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グナワ

  • 2024-03-12
  • 2024-03-12

グナワとジャズ、幸せな土埃の匂い…。イスラエルのゲンブリ奏者シャイ・ハザン新作『Wusul』

前作『Reclusive Rituals』でグナワやジャズ、ヒップホップの高度な融合を見せたイスラエルのゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)が新作『Wusul』をリリースした。アルバムタイトルはアラビア語表記で「وصول」、"到着"を意味する。中米から日本までの広範囲にわたる旅の中で接した異文化から大きなインスピレーションを得ており、アルバムには東京世田谷・下北沢をテーマにした(7)「Shimo Kitazawa」をはじめとした豊かな楽曲群が収録されている。

  • 2023-12-03
  • 2023-12-03

チュニジア出身の天才若手ピアニスト、ワジディ・リアヒ待望の2nd!チュニジアからベルギーに至る驚くべき音楽の旅

1995年チュニジア生まれのピアニスト、ワジディ・リアヒ(Wajdi Riahi)のピアノトリオ第二作目となる『Essia』には、メンバーを変えずに新たに録音された11曲が収録されている。チュニジアの伝統音楽からヨーロッパの洗練されたジャズまで、多様性の象徴かつ最も高度なジャズが繰り広げられる圧巻の作品。

  • 2023-10-17
  • 2023-10-17

躍動するグルーヴ、レユニオン音楽を現代にアップデートする女性SSWオリアーヌ・ラカイユ『iViV』

フランスのゾレオール(フランス人とクレオール人)のシンガーソングライター/打楽器/ウクレレ奏者、オリアーヌ・ラカイユ(Oriane Lacaille)の初のフルレンス・アルバム『iViV』がリリースされた。レユニオンのマロヤやセガといった伝統音楽をベースに、洗練された独自の創作性で築く音楽と言葉の冒険の世界が広がる。

  • 2023-07-08
  • 2023-07-07

マイケル・リーグ率いるワールドミュージック集団Bokanté、異なる視座から音楽を紐解く3rdアルバム

スナーキー・パピー首謀者マイケル・リーグ率いるワールド・ミュージック集団、ボカンテ(Bokanté)の3rdアルバム『History』は、その重いアルバムタイトルに負けない重厚な雰囲気の作品だ。グアドループ出身の女性歌手マリカ・ティロリアン(Malika Tirolien)によってクレオール語で歌われる9つの楽曲は、勝者によって都合よく作られてきた歴史や文化や音楽に疑問を抱き、これまで光の当てられることのなかった立場にも目を向けさせようとする。

  • 2023-03-30
  • 2023-03-30

西洋音楽とグナワの幸せな出会い。アジズ・サハマウイ&エリック・ロングスワース共演作

モロッコ出身で現代グナワ音楽を代表するアジズ・サハマウイ(Aziz Sahmaoui)と、アメリカ合衆国のチェロ奏者エリック・ロングスワース(Eric Longsworth)による双頭名義の『Il fera beau demain matin jusqu'à midi』。アラビア語、フランス語、英語でフォーク・ミュージックやジャズ、ブルースをグナワ音楽と巧みに融合させる試みだ。

  • 2022-11-28
  • 2022-11-27

モロッコにルーツを持つ豪打楽器奏者ジュリアン・ベルバキアー、独自に探求するアフリカ音楽

オーストラリア出身、アフリカ音楽を探求するパーカッション奏者ジュリアン・ベルバキアー(Julian BeBachir)のデビュー作『Babdoukkala』。西アフリカを代表する弦楽器、コラに似たンゴニ(N'goni)を独自に改良した楽器も用い、セネガル出身のラミネ・ソンコ(Lamine Sonko)やギニア出身マリン・シラ(Malin Sylla)らをゲストに迎えた恍惚のアフリカ音楽が展開される。

  • 2022-10-09
  • 2022-10-09

急速に混ざりゆく世界の今を描く。話題の中東サイケロック、Al-Qasar デビュー作『Who Are We?』

フランス・パリで結成された“アラビアン・ファズ”バンド、アル・カサール(Al-Qasar)のデビュー作『Who Are We?』が最高に面白い。バンドリーダー/作曲家でエレクトリック・サズやギター、鍵盤を担当するトマ・アタル・ベリエ(Thomas Attar Bellier)はロサンゼルス、パリ、ニューヨーク、リスボンといった国際都市に住んできた経験から、多様な人々に調和する音楽をつくりたいと願っていた……

  • 2022-01-09
  • 2022-01-09

ゲンブリ奏者が放つエレクトロジャズ×グナワ。ルーツの探求と進化の追求を選んだシャイ・ハザンの音楽

イスラエル・テルアビブを拠点に活動するベーシスト/ゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)がアコースティックなジャズ・クインテット作『Nuff Headlines』に続きリリースした『Reclusive Rituals』は、感度抜群のエレクトロジャズ×グナワミュージックだ。

  • 2021-07-24
  • 2021-10-01

スーパートリオによる現代グナワ・ジャズの到達点『Assala』

モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのメディ・ナスリ(Mehdi Nassouli)と、イスラエルのピアニストオムリ・モール(Omri Mor)、そしてアルジェリア出身ドラマーのカリム・ジアド(Karim Ziad)のトリオによる『Assala』は、近年世界中の音楽家や愛好家から注目を浴びるグナワ音楽と、現代ジャズの最高峰のハイブリッドな驚くべき作品だ。

  • 2020-05-09
  • 2020-05-09

注目を浴びるグナワの革新。ラビイ・ハルヌーン& V.B.クール『Gnawa Electric Laune』

モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのラビイ・ハルヌーン(Rabii Harnoune)と、フランクフルトを拠点に活動するプロデューサーV.B.クール(V.B.Kühl)によるデュオアルバム『Gnawa Electric Laune』は、近年急速に注目を浴びるモロッコの伝統音楽グナワとエレクトロニック・ミュージックを融合した興味深い作品だ。