エレクトロニカに傾倒した天才ジャズピアニスト、新ユニットを始動
10代の頃から天才ジャズピアニストとして名を馳せ、数枚のアコースティック・ジャズアルバムを発表し、現在はネオソウル〜エレクトロミュージックに傾倒するイスラエルのピアニスト/作曲家トメル・バール(Tomer Bar)が新プロジェクトを始動している。
パートナーはイスラエルのビートメイカーShuz Inで、ユニット名はHoref Kar(ホレフ・カール)。
新作の6曲入りEP『Places』は、トメル・バールの前作『לדעת הכל』を踏襲したネオソウル/エレクトロニカ作品。もちろん、その界隈の他バンドと決定的に異なっているのは、実績豊富な傑出したジャズピアニストであるトメル・バールという音楽家が参加している点だ。(4)「Sheva」で聴けるピアノ、(5)「On the Fence」でのシンセサイザーでのソロなどは天才ジャズピアニストの片鱗を見せつける。
トメル・バールは近年、アルバムに収録されていない楽曲のMVをいくつかYouTubeにアップしているが、彼自身の次回作にも大いに期待したい。