- 2020-03-24
- 2020-03-24
アルゼンチン音楽ファン必聴!洗練されたチェンバーアンサンブルが魅力のSSWホアキン・メリーノ
アルゼンチン・フォルクローレを基調とした素朴で温もりのある歌に、ガットギターやピアノ、木管楽器や弦楽器中心のジャジーなチェンバー・アンサンブル。アルゼンチン南部パタゴニア出身のSSW、ホアキン・メリーノ(Joaquín Merino)のデビュー作『Arvolar』は至福の時を約束してくれる。
アルゼンチン・フォルクローレを基調とした素朴で温もりのある歌に、ガットギターやピアノ、木管楽器や弦楽器中心のジャジーなチェンバー・アンサンブル。アルゼンチン南部パタゴニア出身のSSW、ホアキン・メリーノ(Joaquín Merino)のデビュー作『Arvolar』は至福の時を約束してくれる。
超絶ギタリスト、アル・ディ・メオラ(Al Di Meola)の2020年新作は『All Your Life』(2013年)以来2作目となる、自身が大きな影響を受けたビートルズ曲集となった。
ブラジルのジャズピアニスト、ベンジャミン・タウブキン(Benjamim Taubkin)とヴィオラ・カイピーラ奏者のイヴァン・ヴィレラ(Ivan Vilela)によるデュオ作品『Encontro』(2019年)は、ブラジル音楽を極めた二人のベテランによる洗練された好盤だ。
たった二人、ガットギターと声だけというシンプルな演奏なのに、この複雑さ、この深み…ギンガの音楽が持つ魅力は本当に底知れない──。比類なき作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)の名曲たちを、シンガー、ドゥドゥ・スペルブ(Dudu Sperb)が歌い上げる『Navegante - Dudu Sperb recebe Guinga』(2019年)。
サンバやボサノヴァなどのブラジル音楽とサイケデリック・ロックを融合し、1970年代に独自の存在感を放ち後世に多大な影響を与えたブラジルの伝説的バンド、ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)。名盤『Acabou Chorare』はブラジル音楽史上に輝く最重要作。
盟友ライル・メイズの訃報が伝えられたのはほんの数日前だった。世界中がこの享年66の名キーボード奏者の死を悼む中で、パット・メセニーの実に6年ぶりの新作『From This Place』がリリースされた。多くのジャズファン/ギターファンが待ちわびたレジェンドの新作ということは勿論、ライル・メイズの突然の悲報も相まって早くも今年最も注目されたジャズアルバムになることは間違いなさそうだ。
ブラジル・ミナスジェライスのSSW、エステヴァォン・マスカレーニャス(Estevão Mascarenhas, gt, vo)が率いるバンド、シフラス・ノ・ヴァラル(Cifras no Varal)の2019年作『Roda dos Orixás』。トロピカリアの雄、オス・ノヴォス・バイアーノス(Os Novos Baianos)を彷彿とさせる、ブラジルの民族音楽成分が多めの気持ちいいロックサウンドを聴かせるおすすめのバンドだ。
新たな鬼才音楽家として注目されるブラジルのSSW、ペドロ・カステリジン(Pedro Kastelijns)の『Som das Luzis』はアウトサイダーアート感が漂いまくる、奇天烈な音楽作品だ。サイケなギターサウンド、異常なほどにリバーブをかけたヴォーカル。演奏も歌も決して完璧な訳ではないのだけど一種独特の世界観を持ったアート性で、BandcampでAlbum of the Dayに選ばれるなど一部で話題となっている。
クラシック音楽のジャズアレンジなんて世の中にゴマンとあるが、ドイツのピアニスト/作曲家のマルクス・シンケル(Marcus Schinkel)のトリオがギタリストのヨショ・ステファン(Joscho Stephan)を迎えて録音した2019年作『Classic Meets Gypsy』は、それら凡百の“ジャズ風クラシック”とは一味も二味も違う作品だ。
アルバムを出せば否応なしに注目を浴びる、現代ギターの“皇帝”カート・ローゼンウィンケル(Kurt Rosenwinkel)の新譜『Searching The Continuum』は、エレクトロニカ系のギタリスト、ティム・モッツァー(Tim Motzer)とドラマーのジンタス・ジャヌソキス(Gintas Janusonis)との3人編成のバンド、Kurt Rosenwinkel Bandit 65 名義での作品で、世界中を完全即興演奏でツアーした彼らのパフォーマンスの最高の記録でもある。
ナタリー・クレスマンとイアン・ファキーニのデュオ作。リラックスした雰囲気のもと、優しいガットギターとあたたかなトロンボーンの音、そして二人の声が有機的に絡み合う。温かな音楽と時間の流れに、そのまま身を預けてしまいたくなるようなとても素敵な音。
ジャンゴ・ラインハルトが創始したジプシー音楽とジャズが融合した音楽=ジプシージャズ(マヌーシュ・スウィング)は、ザクザクと刻むギターのカッティングと超絶技巧のソロで、ギタリストたちが憧れるジャンルのひとつ。世界的に活躍するおすすめのギタリストを特集し紹介する。
かつてギター少年たちに人生観を揺るがすほどの衝撃を与えたジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、パコ・デ・ルシアによる「スーパーギタートリオ」。パコは亡くなってしまったが、2020年のはじめ、ジョン・マクラフリンとアル・ディメオラの新譜が相次いでリリースされる。
インドの古典音楽とスペインのフラメンコを見事に融合したデビューアルバム『Indialucia』(2005年)が一部で話題となった多国籍音楽集団、インディアルシア(Indialucia)が、2014年に満を持して発表した2作目『Acatao』は、前作でのフラメンコ×インド音楽をより洗練させた非常に完成度の高い作品だ。