- 2021-10-14
- 2021-10-14
ノラ・ジョーンズ、初のクリスマス・アルバム『I Dream Of Christmas』をリリース
今年のベスト・クリスマス・アルバム最有力候補が登場した。ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の新譜は初のクリスマス曲集。6曲ほどの自作/共作曲のほか、誰もが知る名曲も収録。デビュー以来変わらない優しく温かく包み込むような歌声とピアノを中心としたアコースティック・サウンドで聴く極上のクリスマス曲集となっている。
今年のベスト・クリスマス・アルバム最有力候補が登場した。ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の新譜は初のクリスマス曲集。6曲ほどの自作/共作曲のほか、誰もが知る名曲も収録。デビュー以来変わらない優しく温かく包み込むような歌声とピアノを中心としたアコースティック・サウンドで聴く極上のクリスマス曲集となっている。
フロリダ州マイアミを拠点とする4人組の気鋭ジャズバンド、エレクトリック・キフ(Electric Kif)の新譜『Dreamlike』は、グルーヴィーでフィーリング満点の音響派ジャズだ。ゲストにはアーロン・パークス(Aaron Parks)も参加。
大世帯バンド、スナーキー・パピー(Snarky Puppy)を率いるベーシスト/マルチ奏者/作曲家のマイケル・リーグ(Michael League)の初ソロ作『So Many Me』は、そのタイトル通り全ての楽器やヴォーカルをマイケル・リーグ自身が担う、驚くほど内向きで、それでいてマーブル模様のように豊かな音が散りばめられたアルバムだ。
1992年イスラエル生まれのベーシスト/作曲家、アルモグ・シャルヴィット(Almog Sharvit)のソロデビュー作『Get up or Cry』は、唯一無二の創造的でユーモアのある楽曲から、社会への深い意見を込めたシリアスな楽曲までを内包した素晴らしい作品だ。
グラミー賞受賞作曲家/歌手のキャロライン・ショウ(Caroline Shaw)と、ブルックリンを拠点に活動する打楽器集団ソー・パーカッション(Sō Percussion)の共演作『Let the Soil Play Its Simple Part』はクラシックや現代音楽に分類されてはいるが、その範疇にとどまらない驚くべき作品だ。
シカゴ出身のヴォーカリスト、サシャル・ヴァサンダーニ(Sachal Vasandani)とフランス生まれのピアニストのロメイン・コリン(Romain Collin)、ともに現在はニューヨークで活躍する二人がコロナ禍で作り上げた“声とピアノ”の傑作『Midnight Shelter』。
米国のピアニスト、マーク・コープランド(Marc Copland)が2017年に逝去したギタリストの盟友“ジョンアバ”ことジョン・アバークロンビー(John Abercrombie)をトリビュートしたアルバム『John』は、マーク・コープランドらしい個性的な感性で綴られる豊かなハーモニーがこの上なく美しいソロ・ピアノ作品だ。
上原ひろみやヤマンドゥ・コスタとの共演などで知られるコロンビア出身の超絶技巧のアルパ奏者、エドマール・カスタネーダ(Edmar Castaneda)が新譜『Family』をリリースした。タイトル通り、ヴォーカリストの妻や二人の子供もコーラスで参加したヴィジュアル的には家庭的な作品だが、ジャズやファンクやタンゴなどを自在にブレンドし超絶技巧で仕上げた音楽には現代ジャズらしい独特の緊張感が漂う。
米国ノースカロライナ州の8人組ファンクポップバンド、リライアブリー・バッド(Reliably Bad)がアルバム『Space Girl』で待望のデビューを飾った。アルバムのプロデュースは鬼才ギタリストのチャーリー・ハンター(Charlie Hunter)。
1995年生まれのシンガーソングライター、サミー・レイ(Sammy Rae)を中心とするバンド、Sammy Rae & The Friends の音楽がとても良い。2018年にEP『The Good Life』でデビュー、2021年に『Let's Throw a Party』をリリースしているが、カントリーやフォークをベースに現代的なジャズやラテン音楽の影響も感じさせるポップな音楽性には既に風格が漂う。
ジャズとは、進化を続ける音楽だ。若くしてデビューし、天才と持て囃された米国のピアニスト/作曲家、テイラー・アイグスティ(Taylor Eigsti)による前作『Daylight at Midnight』から実に11年ぶりとなる新譜『Tree Falls』が、その言葉をよく表している。
拡張を続ける現代ジャズの最先鋒のひとり、ピアニスト/作曲家ジェイムズ・フランシーズ(James Francies)の2ndアルバム『Purest Form』がブルーノート・レコーズからリリースされた。これは現在進行形のジャズを代表する凄い面々による濃密な音の洪水に驚愕する、必聴モノの作品だ。
セルビア出身のギタリスト、ラレ・ミチッチ(Rale Micic)の新譜『Only Love Will Stay』がリリースされた。今作はギターのほか、ジャレッド・ゴールドのハモンドB3オルガン、そしてジョナサン・ブレイクもしくはジェフ・クラップのドラムスというベースレスのトリオ編成で、低音はオルガンの左手が担う、所謂“オルガン・トリオ”の編成となっている。
米国の新世代ジャズシンガー、ヴェロニカ・スウィフト(Veronica Swift)の新譜『This Bitter Earth』は社会的テーマに焦点を当てた優れたジャズ・ヴォーカル作品だ。今作で彼女が歌うのは性差別、人種差別/外国人排斥、家庭内暴力、そしてフェイクニュースといった近年問題となっているシリアスなテーマ。