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ヨーロッパジャズ

  • 2020-08-18
  • 2020-08-16

純粋すぎるピアノとヴァイオリンの共演、ヨアヒム・キューン×マテウシュ・スモチンスキ

ドイツのベテラン・ピアニスト、ヨアヒム・キューン(Joachim Kühn)とポーランドの若手ヴァイオリニスト、マテウシュ・スモチンスキ(Mateusz Smoczynski)のデュオ作品『Speaking Sound』。40歳もの歳の差の二人の演奏は優しい語り合いのようで、即興成分は少なめでジャズよりもクラシックの響きに近い。

  • 2020-08-09
  • 2020-08-09

心を癒すピアノとギター。イタリアのデュオ、至福のジャズ

坂本龍一の(1)「美貌の青空」で始まるアルバムは究極的なまでの叙情性に満ち溢れ、寄り添いながら語り合うようなピアノとギターの音色に心が洗われる。抑制と開放の絶妙なバランス。日常のリラックスしたシーンでじっくり聴くには最高の音楽だ。

  • 2020-08-02
  • 2020-08-02

ヴァイオリン多重録音×多数実力派歌手の共演、激良作!

2000年以降、30枚以上のアルバムの録音に参加してきたスペイン・バルセロナのヴァイオリスト、コロマ・ベルトラン(Coloma Bertran)がその長いキャリアの中で初となるソロアルバムをリリースした。本作では彼女が一人でヴァイオリン、ヴィオラ、オクターヴ・ヴァイオリンを様々な奏法を駆使し多重録音し、曲によってはゲストシンガーを迎えるという構成をとっている。

  • 2020-07-28
  • 2021-07-19

北欧のチューバ奏者ダニエル・ハースケダール、完璧な孤独のアルバム『Call for Winter』

ノルウェーのジャズ・チューバ奏者ダニエル・ハースケダール(Daniel Herskedal)の7枚目のアルバムとなる新譜『Call for Winter』は、チューバやバストランペットの多重録音で創られた完全なるソロ作。アルバムタイトルに相応しい孤高の音楽で、北欧の厳しくも美しい自然や、人間本来の孤独の姿を語る。

  • 2020-07-04
  • 2020-07-04

ドイツ新世代ジャズの最先端!ホルスト・ハンセン・トリオ『Live in Japan』

アサヒビールのポスターを背景に、箸で寿司をつまむ5人がアルバムジャケットに描かれている。彼らの名はホルスト・ハンセン・トリオ(Horst Hansen Trio)。1960年代のドイツで活躍したホルスト・ハンセンという名の伝説的トランペッターが創立したトリオの遺志を受け継いで活動するバンドに対して、「5人なのになんでトリオやねん!」とツッコむのは今さらナンセンスかもしれない。

  • 2020-06-25
  • 2020-06-24

パズルを解くような面白さ…ポーランドの新世代ピアノトリオ、Immortal Onion

ハニャ・ラニ(Hania Rani)の新譜『Home』にもメンバーが参加し、近年ますます存在感を増すポーランドのピアノトリオ、イモータル・オニオン(Immortal Onion)。“不滅の玉ねぎ”というコミカルなバンド名とは裏腹に、その演奏は限りなく高度でパズルを解くような面白さがある。