大西洋/地中海の幅広い伝統音楽をポップスに昇華させる男女デュオ、Sages comme des sauvages

Sages comme des sauvages - Luxe Misère

フランスの男女デュオ、Sages comme des sauvages の2ndアルバム

2010年にベルギーで結成されフランスで活動する男女デュオ、Sages comme des sauvagesが2020年作『Luxe Misère』にボーナストラック2曲を加え、『Luxe Misère (Deluxe)』としてリリースした。フレンチポップとワールドミュージックの幸せな融合と呼べそうなオーガニックな手触りのサウンドが心地良い。

デュオはフランス、米国にルーツを持つギリシャ育ちの女性ヴォーカル/パーカッショニストのアヴァ・キャレル(Ava Carrere)と、コルシカ島とベルギーにルーツを持つ男性ヴォーカル/ブズーキ/ヴァイオリンなどを担当するイスマエル・コロンバニ(Ismaël Colombani)で構成。音楽面ではフランスのシャンソン、レユニオン島のマロヤ、カリブ海のカリプソ、ギリシャのレンベーティカなど多様な伝統的大衆音楽を参照している。彼らのデビューアルバム『Largue la peau』(2015年)にフランスでリリースされ、ラジオで好評を博した。

今作では(8)「De L’Eau」はイングランド出身・パリ在住のSSW、ケイト・ステイブルズ(Kate Stables)がゲスト参加。また、独特の訛りを持ったマロヤのリズムの(11)「Le Goût De La Fumée」ではゲストにレユニオンを代表するシンガーソングライター、ダニエル・ワロ(Danyèl Waro)が参加している。

マロヤやアフリカ音楽の影響が色濃い(3)「Inattendu」
ギリシャの弦楽器ブズーキ、“デフィ”と呼ばれるギリシャのタンバリンを演奏しながら歌う(12)「Luxe Misère」
ハバネラやタンゴのリズムで奏でられる(2)「Garçon」

Sages comme des sauvages :
Ava Carrere – vocal, guitar, percussion
Ismaël Colombani – vocal, bouzouki, cavaquinho, guitar, violin

Sages comme des sauvages - Luxe Misère
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