• 2020-02-08
  • 2022-10-01

現代インド音楽を代表するシタール奏者アヌーシュカ・シャンカール、新作EP『Love Letters』をリリース

インド古典音楽の伝統のみに囚われず、世界中の様々なジャンルの音楽家と共演してきた人気シタール奏者、アヌーシュカ・シャンカール(Anoushka Shankar)がロンドンのポストクラシカルレーベル、Mercury KXからの初の作品『Love Letters』をリリースした。

  • 2020-02-07
  • 2020-02-07

個性派ピアニスト×ギタリストによる至高の“クラシック・ミーツ・ジプシージャズ”

クラシック音楽のジャズアレンジなんて世の中にゴマンとあるが、ドイツのピアニスト/作曲家のマルクス・シンケル(Marcus Schinkel)のトリオがギタリストのヨショ・ステファン(Joscho Stephan)を迎えて録音した2019年作『Classic Meets Gypsy』は、それら凡百の“ジャズ風クラシック”とは一味も二味も違う作品だ。

  • 2020-02-06
  • 2020-02-07

“現代ジャズギターの皇帝”カート・ローゼンウィンケル、完全即興バンド Bandit 65 集大成

アルバムを出せば否応なしに注目を浴びる、現代ギターの“皇帝”カート・ローゼンウィンケル(Kurt Rosenwinkel)の新譜『Searching The Continuum』は、エレクトロニカ系のギタリスト、ティム・モッツァー(Tim Motzer)とドラマーのジンタス・ジャヌソキス(Gintas Janusonis)との3人編成のバンド、Kurt Rosenwinkel Bandit 65 名義での作品で、世界中を完全即興演奏でツアーした彼らのパフォーマンスの最高の記録でもある。

  • 2020-02-05
  • 2021-07-08

ミナスから再び、とんでもない才能が現れた!ダヴィ・フォンセカ『Piramba』がとにかく凄い

ダヴィ・フォンセカ(Davi Fonseca)。ジャズを消化したピアニストでありプログレッシブな曲を書く作曲家、そして特徴的な声を持つ優れたシンガーである彼を紹介するのに、今こそ“ミナス新世代”という言葉を久々に使いたい。アルバム『Piramba』でデビューしたばかりのダヴィ・フォンセカこそ、ミナス新世代と呼ばれるミュージシャンの中でも突出した新たな才能で、最も注目されるべき音楽家だ。

  • 2020-02-03
  • 2020-02-03

ガットギターとトロンボーン、そして声。親密な男女デュオの優しく心温まる音楽

ナタリー・クレスマンとイアン・ファキーニのデュオ作。リラックスした雰囲気のもと、優しいガットギターとあたたかなトロンボーンの音、そして二人の声が有機的に絡み合う。温かな音楽と時間の流れに、そのまま身を預けてしまいたくなるようなとても素敵な音。

  • 2020-02-02
  • 2022-08-07

【特集】人間業とは思えない!ジプシージャズと驚異の超絶ギタリストたち

ジャンゴ・ラインハルトが創始したジプシー音楽とジャズが融合した音楽=ジプシージャズ(マヌーシュ・スウィング)は、ザクザクと刻むギターのカッティングと超絶技巧のソロで、ギタリストたちが憧れるジャンルのひとつ。世界的に活躍するおすすめのギタリストを特集し紹介する。

  • 2020-02-02
  • 2023-09-29

現在進行形のジャズ、その一翼を担うイスラエルのピアノトリオ「Shalosh」

伝統と革新をハイレベルに混合し独自の進化を続けるイスラエルジャズシーンの中でも、ここ数年注目の度合いを増すピアノトリオ、Shalosh。ロックからの影響が色濃く反映されたジャズを奏でる彼らの2019年作『Onwards and Upwards』は、バッド・プラスやエスビョルン・スヴェンソン・トリオらの革新的なジャズのDNAを受け継ぎつつ、独自の世界観を築くことに成功し特に若い世代から大きな支持を集めている。

  • 2020-02-01
  • 2020-02-01

“文豪の玄孫”の二つ名はもう不要!? ヴィクトリア・トルストイ新譜『Stations』

スウェーデンを代表する人気ジャズシンガー、ヴィクトリア・トルストイ(Viktoria Tolstoy)の3年振り新譜『Stations』は、ボブ・ディランの(5)「Million Miles」、イダ・サンドの(1)「I Should Run」や(3)「The Mind Is Free」、ナット・アダレイの(7)「Old Country」、ナット・サイモン(10)「Poinciana」など選曲も親しみやすい、驚きはないが上質なジャズ・ヴォーカル作品だ。

  • 2020-01-29
  • 2021-10-25

海外からも大注目!ジャズ&ファンクで魅せるTokyo Groove Jyoshi が話題

“良い音楽を多くの人に広めたい”という想いのもと、主に70年代〜80年代前半のジャズ、ファンク、R&B、ロックなどジャンルを問わずグルーヴする楽曲をカヴァーし演奏する、凄腕の女性スリーピースバンド、トーキョー・グルーヴ・ジョシ(Tokyo Groove Jyoshi)が注目を集めている。

  • 2020-01-27
  • 2022-01-15

エドゥアール・フェルレ、類稀なピアノの哲学者。

エドゥアール・フェルレは昔から不思議なピアノを弾く人だった。彼の演奏は即興が主体だが従来の“ジャズっぽさ”がほとんどない。かといってクラシックそのものでもなく、彼が生み出すハーモニーもメロディーも、どこか宙を漂うような、掴み所のない感覚に溢れている。おそらく、彼の音楽を最初に聴くひとは戸惑うだろう──この音楽のルーツは一体何なんだろう、と。