ブラジル伝統音楽×JAZZ、アントニオ・ゲーハ 極上のライヴ盤

Antonio Guerra - Ao Vivo

現在進行形のブラジリアン・ジャズで魅せるアントニオ・ゲーハ

ブラジル・リオデジャネイロの作曲家/ピアニスト、アントニオ・ゲーハ(Antonio Guerra)率いるセクステットのライヴ盤『Antonio Guerra Sexteto (ao Vivo)』(2020年)は、ブラジルの伝統的なリズムやジャズの影響を受けた高度な作編曲と、セクステットの一糸乱れる堅実なアンサンブルが楽しめる現代のブラジリアン・ジャズ好盤だ。

このライヴ演奏は2017年に収録されたもの。
セクステットのメンバーにクラリネット奏者ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)、トランペット奏者アキレス・モライス(Aquiles Moraes)、ドラム奏者アントニオ・ネヴィス(Antonio Neves)、ベースにイヴァン・マシャード(Ivan Machado)、そしてパーカッションにチアゴ・ダ・セヒーニャ(Tiago da Serrinha)を迎えている。

スピード感のある軽快なジャズサンバ(1)「Carolina Tem Dendê」、美しい旋律のバラード(2)「Caymmi Na Rede」、ゆるやかなジャズボッサ(3)「Bendita Sanfona」など、聴き心地の良い演奏が続く。録音もライヴ盤と思えないほどクリアで素晴らしい。

軽やかなブラジリアン・ジャズ、(1)「Carolina Tem Dendê」の演奏動画。
叙情的な(2)「Caymmi Na Rede」
スローテンポの美しいバラード(7)「Distância」

ショーロやサンバ、バイアォン、マラカトゥ、フレーヴォといった伝統的な音楽に精通し、それらをジャズと組み合わせたスタイルを得意とするアントニオ・ゲーハ。彼は「音楽は絶えず混ざり合い、動き、変化し、言語的、文化的、政治的、宗教的な壁を超えます」と強調する。

Antonio Guerra Sexteto :
Antonio Guerra – piano
Aquiles Moraes – trumpet
Joana Queiroz – clarinet
Antonio Neves – drums
Ivan Machado – contrabass
Tiago da Serrinha – percussion

Antonio Guerra - Ao Vivo
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