- 2019-08-18
- 2022-10-07
まるでシルクの耳触り。ヨタム・シルバースタイン新譜は現代ジャズギターの万華鏡
イスラエル出身、NYで活躍するジャズギタリスト、ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)の2019年作『Future Memories』。ジョン・パティトゥッチも参加した今作は、ニューヨークの最先端JAZZにとどまらず、ヨタムが愛して止まないブラジル音楽やスパニッシュ音楽への愛が溢れた作品だ。
イスラエル出身、NYで活躍するジャズギタリスト、ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)の2019年作『Future Memories』。ジョン・パティトゥッチも参加した今作は、ニューヨークの最先端JAZZにとどまらず、ヨタムが愛して止まないブラジル音楽やスパニッシュ音楽への愛が溢れた作品だ。
グラミー賞を22回受賞。半世紀にわたってシーンの最前線で活躍を続けるピアニスト/作曲家のチック・コリアが御年78で新しく立ち上げたバンド「The Spanish Heart Band」でリリースした2019年新譜『Antidote』は、往年のチック・コリアのシンボルとも言えるスパニッシュジャズへの回帰を示した会心の作だ。
これほどの才能を目の当たりにして、彼女に嫉妬しない音楽家はいるのだろうか。NYを拠点に活動するチリ出身のジャズギタリスト/ヴォーカリスト/作曲家のカミラ・メサの2019年作『Ambar』。弦楽四重奏を加えた自身のバンド「The Nectar Orchestra」を率いての録音で、自身5作目のフルアルバムにしてメジャーデビュー作でもある。
70歳を超えた現在も精力的に活動を行なっている彼が2019年に発表した最新作『Samba Jazz Alley』はかつてブラジルで一大ムーブメントになったジャズサンバの幸せな再来だ。
ルイーザ・ブリーナ(Luiza Brina)の新作『Tenho Saudade Mas Já Passou』は、ミナス新世代の女性シンガーらしい柔らかさが魅力的なアルバム。
現代最高のジャズギタリストの評価を確立したギラッド・ヘクセルマンが2018年の名盤『Ask for Chaos』に続けて世に放った“さらなる混沌”『Further Chaos』。2019年のベスト候補の一枚。
フラメンコギタリスト/作曲家のバハグニと、ダンス音楽の作曲家/プロデューサーとして活躍するライアン・マーチャントがまさかのコラボだ。まったく新しいエレクトロ・フラメンコを、彼らは“Dancemenco”と呼んでいる。
次々と素晴らしいアーティストが湧くように出てくるイスラエルジャズ界隈。まだそれほど知名度はないものの、今後期待したいのがこのエルサレム出身のウリエル・ヘルマン(Uriel Herman)だ。
あのクインシー・ジョーンズが惚れ込んだピアニスト、アルフレッド・ロドリゲスの新譜は多彩な展開を見せるラテンジャズの傑作なんですが…中でも1曲、世界的ヒゲオヤジのテーマ曲が浮きまくっている!!
スヴェンソン亡き後、残されたe.s.tの二人と、90年代からフューチャージャズを牽引してきたピアニストがついにトリオを組んだ。バンド名は「Rymden」、スウェーデン語で宇宙だ──。
カーボベルデ出身の歌姫マイラ・アンドラーデ(Mayra Andrade)の2019年の新作『Manga』。独特のサウダーデはそのままに、サウンド面で大きな進化を見せた魅力的なオトナの音楽。
人気ソプラノサックス奏者のダニエル・ザミール(Daniel Zamir)が、これまた今最も熱いギタリストであるNitzan Barとの共演動画をYouTubeに公開した。
昨年頃より活動をともにするエルチン・シリノフ(p)、ノーム・ダヴィド (ds)を迎えてのトリオ。アヴィシャイ・コーエンのあのぶっといベースが大地を揺るがす。