ティグラン作品でお馴染み、アレニ・アグバビアン 深淵なるECMデビュー作

Areni Agbabian - Bloom

アルメニア系SSW、アレニ・アグバビアン ECMデビュー作『Bloom』

ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)の作品にヴォーカリストとして参加していることでも知られる作曲家/ピアニスト/シンガーのアレニ・アグバビアン(Areni Agbabian)のECMデビュー作『Bloom』。共作者としてドラマー/パーカッショニストのニコラス・ストッカー(Nicolas Stocker)がクレジットされている。

カリフォルニアで生まれ育ったアルメニア系アメリカ人であるアレニ・アグバビアンの音楽にアメリカらしさは微塵もなく、ティグラン・ハマシアンのECM諸作のような教会音楽的な神聖な響きが特徴的だ。ピアノは必要最低限の音数で弾かれ、スイス出身のニコラス・ストッカーのリズムよりも音響を重視した多種多様なパーカッションの演奏は哲学的ですらある。強弱も音程も完璧にコントロールされたアレニ・アグバビアンのヴォーカルは非常に美しく、地味なようでいてとても繊細でテクニカルだ。

アルバムは全17曲中10曲がアレニ・アグバビアン、2曲がニコラス・ストッカー、1曲が両名の共作。他にはトラディショナル(12)や、ECM創始者マンフレート・アイヒャーの作品(3, 15)も。

聖歌のような美しい響きの(1)「Patience」。
シンプルだが美しい

Areni Agbabian – voice, piano
Nicolas Stocker – drums, percussion

Areni Agbabian - Bloom
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