- 2024-04-17
- 2024-04-17
どこか懐かしい気分を誘う、ベルギーの新進エチオジャズバンド、Kolonel Djafaar
ベルギーのエチオジャズバンド、コロネル・ジャファール(Kolonel Djafaar)の2ndアルバム『Getaway』がリリースされた。エチオピアに特徴的な音階(いわゆる“ヨナ抜き”、日本の演歌で用いられる音階と同一のもの)がアフロビート/ファンク/サイケロックがシームレスに融合するサウンドに乗り、どこか郷愁を感じさせる魅惑のグルーヴを生み出す。
ベルギーのエチオジャズバンド、コロネル・ジャファール(Kolonel Djafaar)の2ndアルバム『Getaway』がリリースされた。エチオピアに特徴的な音階(いわゆる“ヨナ抜き”、日本の演歌で用いられる音階と同一のもの)がアフロビート/ファンク/サイケロックがシームレスに融合するサウンドに乗り、どこか郷愁を感じさせる魅惑のグルーヴを生み出す。
フランスのバンド、ムッシュ・マラー(Monsieur MÂLÂ)は2021年から2022年にかけてリリースした2枚のEPと、奔放で熱いライヴでフランスのインディー・シーンで確実に存在感を高めてきた。この5人組の音楽にはファンク、ジャズ、ソウル、アフロビート、サンバ、ロック、さらにはもっとプリミティヴな民族音楽など様々な要素があるが、それらジャンルのどれにも当てはまらない強烈な個性を持つ。
前作『Reclusive Rituals』でグナワやジャズ、ヒップホップの高度な融合を見せたイスラエルのゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)が新作『Wusul』をリリースした。アルバムタイトルはアラビア語表記で「وصول」、"到着"を意味する。中米から日本までの広範囲にわたる旅の中で接した異文化から大きなインスピレーションを得ており、アルバムには東京世田谷・下北沢をテーマにした(7)「Shimo Kitazawa」をはじめとした豊かな楽曲群が収録されている。
ミネソタ州ミネアポリスのアフロ・ファンクバンド、ブラック・マーケット・ブラス(Black Market Brass)が3枚目となるアルバム『Hox』をリリース。アナログの録音プロセスに拘った70年代風のサウンドにはアフロビートへの最大級のリスペクトが込められる。
Funk、Jazz、HipHop、R&B、アフロビート…様々な音楽をジャンルレスに横断し、その独特のグルーヴで唯一無二の存在感を放つマルチアーティスト/ベーシスト、ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)が今年ブルーノートから新作を発表した。本稿では多様なンデゲオチェロの作品群を改めてフィーチャー。デビュー30周年を迎える彼女のキャリアを振り返るとともに、これから彼女の音楽に触れる人は是非自分だけのお気に入りの一枚を見つけて欲しい
アフロビートやダブ、ファンクなどの影響を受けたフランス発の二人組ユニット、イレケ(Ireke)のデビュー作『Tropikadelic』。ユニット名はヨルバ語でサトウキビ。その名の通り熱帯の気候を思わせるサウンドで、シンプルでダンサブルなリズムとハイライフ風のギターやブラス・セクションが最高に心地良く、聴けば自然に歓喜へと誘われる。夏のドライブのBGMにはうってつけのアルバムではないだろうか。
ドラムスを中心とするマルチ奏者アミール・ブレスラー(Amir Bresler)、トランペッターのセフィ・ジスリング(Sefi Zisling)、鍵盤奏者ノモク(Nomok)から成るイスラエルの気鋭のバンド、リキッド・サルーン(Liquid Saloon)が待望の2ndアルバム『Took a Second』をリリースした。
UKの8人組、ココロコ(Kokoroko)の2022年8月リリースの新作『Could We Be More』は、どうやら彼らのデビューアルバム、ということらしい。これは正直、意外だった。なんせ彼らは数年前から既にロンドンのジャズシーンの最も旬なバンドとして地位を確立しているし、メンバーのソロ活動や他バンドでの活躍もよく耳にし、既に新鋭どころか中堅の感さえあるからだ。
すごいものを観てしまった。これが率直な感想だ。2022年のアカデミー長編ドキュメンタリー賞も受賞した映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』は音楽好きのみならず、今を生きるすべての人が観るべき映画と断言する。
イギリスの女性ドラマー/作曲家、ジャス・ケイザー(Jas Kayser) の最新EP『Jas 5ive』は、ジャズとアフロビートの境界を自然に溶かし両者を混ぜ合わせる彼女らしい、エキサイティングな作品だ。
ドイツ・ベルリンの7人組バンド、Jembaa Grooveのデビュー作『Susuma』が、かなり良い。西アフリカの音楽、ソウル、ファンク、ジャズなどが融合した音楽性が魅力的なJembaa Grooveは、2020年末にガーナ生まれ・ナイジェリア育ちのシンガー/パーカッション奏者のエリック・オウス(Eric Owusu)と、ベルリンのベーシスト/作曲家のヤニック・ノルティング(Yannick Nolting)が出会って生まれた。
2022年2月25日、ロバート・グラスパーの最新作「Black Radio Ⅲ」の発表に湧き立つ裏で、もう一つシーンにおいて重要な作品がリリースされていたことをご存知だろうか。2020年にBlue Note と契約後、EPやプロジェクト作を経て、初のメジャー作となったブルー・ラブ・ビーツ(Blue Lab Beats)の『Motherland Jorney』は、その名の通り、彼らの音の実験室に迷い込んだような、ジャンルの垣根を超えたビートに満ち溢れていた。
スペインを拠点に活動するアフロビート・バンド、オグン・アフロビート(Ogún Afrobeat)の『Unite』は、強力な音楽のエネルギーに満ちた一枚。ナイジェリア、キューバ、コロンビア、スペインそしてイタリアから集った10人が繰り広げる魔法のような一大セッション。
英国ロンドンのジャズバンド、イル・コンシダード(Ill Considered)のサウンドは刺激的な音楽を求める多くの人に刺さりそうだ。新譜『Liminal Space』では、アフロビートに強く感化された生きたグルーヴが渦巻く上でサックスが自由に遊泳する。