- 2022-07-13
- 2022-07-10
重厚なコーラス隊がもたらす不穏な感覚のジャズ。南アのドラマー、トゥミ・モゴロッシ新譜
南アフリカのドラマー/作曲家、トゥミ・モゴロッシ(Tumi Mogorosi)の新譜『Group Theory: Black Music』がリリースされた。今作は10人規模のクラシカルで重厚な唱歌隊を迎え、剛柔併せ持つトゥミ・モゴロッシの独特の踊るようなドラミングの上で、主にギター、アルトサックス、トランペットが自在に踊る。
南アフリカのドラマー/作曲家、トゥミ・モゴロッシ(Tumi Mogorosi)の新譜『Group Theory: Black Music』がリリースされた。今作は10人規模のクラシカルで重厚な唱歌隊を迎え、剛柔併せ持つトゥミ・モゴロッシの独特の踊るようなドラミングの上で、主にギター、アルトサックス、トランペットが自在に踊る。
南アフリカのピアニスト/作曲家/シンガーのタンディ・ントゥリ(Thandi Ntuli)の最新作『Blk Elijah & The Children of Meroë』は、独自性に富み総じてクオリティの高い近年の南アフリカのジャズの中でも飛び抜けて素晴らしい作品だ。ローカルな伝統の継承、過去のさまざまな遺産を受け継いだ最先端の音楽、そしてある意味での商業的な話題性、そのどれをとっても殆ど完璧な作品となっている。
ヨハネスブルグ生まれ、ギリシャ・クレタ島出身のヴァイオリニスト/作曲家マリア・マノウサキ(Maria Manousaki)の新作『Hidden Trails』は、現代ジャズのひとつの太い亜流の主役を担う多国籍のメンバーを集めた必聴盤だ。彼女の2015年作『Sole Voyage』もシャイ・マエストロやペトロス・クランパニスなど素晴らしい演奏家で構成されていたが、今作の面子も相当に興味を惹かれる。
ルワンダとウガンダにルーツを持ち、人類学やアフリカン・アートの研究家としても知られるNYの歌手ソーミ(Somi)の新譜『Zenzile: The Reimagination of Miriam Makeba』は、“ママ・アフリカ”の愛称で知られる南アフリカの歌手ミリアム・マケバ(Zenzile Miriam Makeba, 1932 - 2008)を称える作品だ。
南アフリカ・ダーバンを拠点とする気鋭のピアニスト、スィブスィソ・マシロアネ(Sibusiso "Mash" Mashiloane)の新譜『Music from My People』は、ソロピアノで録音された前作『Ihubo Labomdabu』から打って変わり、ヴォーカリストを含む総勢17名のミュージシャンを迎えて制作された豪華な作品となった。
トランペットとコサ語のヴォーカルで唯一無二の才能を開花させた南アフリカのマンディシ・デャンティス(Mandisi Dyantyis)が、個人的に大きな感銘を受けたデビュー作『Somandla』(2018年)に続く待望の2nd『Cwaka』をリリースした。
を彩る、最高にクールな音楽。スムースジャズにアフリカ音楽の文化を流し込むスーパーギタリスト、モザンビーク共和国生まれ・南アフリカで活躍するジミー・ドゥルドゥル(Jimmy Dludlu)の新譜『History In A Frame』がリリースされた。
独自のハイブリッドなアフリカン・パーカッション奏法を確立し、セネガルなど西アフリカで人気を確立するイスラエル出身のパーカッション/ハラム奏者のベン・エイロン(Ben Aylon)の集大成的なアルバム『Xalam』がリリースされた。変幻自在で複合的なリズムの中でいくつもの打楽器が折り重なり、弦のバズ音も魅力的なプリミティヴなハラムの響きも素晴らしい傑作だ。
西洋クラシック音楽からの強い影響と同時に、アフリカの音楽的遺産を継承するヨハネスブルグのピアニスト/作曲家、キーナン・メイヤー(Keenan Meyer)のデビュー作『The Alchemy of Living』は、南アフリカの歴史的な歩みや自身の旅の経験、人生観などを深く表現した素晴らしい作品。
南アフリカのピアニスト、ニール・ゴンサルヴェス(Neil Gonsalves)の新譜『Blessings and Blues』がリリースされた。ラテンやブラジル音楽をも取り込み自らの音楽観を拡張してきた彼だが、今作ではさらなる進化を遂げている。編成はシンプルなピアノトリオだが、多彩なリズムやハーモニー、そしてシンセなども効果的に用いたサウンドは編成以上にカラフルだ。
「招き猫」ジャケで知られる南アフリカのエレクトロ・ポップスで最も成功しているユニット、グッドラック(GoodLuck)が突如完全アコースティックのジャズ&ボッサなアルバム『Goodluck Up Close』をリリースした。
ギリシャ生まれ、南アフリカ育ちのヴァイオリニスト/作曲家、マリア・マノウサキ(Maria Manousaki)の『Sole Voyage』は、東地中海周辺の精鋭ジャズミュージシャンが集った知られざる傑作だ。アルバム自体は2015年にリリースされていたが、2020年末になってサブスクリプション・サービスやBandcampにも登場した。
南アフリカ出身のサックス奏者、レファ・モセア(Lefa Mosea)がアルバム『Double Standards』をリリースした。2015年に自身のバンドを結成してから5年、資金難など困難を乗り越えた末の待望のデビューアルバムはアフロ・コンテンポラリー・ジャズの第一線とも言える好内容で、南アフリカ・ジャズ新世代のポテンシャルを十二分に感じ取れる作品になっている。
南アフリカの詩人/作曲家、フォモロ・セカモト(Phomolo Sekamotho)によるプロジェクト、Flex of He & Iはスポークンワードとアフリカ音楽、ジャズ、ソウル、ヒップホップなどを融合したユニークなグループだ。