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アメリカ

  • 2024-02-03
  • 2024-02-03

ダーティ・サウスは終わらない。Sauce Walka 『DAT BOY DEN』

「ダーティ・サウス」とも呼ばれる南部のHipHop。グッディ・モブ(Goodie Mob)にはじまり、クランクで一世を風靡したリル・ジョン(Lil' Jon)、グラミー賞アーティスト・アウトキャスト(Outcast)、そして「キング」T.I etc…。超有名ラッパーを多数輩出するサウスHipHop界。その中で今注目したいのがこのソースウォーカ(Sauce Walka)だ。

  • 2024-01-20
  • 2024-01-20

テラス・マーティン、伯父の伝説的ジャズギター奏者カルヴィン・キーズとの夢の共演!

1942年ネブラスカ州生まれの伝説的ギタリスト、カルヴィン・キーズ(Calvin Keys)が、甥でケンドリック・ラマーやスヌープ・ドッグのプロデューサーとして知られる1978年生まれのテラス・マーティン(Terrace Martin)との双頭名義で新作『The Near North Side』をリリースした。

  • 2024-01-16
  • 2024-01-16

現代NYジャズを代表する個性派ギタリスト ロテム・シヴァン、驚くべき創造力と表現力で夢を叫ぶ

やはり、彼は現代最高のギタリストのひとりだろう。イスラエル出身、ニューヨークで活動するロテム・シヴァン(Rotem Sivan)。古典的なジャズからヒップホップ、ネオソウル、インド音楽、ロックなど様々な要素から影響を受けた実験的な音作りなど好奇心の旺盛さが窺え、どんなことをやってもセンスの塊のように素晴らしい音楽を生み出す天才。2024年1月、新作『Dream Louder』をリリース。

  • 2023-12-29
  • 2023-12-23

Música Terra が選ぶ 2023年ベストアルバムTOP10【DJ mitsu編】

Música Terra(ムジカテーハ)ライターDJ mitsuが選ぶ2023年のベストアルバム。
基本、当サイトで紹介してきたもの中心ではありますが、取り上げきれなかった作品もここではPick Up。「何を落としたらいいのか悩む」大豊作の昨年に対し、「何を入れるか悩んだ」今年。なかなかコレ!というものがなかった年でもありましたが、ここに挙げたのは間違いなく「いい音楽」。
今年1年お世話になった作品を振り返っていきましょう。

  • 2023-12-26
  • 2023-12-25

NY・ブルックリンの新進気鋭ギタリスト、マックス・ライト新譜『Bramble』

ニューヨーク・ブルックリンを拠点とする新進気鋭のギタリスト、マックス・ライト(Max Light)の新作EP『Bramble』。ピアノにエヴァン・メイン(Evan Main)、ベースにデンマーク出身のマティアス・ホイゴール・ジェンセン(Mathias Højgaard Jensen)、そしてドラムスにスティーヴン・クラマー(Steven Crammer)という若く柔軟な感性を持ったメンバーを迎えたカルテットで、伝統と革新が両立する優れたジャズを展開している。

  • 2023-12-18
  • 2023-12-17

アンブローズ・アキンムシーレ、憧れのビル・フリゼール/ハーレン・ライリーとの静かで鋭いトリオ作『Owl Song』

米国を代表するトランペッター、アンブローズ・アキンムシーレ(Ambrose Akinmusire)は新作『Owl Song』で彼が敬愛する二人のミュージシャンを招いた。ギタリストのビル・フリゼール(Bill Frisell)とドラマーのハーレン・ライリー(Herlin Riley)だ。アンブローズとは20も30も歳の離れたベテランとのセッションは、マイルス・デイヴィスと同じように“少ないほど良い(less is more)”という信念をもつ彼の音楽観を体現している。

