- 2025-12-20
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【ブラジルの新世代ピアニストの代表格】サロマォン・ソアレス 全ディスコグラフィ【Salomão Soares’s DISCOGRAPHY】
ブラジルの新世代ピアニストの代表格、サロマォン・ソアレス(Salomão Soares)。今年11月に初の来日公演でその才能の片鱗を見せてくれた彼のディスコグラフィ(サロマォンのリーダー作)を紹介したい。
サンバジャズ
ブラジルの新世代ピアニストの代表格、サロマォン・ソアレス(Salomão Soares)。今年11月に初の来日公演でその才能の片鱗を見せてくれた彼のディスコグラフィ(サロマォンのリーダー作)を紹介したい。
隣国ブラジルの音楽に影響を受け、所謂”アルゼンチン・ボッサ”の先駆者として知られる名ギタリストのアグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena) が1975年にリリースした名盤『Ese Día Va A Llegar』がデジタル・リマスターされ、2025年10月24日にデジタル配信が開始された。ヨーロッパでは『Brasiliana』というタイトルでリリースされたことで知られており、日本でも2004年や2010年にCD/LPで再発されるなど国際的に人気のアルバムで、初期リリースから約半世紀が経った今聴いても色褪せることのない傑作だ。
その実力と表現力について、世界が認めたブラジル新世代のデュオ、ヴァネッサ・モレーノ & サロマォン・ソアレス(Vanessa Moreno & Salomão Soares)が、11月下旬に遂に初来日を果たす。会場はビルボードライブ横浜だ。▶︎ ヴァネッサ・モレーノ & サロマォン・ソアレス × マルセロ木村 ~Brasil meets Brasil in Japan!~【ビルボードライブ横浜】(1日2回公演)2025/11/27(木)1stステージ 開場16:30 開演17:30 / 2ndステージ 開場19:30 開演20:30
ブラジル・サンパウロのピアニスト/作編曲家マルタ・カラサワ(Marta Karassawa)がブラジルを代表する名手たちを擁するクインテットで録音した『Tempo Bom』。クインテットのメンバーはピアノのマルタのほか、フルート/サックスのテコ・カルドーゾ(Teco Cardoso)、トランペット/フリューゲルホルンのセヂマール・ヴィエイラ(Sidmar Vieira)、ベースのドイツ出身サンパウロ在住フランク・ハーツバーグ(Frank Herzberg)、そしてドラムスのゼー・エドゥアルド・ナザリオ(Zé Eduardo Nazário)という構成で、いずれも長年ブラジルのジャズの第一線で活躍する凄腕だ。
近年クラシック絡みのプロジェクトが多くなっていたブラジルを代表するピアニストのアンドレ・メマーリ(André Mehmari)が、久々にジャズアルバムをリリースした。タイトルは『Choros e Pianos』。その名の通りブラジルのショーロに影響を受けたオリジナル曲集で、基本的にピアノトリオを軸とした編成の作品となっている。
疾走する軽やかなグルーヴ、爽やかなコーラスと複雑なハーモニー。昂揚するサンバやマラカトゥのリズム。様々な楽器が入り乱れる即興のソロ。聴くものの語彙を奪い、ただただ至福としか言い表しようのない(1)「Galope」を聴けば、勝手に血が騒ぎ、心が沸き立つ。これはリオデジャネイロ生まれのギタリスト/サックス奏者/作曲家トゥニコ(Tunico)のデビュー作『Tunico』だ。
鍵盤奏者のエリック・エスコバル(Erik Escobar)、ベーシストのミシェル・ピポキーニャ(Michael Pipoquinha)、そしてドラマーのミゲル・アシス(Miguel Assis)のトリオによる2022年作『New Brazilian Trio』。3人それぞれが10代前半から頭角を表したという“元・神童”バンドで聴かせてくれる音楽は、ブラジルのリズムと少し懐かしい感じのする米国のフュージョンが融合したサウンドだ。
軽快な2000年代にニコラ・コンテに見出されたブラジル出身のシンガー、ホザリア・ヂ・ソウザ(Rosalia De Souza) の2022年作『Inspirada』は、90年代後半にイタリアで勃興し世界を席巻したブラジル系クラブジャズの流れを汲んだ、どこまでも爽快なグルーヴを楽しめる作品に仕上がっている。
3月に80歳になったばかりのフローラ・プリムの2022年新譜『If You Will』。前作から実に17年ぶりだが、驚くことに歌も楽曲も全く翳りや衰えは感じられず、変わらずに“フローラ・プリム”としか言い表せない世界観が表現されている。「500 Miles High」などの名曲の再演も!
ガロートの名曲にブラジルの若手最高峰ギタリストのひとり、カイナン・カヴァルカンチ(Cainã Cavalcante)が真摯に取り組んだのが今作『Sinal Dos Tempos - Cainã Toca Garoto』。圧倒的な技巧に裏打ちされた表現力を武器に、ガロートのメロディを軽やかに踊らせる。
新しいショーロやサンバの形を模索するブラジルの超絶技巧バンドリン奏者、ホドリゴ・レッサ(Rodrigo Lessa)の2021年新譜『No Jeito』。全曲がホドリゴ・レッサの作曲で、伝統的なショーロをベースとしながらも現代的で物語性に富んだ展開を見せる豊かなソングライティングに脱帽。
ブラジルのサックス&フルート奏者エドゥアルド・ネヴィス(Eduardo Neves)の2020年作『Olayá』。近年は息子のアントニオ・ネヴィス(Antônio Neves)が現代ジャズ界隈で大きく注目されているが、1968年生まれのこの父もまだまだ負けず、ブラジル音楽の伝統を誇りに持ちつつ、やはり相当に斬新でクールな音楽を聴かせてくれた。
ブラジルのカルテット、ルーデレ(Ludere)が2020年にリリースした『Baden Inédito』は、2000年に他界したブラジルの伝説的ギタリスト、バーデン・パウエルが書き残した未発表曲を集めたアルバムだ。今作への想いを、Ludereのメンバーであるフィリップが、偉大な音楽家の遺作を甦らせる冒険的な試みに至った背景や制作秘話、父バーデンへの思いなどをたっぷりと語ってくれた。
ブラジルのシンガー/作曲家、リリ・アラウージョ(Lili Araujo)。彼女がウィーンに住んでいた2005年に出会ったギタリスト/SSWアレグリ・コヘア(Alegre Correa)との長年のパートナーシップから生まれた新譜『Dájazz』は、MPB、ボサノヴァ、サンバ・ジャズといったジャンルをミックスしたブラジルらしさ全開の爽快なアルバムだ。