- 2020-09-19
- 2020-09-19
フレットレスギターの先駆者エルカン・オグル、様々な弦楽器で表現する魅惑の音楽
エルカン・オグル(Erkan Oğur)は1954年、トルコ・アンカラ生まれのギタリスト/作曲家。1976年に最初のフレットレスのクラシックギターを発明し、トルコの伝統音楽やクラシック音楽、ジャズを組み合わせた独自の音楽性で生きる伝説となっている音楽家だ。
エルカン・オグル(Erkan Oğur)は1954年、トルコ・アンカラ生まれのギタリスト/作曲家。1976年に最初のフレットレスのクラシックギターを発明し、トルコの伝統音楽やクラシック音楽、ジャズを組み合わせた独自の音楽性で生きる伝説となっている音楽家だ。
西側諸国を巻き込んで様々な論争を引き起こしてきたレバノンのバンド、マシュロウ・レイラ(Mashrou' Leila)の2019年作『The Beirut School』。中東の不安定な政治情勢下で、社会には人々の不満や怒り、諦めが蔓延する。彼ら以前のアラブの音楽は自身が抱える問題をほとんど歌ってこなかったが、この特異なバンドは彼ら自身の言葉で痛烈に社会を批判する。
トルコのギタリスト/作曲家、トルガ・シャンル(Tolga Şanlı)の新譜『Vouves』は中東的エッセンスも多めのジャズロック/プログレ系のおすすめ作品だ。
世界中のリズムや音階を取り入れた独自のジャズを創り続けている米国シカゴ出身のピアニスト/作曲家、ライアン・コーハン(Ryan Cohan)の7年ぶり新譜『Originations』。ピアノ、ベース、ドラムス、中東の打楽器、管楽器、さらには弦楽四重奏という11人編成で緻密に演奏される魅惑の音楽だ。
イスラエルのプロデューサー/作曲家/鍵盤奏者ホッド・モショノヴ(Hod Moshonov)の別名ユニット、BEMETは相当にクレイジーだ。EDM、エレクトロポップ、バイレファンキ、レゲトン、インド音楽、アラビア音楽、ドラムンベース、ジャズ、ロックなどの影響がごちゃ混ぜになったジャンル特定不能なサウンドは聴く者を瞬く間に未知の世界に引き摺り込む。
イスラエルのSSW/ドラマー/パーカッショニストのイシャイ・アフターマン(Yshai Afterman)による2019年作『Naomi』は、カルテット編成のジャズバンドに男女ヴォーカルが印象的な素晴らしい作品だ。そのメンバーの多様なバックグランドから繰り出される演奏は、所謂“イスラエルジャズ”の範疇に止まらない。
イスラエルの歌手イリット・デケル(Irit Dekel)と、マルチ奏者エルダッド・ジトリン(Eldad Zitrin)によるデュオアルバム『Last of Songs』は、ボサノヴァの名曲「Chega de Saudade」やジャズスタンダードなどに中東音楽のスパイスをだいぶかけすぎた、斬新なアルバム。
斬新で洗練された音楽性、圧倒的なテクニックで話題のイスラエルのバンド、Pinhas & Sons。バンドを率いるリーダー、オフェル・ピンハスに経歴やバンドの成り立ち、そして今後の活動について聞いてみた。
イスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンドだ。
イスラエル・ナザレ出身のギタリスト、ミシェル・サフラウィ(Michel Sajrawy)はエレクトリック・ギターという世界的に最も人気のある楽器のひとつで、世界中を見回しても同様の演奏をするギタリストを探すことが困難なほど独自の演奏表現を見せる音楽家だ。
パレスチナ出身のファラジュ・スレイマン(Faraj Suleiman)という凄いピアニストがいる。彼は1984年にパレスチナ北部のアッパーガリラヤ(Upper Galilee)生まれ。アラビア音楽と東洋のリズムに影響された独特の感性で、近年ヨーロッパや中東でのジャズフェスティバルでも活躍する若い音楽家だ。
フランス在住のピアニスト/作曲家、ステファン・ツァピス(Stéphane Tsapis)がピアノトリオ+パーカッション+女性ヴォーカル/コーラスの『Le Tsapis Volant』と、微分音ピアノ“オリエンタルピアノ”を用いたソロピアノ『Le Piano Oriental』の2作品を同時リリース。西洋と中東の音楽文化を繋ぐジャズの金字塔。
ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)が2015年にリリースした『Mockroot』は、自身のルーツであるアルメニアの音楽とジャズ、さらにはプログレッシブ・ロックやエレクトロニカなど、様々な要素が混然とした近年のジャズの潮流を知る上でも最も重要な作品のひとつ。