マリアナ・ズヴァルギとヨハネス・フォン・バレストレーム。リオとベルリンの音楽家の情熱的デュオ

Mariana Zwarg & Johannes Von Ballestrem - Tightrope Dancer

Mariana Zwarg & Johannes Von Ballestrem『Tightrope Dancer』

イチベレ・ズヴァルギ(Itiberê Zwarg)の娘として知られ、現代ブラジル音楽の最重要フルート奏者であるマリアナ・ズヴァルギ(Mariana Zwarg)と、ドイツのピアニスト、ヨハネス・フォン・バレストレーム(Johannes Von Ballestrem)のデュオ・アルバム『Tightrope Dancer』は、クラシック音楽をベースにした気品あるジャズといった印象の良盤だ。

エルメート・パスコアルの音楽的な伝統を引き継ぐマリアナ・ズヴァルギと、ベルリン出身でカート・ローゼンウィンケルやグレッグ・コーエンらと共演歴のあるヨハネス・フォン・バレストレーム。2017年に出会ったという二人は、サンバやフォホーなどのブラジル音楽やジャズの即興演奏など様々な演奏スタイルに精通するそれぞれの世界からの影響を組み合わせることで、個性的な音楽を生み出してきた。

2020年にセクステット編成で『Nascentes』というアルバムをリリースした二人は、何時間にもわたるリハーサルで一緒に演奏するうちに激しい音楽的パートナーシップを築いたという。
二人はデュオとしても一緒に仕事をしたいという願いを抱き。2020年からの新型コロナ禍におけるロックダウン中はそれぞれの自宅(ベルリンとリオ)にこもっていたが、その間に様々なアイディアを交換し、楽曲制作に着手した。

(10)「Eckard」はローズとフルートで。

2022年にはドイツとスイスでデュオの最初のコンサートを上演。その後ベルリン市を統括するベルリン上院の支援も受け、今作のリリースに至った。

アルバムは二人それぞれのオリジナルや共作で構成されており、音楽への深い愛情を感じさせるものばかりだ。即興を中心としつつも技巧やアイディアは非常にクラシカルな印象を受ける作品で、技巧的かつブラジルの涼風を感じる優れたアルバムだ。

Johannes von Ballestrem – piano, synthes, Rhodes, voice
Mariana Zwarg – flute, voice

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