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ヴォーカル

  • 2023-11-28
  • 2023-11-28

MPB界の女神マリーザ・モンチ(Marisa Monte)、カエターノやルイス・ゴンザーガを歌ったライヴ録音盤をリリース!

 MPB界の女神的存在のマリーザ・モンチ(Marisa Monte)が新譜をリリース! 内容は、前作『Portas』のリリースツアーの音源の中からツアー基本のセットリスト以外で取り上げたレアな楽曲7曲をまとめたもの。カエターノ・ヴェローゾ作品、カシアーノ作品、ルイス・ゴンザーガ作品などを取り上げています。美しい歌声を堪能できる作品が届きました。

  • 2023-11-27
  • 2023-11-27

ヴォーカリスト/即興音楽家サニー・キムがヴァルダン・オヴセピアン、ベン・モンダーと創り上げた“静寂の音世界”

韓国出身のヴォーカリスト/即興音楽家サニー・キム(Sunny Kim)と、アルメニア出身のピアニストのヴァルダン・オヴセピアン(Vardan Ovsepian)、そして米国のギタリストのベン・モンダー(Ben Monder)による“静寂”をテーマにした即興音楽プロジェクト『Liminal Silence』。ここにある音は終始瞑想的で、タイトルのとおり音楽と静寂の間にある機微な閾を表現する。

  • 2023-11-26
  • 2023-11-26

ファビアーナ・コッツァ、ネイ・ロペスの新曲を歌う! サンバの伝統美が満載の新譜『Urucungo』

ブラジルを代表するサンバ歌手ファビアーナ・コッツァ(Fabiana Cozza)が、同じく伝説的サンビスタで今年80歳になるリオデジャネイロ出身の作曲家ネイ・ロペス(Nei Lopes)の新曲を歌ったアルバム『Urucungo』をリリースした。アルバムには7弦ギタリストのジアン・コヘアやバンドリン奏者エンリケ・アラウージョといった現在のブラジル音楽シーンを代表する若手のほか、ゲストでイレッシやギンガなども参加し正統派のサンバ・アルバムとして圧倒的なクオリティの作品に仕上がっている。

  • 2023-11-25
  • 2023-11-25

壮絶な半生を背負うユーロヴィジョン優勝歌手ジャマラ、クリミアの真実の歴史を伝える新譜『QIRIM』

欧州最大のソング・コンテストである「ユーロヴィジョン」優勝経験のあるウクライナの歌手/作曲家ジャマラ(Jamala)が、故郷クリミアの名を冠した新作『QIRIM』をリリースした。今作はクリミア半島に伝わる古い歌がイスラム文化の特徴をもった素晴らしいオーケストラ・アレンジで収録されており、80人以上のクリミアの音楽家が参加する壮大な作品となっている。

  • 2023-11-22
  • 2023-12-02

【追悼】サラ・タヴァレス⎯ 魅力的な歌声︎と音楽性で、ポルトガル、カーボ・ヴェルデ 、そして世界に認められた女性SSWが早逝⎯

カーボ・ヴェルデにルーツを持つポルトガルの女性SSW、サラ・タヴァレス(Sara Tavares)が45歳で早逝した。ポルトガルで国民的に愛され、その歌声と高い音楽性で日本を含む世界のワールドミュージック・ファンにも広く愛された彼女を、ここに追悼する。

  • 2023-11-21
  • 2023-11-21

レヴァントの歴史を想うパレスチナ人SSWハヤ・ザートリーの1st『Rahawan』。キャッチーなサウンドの裏に潜む想像を絶する苦悩と葛藤

パレスチナのシンガーソングライター、ハヤ・ザートリー(Haya Zaatry)が16歳のときにギターを手にし独学で曲を書き始めたとき、自分と同じようにアラビア語で歌う女性ミュージシャンはほとんどいなかった。だから、彼女は米国のジョニ・ミッチェル(Joni Mitchel)やアルジェリアのスアド・マッシ(Souad Massi)のアルバムが彼女の大きな影響源となった。

  • 2023-11-19
  • 2023-11-19

詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスが築いた世界の軌跡を辿る。孫娘マリアナ・ヂ・モライス新譜『Vinicius de Mariana』

偉大な詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスを祖父に持つブラジルの歌手マリアナ・ヂ・モライス(Mariana de Moraes)が自ら選曲したヴィニシウス作品集『Vinicius de Mariana』がリリースされた。祖父の詩と、バーデン・パウエル、エドゥ・ロボ、シコ・ブアルキ、カルロス・リラ、そしてジョビンやピシンギーニャといった作曲家たちによる素晴らしい楽曲たちを生前のジョアン・ドナートらによる豊かなアレンジで新たに蘇らせている。