  • 2023-11-23
  • 2023-11-23

NYで活躍するベース奏者ノーム・ウィーゼンバーグ、繊細な感性が生み出す極めて密度の濃い最高の現代ジャズ作品

現代のニューヨークのジャズシーンを支えるベーシスト、ノーム・ウィーゼンバーグ(Noam Wiesenberg)の新作『NeoNomadic』が素晴らしい。リーダーとして初の作品となった前作『Roads Diverge』はシャイ・マエストロ(Shai Maestro)やイマニュエル・ウィルキンス(Immanuel Wilkins)といった世界最高峰のプレイヤーの参加もあり話題となったが、今作ではそうしたビッグネームの名前がなくとも作編曲家/ベーシストとして唯一無二の極致に達することを証明する非常に密度の濃い完成度に度肝を抜かれる。

  • 2023-11-19
  • 2023-11-19

【連載】ネイティブ・タンの衝撃~⑧ニュースクールの名を冠した問題児達。Leaders Of the New School『T.I.M.E』

クールなサウンドを打ち出していた当時のニュースクールにおいて、これだけフィジカル重視の前のめりなマイクリレーを敢行したユニットも珍しい。「これが俺たちのニュースクールだ!」と言わんばかりの熱量で席巻した問題児達。その中心にいたのは他でもないラップモンスター、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)である。

  • 2023-11-12
  • 2023-11-15

『ENO PIANO』:ブライアン・イーノがスタジオで構築した「アンビエント・ミュージック」の世界をピアノソロで表現。稀代の米国人ピアニスト、ブルース・ブルベイカー (Bruce Brubaker)による新作。

「現代のアメリカン・クラシック・シーンで最もエキサイティングなピアニストのひとり」と評されるピアニスト、ブルース・ブルベイカー (Bruce Brubaker)による新作は、ブライアン・イーノの「アンビエント・ミュージック」の世界をピアノソロで表現した『ENO PIANO』

  • 2023-11-04
  • 2023-11-03

独特の魅力を放つSFドリーム・ポップ。Salami Rose Joe Louis『Akousmatikous』

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身の女性シンガーソングライター/プロデューサー、リンゼイ・オルセンによるソロ・プロジェクト、サラミ・ローズ・ジョー・ルイス(Salami Rose Joe Louis)の新作『Akousmatikous』。無限のイマジネーションから解き放たれた光のようなものが四方八方に発散し、収束せぬまま空間を作り上げ、リスナーを幻惑し飲み込むような驚くべき世界観をもった作品だ。

  • 2023-10-28
  • 2023-10-28

ジャズの現在と未来を思い描く。『ゼルダ』メドレーが話題となったマウリシオ・モラレスの新譜

メキシコ出身のベーシスト/作編曲家、マウリシオ・モラレス(Mauricio Morales)が多数のゲスト・ヴォーカリストを招いて初のヴォーカル・アルバム『The Endless Ride』をリリースした。デビュー作『Luna』が子ども時代の回想のノスタルジーに溢れた作品だとすれば、今作は数多の才能との出会いを経て加速度的に進化する音楽家としての自身の現在の姿、といえそうだ。

  • 2023-10-27
  • 2023-10-26

喜びが爆発四散するファンキー・ヒップ&ポップな傑作!鬼才デヴィッド・クラカウアーの祝祭音楽

米国のクラリネット奏者、デヴィッド・クラカウアー(David Krakauer)が放つ最高に気分がアガるクレズマー・パーティ・ミュージック!中東欧のアシュケナージ系ユダヤ人の器楽音楽であるクレズマーを大胆に進化させてきたイノベーターによる新作『Mazel Tov Cocktail Party!』は、世界的パンデミックの時代を乗り越え、再び大勢で集い、歌い踊ることが可能になった世の中を最高にファンキーでヒップ&ポップな音楽で心の赴くままに祝福する。

  • 2023-10-10
  • 2023-10-10

アメリカを巡る魂のサックスと歌。ジョシュア・レッドマン初のヴォーカル・プロジェクト!

米国のジャズ・サクソフォン奏者ジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)の新作『Where Are We』は、長いキャリアを持つ彼がコロナ禍の中で構想した、初のヴォーカリストをフィーチュアした作品となっている。また、これまではワーナー・ブラザースやノンサッチから作品をリリースしてきた彼にとて初のブルーノート・レコードからのリリースだ。