ヴァネッサ・ピニェイロ&フェリクス・ジュニオール 初のデュオ作
ブラジルのシンガーソングライター、ヴァネッサ・ピニェイロ(Vanessa Pinheiro)と、7弦ギター奏者フェリクス・ジュニオール(Felix Junior)による、心温まる“歌とギター”。ふたりの2025年作『Casa De Vó』は、家族や日常の中にあるささやかな喜びや自然の美しさを描いた、素朴で素敵なアルバムだ。
「おばあちゃんの家」を意味するタイトル曲(1)「Casa de vó」から、ヴァネッサのまっすぐで澄んだ歌声と、フェリクスの技巧的ながらそれを誇張せずにぴったりと歌に寄り添うギターに心が解される。全曲がヴァネッサ・ピニェイロ(と数名の音楽的パートナー)によるオリジナルで、(2)「Gira Sol」(ひまわり)や(3)「Ribeirão」(小川)、(10)「Saudade」(郷愁)など、自然や人生のシンプルな美しさをテーマにし、優しくノスタルジックな曲が多くリラックスした雰囲気が心地よい。
7弦ガットギターによる伴奏もブラジルらしい豊かな和音も美しく、詩的な描写ながら、爽やかな軽さを兼ね備えた良質なブラジル音楽を楽しめる良作だ。
Vanessa Pinheiro – vocal
Felix Junior – 7-string guitar