  • 2023-11-17
  • 2023-11-16

チェロ弾き語りで名を馳せたSSWアナ・カルラ・マサ、新たなラテン・ルーツの魅力が香る新作『Caribe』

柔らかな感性と卓越した技術のチェロ弾き語りで多くのリスナーを魅了した女性SSW、アナ・カルラ・マサ(Ana Carla Maza)。セルフプロデュースの新譜『Caribe』は驚いたことに、最大時にはセクステット編成で一気に“ラテンジャズ”の作風を前面に押し出してきた作品となった。新曲を中心に、(5)「Astor Piazzola」や(6)「Bahia」などソロで演じた過去作からの楽曲も新たなアレンジが躍動。これまで彼女が見せてこなかった新たな魅力を堪能できるアルバムに仕上がっている。

  • 2023-11-16
  • 2023-11-23

ブラジル最北の歌手パトリシア・バストス、アマゾンの文化に根差した3rdアルバム。カエターノ・ヴェローゾら参加

ブラジル北部、アマゾン川の河口の北に位置するアマパー州出身の歌手、パトリシア・バストス(Patricia Bastos)の新譜『Voz da Taba』は、MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)好きなら聴き逃せないアルバムだ。ダンチ・オゼッチ(Dante Ozzetti)のプロデュースのもと、ブラジル、とりわけアマゾンの豊かな自然と音楽文化に根差した素敵な楽曲がずらりと並ぶ。

  • 2023-11-07
  • 2024-06-12

クラシック出身ヴァイオリン奏者パウラ・ブジェス、ハベッカを手にノルデスチ音楽の真髄を体現

ブラジル最南端のリオグランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ出身のヴァイオリニスト、パウラ・ブジェス(Paula Bujes)は、すっかりブラジル北東部の伝統音楽の虜のようだ。2013年からペルナンブコ州レシフェに住み、ペルナンブコ連邦大学(UFPE)音楽学部のヴァイオリン教授も務める彼女の初のソロ・アルバム『Deixa o Barco Cortar Água』では、彼女はハベッカを手にし、エネルギッシュで素朴なダンス・ミュージックを奏でる。

  • 2023-11-06
  • 2023-11-06

ロンドンで活躍するザンビア出身SSWナンヴラ、社会的テーマを独自の音で表現する新作

ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、ナンヴラ(Namvula)。彼女のアイデンティティはアフリカ南部の内陸国ザンビアにあり、彼女の音楽もまた、ザンビアの伝統的な音楽スタイルとロック、ジャズ、フォークなどのジャンルを融合させた独自のものを築いている。彼女の新作EP『All Shades of the Sun』は、前作『State of Emergency』で試みたエレクトロニックとの融合は幾分影をひそめ、ギターを中心とした素朴な曲調、丁寧なサウンド・プロダクションが印象的な作品に仕上がっている。

  • 2023-11-05
  • 2023-11-20

歌手ソフィア・レイとベース奏者ホルヘ・ローダー。魂の共鳴が描き出す豊かな音の風景

アルゼンチン出身の歌手ソフィア・レイ(Sofia Rei)と、ペルー出身のベース奏者ホルへ・ローダー(Jorge Roeder)。20年におよぶ音楽的パートナーシップを築いてきた二人の、初のデュオ作『Coplas Escondidas』がリリースされた。コントラバス1本と歌というシンプルな編成で、南米音楽への愛情溢れるたおやかな音楽を創り上げている。

  • 2023-11-04
  • 2023-11-03

独特の魅力を放つSFドリーム・ポップ。Salami Rose Joe Louis『Akousmatikous』

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身の女性シンガーソングライター/プロデューサー、リンゼイ・オルセンによるソロ・プロジェクト、サラミ・ローズ・ジョー・ルイス(Salami Rose Joe Louis)の新作『Akousmatikous』。無限のイマジネーションから解き放たれた光のようなものが四方八方に発散し、収束せぬまま空間を作り上げ、リスナーを幻惑し飲み込むような驚くべき世界観をもった作品だ。

  • 2023-11-03
  • 2023-11-03

時代の寵児アナ・フランゴ・エレトリコ、ブラジルの今を的確に捉えた圧巻の3rdアルバム

共同プロデューサーを務めたバラ・デゼージョ(Bala Desejo)のデビュー作『SIM SIM SIM』がラテングラミー賞を射止めるなど、ここ数年のうちにブラジルを代表する音楽家/プロデューサーとなったアナ・フランゴ・エレトリコ(Ana Frango Elétrico)の4年ぶり3rdアルバム『Me Chama de Gato que Eu Sou Sua』。タイトルは“猫と呼んで、私はあなたのもの”という意味で、ジャケットには2匹のトラが描かれている。