- 2020-07-04
- 2020-07-04
メキシコの歌姫ナタリア・ラフォルカデ、自身のルーツを見つめる激良新譜『メキシコのための歌』
ポップ/ロックシンガーとしてキャリアをスタートしたメキシコを代表する歌姫、ナタリア・ラフォルカデは近年ますますルーツミュージックへの傾倒を見せている。彼女の2020年新譜『Un Canto por México, Vol. 1』はそのタイトルが示すようにオリジナル曲からカヴァーまでメキシコのための歌の数々が収められている。
ポップ/ロックシンガーとしてキャリアをスタートしたメキシコを代表する歌姫、ナタリア・ラフォルカデは近年ますますルーツミュージックへの傾倒を見せている。彼女の2020年新譜『Un Canto por México, Vol. 1』はそのタイトルが示すようにオリジナル曲からカヴァーまでメキシコのための歌の数々が収められている。
フレンチ・ジャズを牽引してきたベーシスト、アンリ・テキシエ(Henri Texier)。彼は1945年生まれだから、御年75歳。2020年の最新作『Chance』はそんな年齢を感じさせない、エネルギーに満ちたヨーロッパ・ジャズの今年を代表する一枚になりそうな作品だった。
イスラエル出身のアダム・ベン・エズラ(Adam Ben Ezra)は多彩な奏法を駆使する超絶ベーシストとして知られている。ダブルベース1本でメロディ、ベースライン、パーカッションパートを同時に演奏して見せた動画は「BassTheWorld.com」で紹介され、300万回を超える再生回数を記録している。
すでにUKの現代ジャズシーンでは重要な存在であるピアニスト/作曲家のサラ・タンディ(Sarah Tandy)だが、意外なことにリーダー作としては2020年3月リリースの本作『Infection In The Sentence』がデビューアルバム。
イスラエルの1991年生まれの女性シンガーソングライター/ハープ奏者、レナナ・ネーマン(Renana Ne'eman)のセカンドアルバム『Rebel Bell』。「反逆の鐘」という不穏なタイトルが冠された本作は、美しいハープの響きと英語とヘブライ語で歌われる少しダークで素朴な歌、そしてさりげなく洗練された音響処理などが相まってとても独特な魅力的に満ちた作品だ。
ロバート・グラスパーのバンドなどで活躍し、現在進行形ジャズの最先端と目される米国のベーシスト/作曲家、デリック・ホッジ(Derrick Hodge)の3作目となるリーダーアルバム『Color of Noise』がリリースされた。プロデュースはなんとブルーノートレコーズの社長(2012年に就任)でもある重鎮ドン・ウォズ(Don Was)。
ブラジルのSSW、レニーニ(Lenine)が2004年にハミロ・ムソット、ジューサとのトリオ編成でフランス・パリで行った伝説的ライヴの完全版『Lenine In Cité (Deluxe)』が、ついにデジタルリリースされた。
ハニャ・ラニ(Hania Rani)の新譜『Home』にもメンバーが参加し、近年ますます存在感を増すポーランドのピアノトリオ、イモータル・オニオン(Immortal Onion)。“不滅の玉ねぎ”というコミカルなバンド名とは裏腹に、その演奏は限りなく高度でパズルを解くような面白さがある。
もう70代も半ばだというのに異常なペースで新譜を出し続けるブラジルの職人的ピアニスト、アントニオ・アドルフォ(Antonio Adolfo)。新譜はなんとミルトン・ナシメント曲集!
アルゼンチン・コルドバを拠点に活動する女性チェリスト3人によって結成されたフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)が最高だ。クラウドファンディングを通じて2018年にリリースされたデビュー作『Nido』につづき、2020年にリリースされた2ndアルバム『Andorinha』も文句なしに素晴らしい内容だった。
Animal As Leaders のドラマー、マット・ガーストカが参加した2015年作『Stars, Plants and Bugs』が話題となったフランスのベーシスト/作曲家、ルイ・ド・ミューユル(Louis De Mieulle)の新譜『Sid€show 2』。“双頭の子ども”、“小象”、“巨蠅”をテーマに据えた奇妙な楽曲群が収録されている。
ポーランド出身の人気ピアニスト/作曲家ハニャ・ラニ(Hania Rani)。彼女の新譜『Home』では、これまでのポストクラシカルなピアノとアンビエントな音響効果に加え、初めて自身のヴォーカルをフィーチュアした曲が数曲収録されており新たな魅力を見せた。
ブラジル音楽のレジェンドの一人、ジョアン・ボスコ(João Bosco)の3年ぶり新譜『Abricó-de-Macaco』は、ブラジル音楽の真髄とクリエイティヴなイマジネーションに満ちた素晴らしく充実したアルバムだ。
クラシック音楽に止まらない活躍を見せる“世界一のチェリスト”ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)が、アメリカーナ音楽のバンド、ゴート・ロデオ(Goat Rodeo)との共演第二弾となるアルバム『Not Our First Goat Rodeo』をリリースした。このメンバーでのアルバムは2011年作『The Goat Rodeo Sessions』以来となる。