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ベース

  • 2020-06-06
  • 2021-08-14

女性ピアノ/Vo とコントラバス奏者による究極的美しさのデュオ作品『Casa』

アルゼンチン、コルドバ出身のSSW/ピアニストのクララ・プレスタと、同郷のベーシスト、フェデリコ・セイマンディによるデュオ作品『Casa』は、スペイン語で「家」を意味するタイトルが示す通りに、クララ・プレスタの自宅で生まれたばかりの娘フランシスカの授乳の合間を縫って録音されたという作品だ。耳元で奏でられるようなドメスティックな音楽が夢見心地な、深い慈しみが溢れ出た傑作。

  • 2020-05-30
  • 2025-06-09

必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』

イスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンドだ。

  • 2020-05-17
  • 2021-04-29

巨匠レイン・スルタノフ、アゼリと北欧をつなぐ抒情的な新譜

アゼルバイジャンを代表するジャズミュージシャン、レイン・スルタノフ(Rain Sultanov)、イスファール・サラブスキ(Isfar Sarabski)とスウェーデン出身のニルス・オルメダル(Nils Olmedal, b)のトリオによる新譜『Influence』は、北欧的な静けさと美しさを内々に讃えた極めて抒情的なジャズ作品だ。

  • 2020-05-12
  • 2020-05-12

フランスの気鋭ピアニスト、ポール・レイが欧州ジャズ100年の歴史をテーマに描いた傑作『Deep Rivers』

フランスのピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)がヴォーカリスト、イザベル・セルリング(Isabel Sörling)とベーシスト、サイモン・タイユ(Simon Tailleu)とのトリオで作った最新作『Deep Rivers』のテーマは、アメリカとヨーロッパを繋いだジャズの歴史そのもの。

  • 2020-05-08
  • 2023-09-27

超絶技巧とブラジル伝統音楽に根ざした高い音楽性を両立する若き天才6弦ベーシスト

ブラジルの若き技巧派エレクトリック・ベーシスト/作曲家、フェリピ・モレーノ(Filipe Moreno)の『Memórias』は、ショーロやフォホー、サンバといったブラジル伝統音楽をベースにした驚異の作品だ。収録曲はすべてフェリピ・モレーノのオリジナル曲で、縦横無尽に演奏される6弦ベースの超絶テクニックだけでなく幅広いジャンルから吸収した作曲センスも天才的。

  • 2020-04-25
  • 2020-04-26

美しいジャズヴァイオリンで、魔法のように上質なひとときを。

ジョアン・チャモロ主宰のサン・アンドリュー・ジャズバンドから、素敵なヴァイオリン奏者が現れた。彼女の名はエリア・バスティーダ(Elia Bastida)。ジョアン・チャモロとの共同名義の2019年作『The Magic Sound of the Violin』では、クラシックの確かなテクニックとジャズの即興性、スウィングの陽気さが組み合わさった楽しく美しい音楽を聴かせてくれる。

  • 2020-04-12
  • 2020-04-11

静かな夜に聴きたい、南米+北欧の詩的なギタートリオ

南米アルゼンチンのギタリスト、ホセ・サルーシと同じくアルゼンチンのベーシスト、フアン・フラッキに、デンマークのドラマー、ウルリック・ビスガアルドが加わった極上のギタートリオ作品『Lugar』。このメンバーでは初めての録音とのことだが、アルゼンチンと北欧音楽に共通する叙情性がギタートリオという小編成の中で見事に結実した素晴らしい音楽だ。

  • 2020-04-05
  • 2021-12-19

ベナン出身の驚異のギタリスト率いるGilfema、原点に立ち返った12年ぶり新譜

西アフリカ・ベナン出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ(Lionel Loueke)とハンガリー出身のドラマー、フェレンク・ネメス(Ferenc Nemeth)、そしてスウェーデン生まれのイタリア人ベーシストのマッシモ・ビオルカティ(Massimo Biolcati)のトリオ、ジルフェマ(Gilfema)。アフリカ音楽のエッセンスが色濃く反映された個性的なジャズがとても面白い。