南アフリカに憧れたドイツ人音楽家が主宰するセバ・カープスタッド
南アフリカ、エスワティニ(旧国名:スワジランド)、そしてドイツ出身のメンバーからなるネオソウル・ユニット、セバ・カープスタッド(Seba Kaapstad)の3rdとなる新譜『Konke』は、ネオソウル、ヒップホップ、ジャズがハイレベルに融合した注目の1枚だ。
セバ・カープスタッドは2016年に『Tagore’s』でデビュー。女性ヴォーカルのゾイ・モディーガ(Zoë Modiga)と男性ヴォーカルのンドゥミソ・マナナ(Ndumiso Manana)は共に南アフリカ音楽大学でジャズ・ヴォーカルを学んでおり、二人でもヴォーカル・デュオとして活動しているようだ。
グループの首謀者はドイツ人音楽家のセバスチャン・シュスター(Sebastian Schuster)で、彼の弾くジャジーなピアノが大きな特長のひとつになっている。
彼は2013年に南アフリカのケープタウンを訪れた際に同国の文化に魅了され、ドラムスやプログラミングを担当するドイツ出身のフィリップ・シェイベル(Philip Scheibel)と、前出のヴォーカリスト二人でグループを結成。以降南アフリカとドイツを行き来し活動を行っている。
アルバムにはグラミー賞にノミネートされた米国のシンガー/マルチ奏者のジョージア・アン・マルドロウ(Georgia Anne Muldrow)や、ラッパーのオディッシー(Oddisee)、クエール・クリス(Quelle Chris)もゲスト参加。ジャズ・ヒップホップ/ネオソウルのの新たなマイルストーンを刻む。
Seba Kaapstad :
Ndumiso Manana – vocals, lyrics
Zoe Modiga – vocals, lyrics
Sebastian Schuster – bass, keyboards, synth, strings, composition
Philip Scheibel – programming, drums, synth, FX
Guests :
Franc Kuruc – guitar
Sophie Schuster – violin
Martin Höfler – viola
Krassi Krasteva – cello
Antonio Farris – wurlitzer
Christoph Heckeler – piano
Christoph Beck – bass clarinet
Maya Tiedt – handpan