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アメリカ

  • 2020-06-18
  • 2023-08-18

予断許さぬJAZZ。米天才トランペット奏者、アンブローズ・アキンムシーレ新譜が凄い

現在進行形のジャズの象徴的なトランペッター/作曲家、アンブローズ・アキンムシーレ(Ambrose Akinmusire)の新作『on the tender spot of every calloused moment』は個人的には聴くのに体力を要するアルバムだった。音の洪水としてシャワーのように浴びるには最高なのだが、軽い気持ちで聴き流すことを許さない音楽。

  • 2020-06-13
  • 2021-04-01

目が回る楽しさ!イスラエルジャズ×NYのカオスなフュージョン『Kenner』デビュー盤

鍵盤奏者/作曲家のエイタン・ケネル(Eitan Kenner)率いるバンド、Kenner のデビュー作『8Ball City』は目が回りそうになるほど楽しい作品だ。ジャンルに囚われない音楽を信条としており、このデビュー盤でもフュージョン/プログレを基調としながら電子音も大胆に混ぜ込むなど、音楽の坩堝のようなサウンドに心が踊る。

  • 2020-06-13
  • 2020-06-13

鬼才ブラッド・メルドーがソロピアノで奏でる“コロナの時代の音楽”

現代ジャズを代表する米国のピアニスト、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)が6月12日にリリースした新譜には『Suite: April 2020』というタイトルが付けられている。アルバムにはコロナ時代の生活様式に不安と戸惑いを覚えながらも適応しようとしていく12曲の組曲と、彼にとって大切だという3曲のカヴァーがいずれもソロピアノ演奏で収録されている。

  • 2020-05-14
  • 2020-05-14

グルーヴ・マスター、ネイト・スミスの多才さを見せつける新作EP

現代ジャズシーンを代表するドラマー/作曲家、ネイト・スミス(Nate Smith)の新譜EP『Light and Shadow』は、ジャズ/R&B/ソウル/ロックと幅広いジャンルで引っ張りだこの最強ドラマーの底知れぬ才能を堪能できる素晴らしい作品だ。彼の2017年の名盤『KINFOLK: Postcards from Everywhere』を好きな方は絶対にハマるはず!

  • 2020-05-13
  • 2020-05-13

クソジャケ・オブ・ジ・イヤー確定!? それでもウォルター・スミス3世新譜は素晴らしい

ウォルター・スミス3世(Walter Smith III)の新譜『In Common 2』は、2018年の前作『In Common』の続編。新たにミカ・トーマス(Micah Thomas, p)、リンダ・オー(Linda Oh, b)、ネイト・スミス(Nate Smith, ds)が加わっている。クソジャケだが、中身は最高に現代的なジャズである。

  • 2020-05-12
  • 2020-05-12

フランスの気鋭ピアニスト、ポール・レイが欧州ジャズ100年の歴史をテーマに描いた傑作『Deep Rivers』

フランスのピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)がヴォーカリスト、イザベル・セルリング(Isabel Sörling)とベーシスト、サイモン・タイユ(Simon Tailleu)とのトリオで作った最新作『Deep Rivers』のテーマは、アメリカとヨーロッパを繋いだジャズの歴史そのもの。

  • 2020-05-09
  • 2020-05-09

ジャズの歴史と未来をつなぐ“今”の音。アーロン・パークスが“Little Big”での新譜をリリース

現代NYジャズの最重要ピアニスト/作曲家のアーロン・パークス(Aaron Parks)新譜『Little Big II: Dreams of a Mechanical Man』はその名の通り前作『Little Big』(2018年)の続編となるアルバム。バンドメンバーも前作からベーシストがデイヴィッド・ジンヤード (David Ginyard, b)に交代しているだけで、引き続きグレッグ・トゥーヒー(Greg Tuohey, g)、トミー・クレイン(Tommy Crane, ds)が起用されている。

  • 2020-04-24
  • 2020-04-24

アメリカで出会い、アメリカの音楽を愛し、ジャズで繋がった3人の温かな音楽

クロマチック・ハーモニカのグレグア・マレ(Gregoire Maret)、ピアノのロメイン・コリン(Romain Collin)、そしてギターのビル・フリゼール(Bill Frisell)の3人がアメリカの雄大な自然を愛情深く描く『Americana』。グレゴア・マレのハーモニカが奏でる叙情的な音は広大なアメリカの大地への望郷と憧憬の歌だ。

  • 2020-04-19
  • 2020-04-19

カート・ローゼンウィンケル、古いビバップを現代的アプローチで蘇らせた新譜『Angels Around』

カート・ローゼンウィンケル・トリオの最新アルバム『Angels Around』がリリースされた。メンバーはギターのカート・ローゼンウィンケル(Kurt Rosenwinkel)の他、2016年からローゼンウィンケル・トリオに参加しているイタリア出身のベーシスト、ダリオ・デイダ(Dario Deidda)、そしてNYを拠点に活動するドラマーのグレゴリー・ハッチンソン(Gregory Hutchinson)。