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Pops

  • 2020-05-06
  • 2020-05-07

タナ・アレクサ、女性としての生き様を歌う圧巻の新譜『Ona』

新世代のヴォーカリスト/作曲家、タナ・アレクサ(Thana Alexa)の2020年新譜『Ona』はセルビアの伝統的な歌をうたうコーラスグループ、Rosa Vocal Group をフィーチュアした東欧的な異色の11/16拍子の楽曲(1)「Ona」がいきなり衝撃的で、すぐに名盤と確信した。

  • 2020-02-01
  • 2020-02-01

“文豪の玄孫”の二つ名はもう不要!? ヴィクトリア・トルストイ新譜『Stations』

スウェーデンを代表する人気ジャズシンガー、ヴィクトリア・トルストイ(Viktoria Tolstoy)の3年振り新譜『Stations』は、ボブ・ディランの(5)「Million Miles」、イダ・サンドの(1)「I Should Run」や(3)「The Mind Is Free」、ナット・アダレイの(7)「Old Country」、ナット・サイモン(10)「Poinciana」など選曲も親しみやすい、驚きはないが上質なジャズ・ヴォーカル作品だ。

  • 2019-12-17
  • 2021-07-08

インドネシアから現れたJazzy & Popな天才、アルディート・プラモノ

インドネシアの首都ジャカルタ、1995年生まれのシンガーソングライター、アルディート・プラモノ(Ardhito Pramono)が凄い!20代前半とは思えない渋みのある歌声や作編曲、かつ若者らしい瑞々しい感性も兼ね備えた新世代ポップスの逸材だ。若いミュージシャンにありがちな奇を衒うような表現ではなく、シンプルに“良い音楽”を提供してくれる、今後要注目のアーティストだ。

  • 2019-09-29
  • 2023-03-01

溢れるソダーデ。セザリア・エヴォラが世界の音楽史に刻んだ偉大な軌跡を知る一枚

島国カーボベルデのサオ・ヴィセント島の漁村に生まれ、島の数軒の酒場で歌い続けた裸足の少女セザリア・エヴォラ(Cesária Évora)は、40代にしてフランス人に“発掘”され「Sodade」が大ヒット。2003年にグラミー賞を受賞するなど、2011年に亡くなるまでにカーボベルデという国とその豊かな音楽文化を世界に広め続けた偉大な歌手だ。

  • 2019-08-26
  • 2019-08-26

一人の女性SSWが身を削って創り出した音楽。あなたはこれを無視できますか?

ブラジルのベテランSSW、アドリアーナ・カルカニョットの2019年作『Margem』は「海」をテーマにした作品とのことだが…プラスチックごみの海に浮かぶ彼女の姿を写したこのジャケットのアートワークに、海に対する深い尊敬の念を隠さない彼女の悲痛な心の叫びが聞こえてくるようである。

  • 2019-08-15
  • 2022-06-14

無限に広がる想像力。自然体の才女カミラ・メサの魅力満開の新譜『Ambar』

これほどの才能を目の当たりにして、彼女に嫉妬しない音楽家はいるのだろうか。NYを拠点に活動するチリ出身のジャズギタリスト/ヴォーカリスト/作曲家のカミラ・メサの2019年作『Ambar』。弦楽四重奏を加えた自身のバンド「The Nectar Orchestra」を率いての録音で、自身5作目のフルアルバムにしてメジャーデビュー作でもある。