- 2020-06-02
- 2020-06-02
カエターノ・ヴェローゾの再来!? ブラジル新人SSW、セッサ(Sessa)の音楽
ジャケットだけを見れば、50年くらい前のブラジリアン・サイケのアルバムのようだが、このブラジルのSSWセッサ(Sessa)のデビューアルバム『Grandeza』はれっきとした2019年の新作である。そしてこれが、本当に素晴らしい。
ジャケットだけを見れば、50年くらい前のブラジリアン・サイケのアルバムのようだが、このブラジルのSSWセッサ(Sessa)のデビューアルバム『Grandeza』はれっきとした2019年の新作である。そしてこれが、本当に素晴らしい。
アルゼンチンのSSWサンティアゴ・バラヴァーレ(Santiago Baravalle)がバンティ(Banti)名義でリリースしたソロデビュー作『Proyecciones』。日本盤のフィジカルリリースも決まり、今話題となっている。
イスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンドだ。
エンリコ・ピエラヌンツィはなんと美しい音楽を創るピアニストなんだろう…。彼の音に触れるたびに、心からそう思う。ビバップな演奏もあるが、私が個人的に好きなのは彼が演奏するバラードだ。ビル・エヴァンスをも超える詩情は、このイタリアのベテラン・ピアニストの右に出る者はいないとさえ思っている。
アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のマリアナ・ミチ(Mariana Michi) というシンガーソングライターが最近気になっている。私がこのアーティストを動画で初めて観たとき、彼女はOchoというバンドで全裸で歌っていた。それ以来、この表現家の魅力に取り憑かれてしまったようだ。
アルゼンチンの交響楽団、オルケストラ・スィン・フィン(Orquesta Sin Fin) が、人気バンド、アカセカ・トリオ(Aca Seca Trio)と、歌手ナディア・ラルヒャー(Nadia Larcher)と共演した公演を『Estaciones Sinfónicas 1』として音源化し、リリースした。
'90年代初頭の結成以来、ずっと変わらぬファンクネスで現在のジャムバンド/ファンクバンドの最前線を走り続けるバンド、レタス(Lettuce)。通算7作目となる2020年の新作『Resonate』でも息をするように自然体のファンクを披露、その健在ぶりを示してくれた。
イスラエル・ナザレ出身のギタリスト、ミシェル・サフラウィ(Michel Sajrawy)はエレクトリック・ギターという世界的に最も人気のある楽器のひとつで、世界中を見回しても同様の演奏をするギタリストを探すことが困難なほど独自の演奏表現を見せる音楽家だ。
アルゼンチンの鬼才、フアン・ベルビス率いるグループ、Ocho の2ndアルバム『8 II』が素晴らしい。フアン・ベルビス自身が「このアルバムは2019年で最も美しく、分類することができない作品のひとつだ」と語っている通り、サウンドはロック、ジャズ、サイケ、メタル、カンドンブレ、アフロビート、エレクトロニカなどのごった煮。
フランスの歌手/作曲家のサラ・ランクマン(Sarah Lancman)の4枚目のアルバム『Parisienne』。アルバムを再生してまず驚かされるのが、(1)「Et ainsi va la vie」や(2)「Tokyo Song」などオリジナル曲の素晴らしさだ。もちろん彼女の美しい声質も素晴らしいのだけど、それ以上に楽曲の素晴らしさに耳を奪われる。
「不可逆的なもつれ」という哲学的なバンド名を持つ、即興集団イリヴァーシブル・エンタングルメンツ(Irreversible Entanglements)の新譜『Who Sent You?』。これは間違いなくかっこいい!
『Love Is Everywhere』はフランスのサックス奏者、ローラン・バルデーヌ(Laurent Bardainne)の新プロジェクト、Tigre d'Eau Douce のデビュー作。各々が派手なソロをとるでもなくグルーヴに徹したバックバンドにのせて、ブリブリと吹きまくるローラン・バルデーヌのサックスはコルトレーンやサン・ラの音楽のようにスピリチュアルだ。
アゼルバイジャンの俊英ジャズピアニスト、エティバル・アサドリ(Etibar Asadli)による『1 Hour Azerbaijani Piano Music』は、アゼルバイジャンのクラシック音楽、伝統曲や歌曲をメドレー形式で1時間にわたるノンストップのソロピアノで演奏した作品。
イスラエル系メキシコ人のギタリスト、イラン・バール=ラヴィ(iLan Bar-Lavi)がイスラエルのピアニスト、オムリ・モール(Omri Mor)を迎え2019年末に行ったセッションをEP『Duet』としてリリースしている。楽曲は全てイラン・バール・ラヴィの作曲で、2016年の名盤『Unprofessional』に収録されていた曲も。