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Argentina

  • 2020-12-30
  • 2020-12-30

アルゼンチンSSWダリオ・ハルフォン、初のソロピアノ作品

素朴で美しいピアノの演奏と、背景で微かだが効果的に鳴るシンセサイザーや効果音が印象的なダリオ・ハルフィン(Dario Jalfin)の2020年作『Piano Piano』。これまで“歌”を軸に置いてきたシンガーソングライターが完全インストゥルメンタルで構築した新たな一面を見せる好盤だ。

  • 2020-09-16
  • 2022-11-18

AOR・ネオソウル・南米音楽の美味しさを詰め込んだ傑作!Así『Compartidas』

アルゼンチン・コルドバのSSWゴンサ・サンチェス(Gonza Sanchez)率いるアスィ(Así)の2020年新譜『Compartidas』が素晴らしい。懐かしいメロウAORと、現代的なネオソウル、軽やかなのにどこかサウダージもある南米音楽の良いとこどり。そんなうまい話ある?と思われるかもしれないが、実際にここにあるのだから仕方がない。

  • 2020-09-04
  • 2020-09-03

アルゼンチンのSSWティンチョ・アコスタ、南米音楽の良心のような新譜『Silencio』

悠久の時の流れさえ感じさせるこの曲で始まる、アルゼンチンのシンガーソングライター/7弦ギタリストのティンチョ・アコスタ(Tincho Acosta)の2020年新譜『Silencio』。近年人気の良質なアルゼンチン音楽の一派や、“ミナス新世代”と呼ばれるブラジル音楽が好きな方には確実に突き刺さる素晴らしい音楽だと思う。

  • 2020-06-24
  • 2023-09-14

チェロ三重奏とヴォーカリストたちが奏でるアルゼンチン音楽・美の極致

アルゼンチン・コルドバを拠点に活動する女性チェリスト3人によって結成されたフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)が最高だ。クラウドファンディングを通じて2018年にリリースされたデビュー作『Nido』につづき、2020年にリリースされた2ndアルバム『Andorinha』も文句なしに素晴らしい内容だった。

  • 2020-06-06
  • 2021-08-14

女性ピアノ/Vo とコントラバス奏者による究極的美しさのデュオ作品『Casa』

アルゼンチン、コルドバ出身のSSW/ピアニストのクララ・プレスタと、同郷のベーシスト、フェデリコ・セイマンディによるデュオ作品『Casa』は、スペイン語で「家」を意味するタイトルが示す通りに、クララ・プレスタの自宅で生まれたばかりの娘フランシスカの授乳の合間を縫って録音されたという作品だ。耳元で奏でられるようなドメスティックな音楽が夢見心地な、深い慈しみが溢れ出た傑作。

  • 2020-05-27
  • 2022-10-15

SSWマリアナ・ミチ。初めて動画で観た彼女は、全裸で歌っていた

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のマリアナ・ミチ(Mariana Michi) というシンガーソングライターが最近気になっている。私がこのアーティストを動画で初めて観たとき、彼女はOchoというバンドで全裸で歌っていた。それ以来、この表現家の魅力に取り憑かれてしまったようだ。

  • 2020-05-26
  • 2020-05-31

アルゼンチンの野心的な交響楽団、Orquesta Sin Fin がナディア・ラルヒャー/アカ・セカ・トリオとの共演コンサートを音源化

アルゼンチンの交響楽団、オルケストラ・スィン・フィン(Orquesta Sin Fin) が、人気バンド、アカセカ・トリオ(Aca Seca Trio)と、歌手ナディア・ラルヒャー(Nadia Larcher)と共演した公演を『Estaciones Sinfónicas 1』として音源化し、リリースした。

  • 2020-05-24
  • 2021-11-27

アルゼンチン・ロックの過去と現在を詰め込んだ驚くべきごった煮サイケ、Ocho『8 II』

アルゼンチンの鬼才、フアン・ベルビス率いるグループ、Ocho の2ndアルバム『8 II』が素晴らしい。フアン・ベルビス自身が「このアルバムは2019年で最も美しく、分類することができない作品のひとつだ」と語っている通り、サウンドはロック、ジャズ、サイケ、メタル、カンドンブレ、アフロビート、エレクトロニカなどのごった煮。

  • 2020-05-01
  • 2020-05-01

アルゼンチンの人気SSWロリ・モリーナ、彼女の歌とギターにフォーカスした最新作

アルゼンチンの女性SSW、ロリ・モリーナ(Loli Molina)の2019年作『Lo Azul Sobre Mi』は彼女のギターと歌を全面的にフィーチュアした、これまでの作品と比べても随分と落ち着いた印象を受ける傑作だ。ジャズやロック、ポップスなど幅広く取り入れてきたこれまでの作品にはあまり見られなかった、声とギターの大人びた魅力に改めて気付かされる。