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2021年2月

  • 2021-02-12
  • 2021-02-12

オーストラリア・ジャズ注目作。美声歌手クリスティン・ベラルディ新譜

オーストラリアのシンガーソングライター、クリスティン・ベラルディ(Kristin Berardi)新譜『Haven』は、ピアノ、サックスとのレギュラーバンドに加え、ルクセンブルク出身のヴィブラフォン奏者パスカル・シューマッハ(Pascal Schumacher)を全面的にフィーチュアした極上のジャズ・ヴォーカル作品だ。

  • 2021-02-11
  • 2021-05-20

UKジャズシーン発の新たな才能、ダニー・キーンのデビュー作

イギリス・ロンドンで活躍する鍵盤/チェロ奏者/作曲家のダニー・キーン(Danny Keane)のデビュー作『Roamin'』は相当に中毒性のある傑作だ。様々なジャンルの要素を取り入れたバラエティ豊かな音楽性、時代の最先端を行く洗練されたサウンドのセンス、それでいて一枚のアルバムとしてのまとまりの良さや完成度、どれをとっても素晴らしい。

  • 2021-02-09
  • 2021-02-07

トルコの古参ギタリスト、サープ・マデン新譜

トルコのジャズ・ギタリスト/作曲家のサープ・マデン(Sarp Maden)の2021年新譜『Aperlai』は、フォービートジャズ、フュージョン、そして現代ジャズといった時代の移ろいにあわせ変化してきたジャズの、それぞれの時代感覚を器用にブレンドしたようなサウンドが印象的な作品だ。

  • 2021-02-08
  • 2021-02-08

アンドレ・メマーリ新譜はクラシック〜ショーロ〜ジャズを繋ぐチェロ奏者とのデュオ作品

近年はクラシック音楽家との共演・共作にも力を注ぐブラジルのピアニスト/作曲家アンドレ・メマーリ(André Mehmari)が、新譜『Um Outro Adeus』で共演した相手はチェリストのハファエル・セザリオ(Rafael Cesario)。ハファエル・セザリオはサンパウロ在住のクラシック音楽家であり、チェロの教師だ。

  • 2021-02-07
  • 2021-10-01

フィンランドの伝説的ピアノトリオ、Trio Töykeät の名盤『Kudos』

キャッチーでポップな音楽性、音楽家から尊敬される超絶技巧、そしてユーモアまで兼ね備えた稀有なピアノトリオ、トリオ・トウケアット(Trio Töykeät)。1988年に結成され2008年に解散するまで10枚ほどのアルバムを残しているが、それら諸作の中でも2000年リリースの『Kudos』はジャズ史に残るべき大名盤だと思っている。

  • 2021-02-07
  • 2022-01-26

イスラエル出身気鋭ギタリスト、Yoav Eshed 豊かなインタープレイで魅せる新譜

イスラエル出身、米国ニューヨークを拠点に活動するギタリスト/作曲家ヨアヴ・エシェド(Yoav Eshed)による、2018年作『By Duo』に続く3枚目のアルバム『August』。アルバムには彼のカルテットに加え、ゲストで人気テナーサックス奏者のデイナ・ステフェンズ(Dayna Stephens)も参加している。

  • 2021-02-07
  • 2022-07-18

多様性を秘めた注目のUKロック「Black Country, New Road」待望のデビュー作が登場

英ロンドンの注目のバンド、ブラック・カントリー・ニュー・ロードの待望のデビューアルバム『For the First Time』がリリースされた。UKロックの伝統芸ともいえるギターサウンドがあるかと思えば、次には異国情緒溢れるヴァイオリンにジャズサックスが絡むそのサウンドは、現代のバンドらしい多様なバックグラウンドを感じさせる。

  • 2021-02-02
  • 2021-02-02

ブラジル7弦ギターの求道者エンリッキ・ネト、デビュー作『Caminhos Abertos』

エンリッキ・ネト(Henrique Neto)の2011年のデビュー作『Caminhos Abertos』。収録曲はバーデン・パウエルの(1)「Aviso aos Navegantes」、ドミンギーニョスの(10)「Fuga Pro Nordeste」を除き、他はすべてエンリッキ・ネトのオリジナルで、曲調はクラシカルなものからジャズ、ショーロ、タンゴ、フラメンコなど幅広い。

  • 2021-02-01
  • 2021-01-31

欧州ジャズ巨匠二人が奏でるビル・エヴァンス・トリビュート

イタリアのピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunzi)とデンマークのベース奏者トーマス・フォネスベック(Thomas Fonnesbaek)のデュオによる2021年新譜『The Real You』は、彼らが敬愛する偉大なジャズピアニスト、ビル・エヴァンス(Bill Evans)へのトリビュート作品だ。