通りに、クララ・プレスタの自宅で生まれたばかりの娘フランシスカの授乳の合間を縫って録音されたという作品だ。耳元で奏でられるようなドメスティックな音楽が夢見心地な、深い慈しみが溢れ出た傑作。
ミルトン・ナシメントやロー・ボルジェスらと活動してきたことで知られるブラジルが誇る偉大なSSW/ギタリストのトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)が2枚組の新譜『Belo Horizonte』をリリースした。自身の70歳&音楽活動50周年を記念して制作されたという今作はまさにトニーニョ・オルタの集大成とも言える内容だ。
イスラエルの人気歌手/女優であるエステル・ラダ(Ester Rada, 1985年 -)は、ベタ・イスラエルをルーツに持つ注目の女性アーティストだ。「ベタ・イスラエル(Beta Israel)」とは、エチオピアに住むユダヤ人(古代イスラエル王国が分裂したときにアフリカに移住した人々の末裔)の呼称。