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2021

  • 2021-10-14
  • 2021-10-14

ノラ・ジョーンズ、初のクリスマス・アルバム『I Dream Of Christmas』をリリース

今年のベスト・クリスマス・アルバム最有力候補が登場した。ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の新譜は初のクリスマス曲集。6曲ほどの自作/共作曲のほか、誰もが知る名曲も収録。デビュー以来変わらない優しく温かく包み込むような歌声とピアノを中心としたアコースティック・サウンドで聴く極上のクリスマス曲集となっている。

  • 2021-10-12
  • 2021-10-28

中東音楽に魅了されたアコースティック・ギター・デュオによる深遠な弦の響き

アラ・ギュレルが遺した写真にインスパイアされたのが、二人のギタリスト──イスタンブール育ちのエルキン・カブス(Erkin Cavus)とドイツ出身のレーントコ・ディルクス(Reentko Dirks)だ。フレットレスとフレッテッドのダブルネックのガットギターと、スティール弦のバリトンギターの豊かな響きの作品。

  • 2021-10-11
  • 2021-10-11

民族音楽のカオスな究極進化…ロシアの11人編成バンド「hodíla ízba」が凄まじい

4人の女性ヴォーカリストを擁するロシア・モスクワの11人組バンド、hodíla ízbaのデビュー作『Ходуном』はなかなか驚きに満ちた作品だ。歌詞の多くは何百年も前からロシア各地に伝わる伝承をベースにしている。彼らが伝えたいのは、伝統を継承していくことの重要性だ。

  • 2021-10-10
  • 2021-10-09

マイケル・リーグがプロデュース!偉大なペルー歌手スサーナ・バカ新譜

ペルーのディーヴァ、スサーナ・バカ(Susana Baca)の新譜『Palabras Urgentes』は、プロデュース/アレンジメントはスナーキー・パピーのマイケル・リーグ(Michael League)が務めていることでも話題になりそうな作品だ。深く丁寧に紡がれる音楽は、ゆったりとした時間の流れを約束してくれる。

  • 2021-09-30
  • 2021-11-01

イスラエルジャズ最右翼、Nigun Quartet が奏でる純度100%ジューイッシュ・ジャズ

限りなく“イスラエル的”なカルテットが登場した。ニグン・カルテット(Nigun Quartet)のニグン(Nigun, Niggun, Niggen)とはユダヤ教超正統派(ハシディズム)に伝わる旋律のこと。Nigun Quartetはハシディズムのメロディーを現代的なアレンジやジャズの即興演奏で時代に適応させる。メンバーは24歳のピアニスト、34歳のサックス奏者、49歳のベーシスト、そして53歳のドラマー。宗教的・民族的な立場からのジャズへのアプローチ。

  • 2021-09-29
  • 2021-09-30

歌とギターで結ばれた父子の絆。ラリー・バリオヌエボ、幼少時に別れた父に捧げる歌

アルゼンチンのSSW、ラリー・バリオヌエボ(Raly Barrionuevo)の2021年新譜『1972』。この4桁の数字は彼の生まれた年だ。このアルバムのコンセプトは彼が少年時代に聴いた思い出の歌の塊であり、幼少時に母親の浮気をきっかけに彼の元を去った父親に捧げられた個人的な作品でもある。

  • 2021-09-28
  • 2021-09-26

1999年生まれの新星ピアニストEden Giat、モーセ『出エジプト記』に感化された圧巻デビュー作

1999年生まれのイスラエルの新鋭ピアニスト、エデン・ギアット(Eden Giat)がデビュー作となる『Crossing the Red Sea』をリリースした。アルバムタイトル“紅海を渡る”は、救済者モーセがイスラエルの民を率いて紅海を渡ったという『出エジプト記』に因む。