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クラシック

  • 2019-11-17
  • 2019-11-17

寡作のアレハンドロ・マンソーニ、9年振り新譜は美しくしなやかで知的なチェンバージャズ傑作

現代アルゼンチン音楽シーンの最重要ピアニスト/作曲家のアレハンドロ・マンソーニ(Alejandro Manzoni)のオクテートによる新作『Formato de Cámara』が素晴らしい。ジャズとクラシック、そしてアルゼンチンに根付くフォークミュージックのもっとも良い部分がうまく融合し、夢のような音楽が奏でられている。2019年ベストのひとつになりそうな予感だ…。

  • 2019-09-22
  • 2019-12-28

躍動するリズム、繊細な音色。150年の時を超えた素晴らしいピアノ・ショーロ

YouTubeで大好きな古いショーロの曲「Odeon」の良い演奏を探していて、このブラジルの新鋭ピアニストを初めて“発見”した時は興奮した。そのピアニストの名は、エルクレス・ゴメス(Hércules Gomes)。鍵盤の上で舞い踊るような彼の指が生み出す音に、私はすぐに虜になった。

  • 2019-08-24
  • 2020-01-19

ギター音楽を愛する全ての人へ。ブラジル最高峰ギタリストがソロで挑むジスモンチ曲集

ダニエル・マレー(Daniel Murray)がジスモンチ主宰のレーベル、CARMOからリリースしたジスモンチ楽曲集『Universo Musical de Egberto Gismonti』は、ギタリストとして歩んだ半生の全てをぶつけた、渾身の傑作だ。自らの指先の肉と爪のみで表現し得る最高のギター音楽がここにはある。

  • 2019-08-05
  • 2023-10-21

イタリアとブラジルの鬼才が描き出す奇妙で耽美な音楽

イタリアのジャズクラリネット奏者、ガブリエーレ・ミラバッシ(Gabriele Mirabassi)と、ブラジルの作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)のデュオ作『Graffiando Vento』。ときに“変態的”と賞賛されるギンガの名曲の数々を、表情豊かなジャズクラリネットが歌い上げる傑作だ。