- 2019-08-28
- 2023-02-07
洗練極める南米音楽の金字塔。ブラジル歌姫とアルゼンチン天才ピアニストの親密すぎるデュオ作
実は私生活でも恋人同士だったというタチアナ・パーハとアンドレス・ベエウサエルト。二人の名義で2007年にリリースされた本作『Aqui』は隆盛を極める南米音楽の金字塔とも呼べる作品だと思っている。
実は私生活でも恋人同士だったというタチアナ・パーハとアンドレス・ベエウサエルト。二人の名義で2007年にリリースされた本作『Aqui』は隆盛を極める南米音楽の金字塔とも呼べる作品だと思っている。
2015年のセロニアス・モンク国際ジャズコンペティションと、2013年のサラ・ヴォーン・ジャズ・コンペティションの両方で優勝した実力派ジャズシンガー、ジャズメイア・ホーン(Jazzmeia Horn)の2ndアルバム『Love And Liberation』が話題だ。
ブラジルのベテランSSW、アドリアーナ・カルカニョットの2019年作『Margem』は「海」をテーマにした作品とのことだが…プラスチックごみの海に浮かぶ彼女の姿を写したこのジャケットのアートワークに、海に対する深い尊敬の念を隠さない彼女の悲痛な心の叫びが聞こえてくるようである。
これほどの才能を目の当たりにして、彼女に嫉妬しない音楽家はいるのだろうか。NYを拠点に活動するチリ出身のジャズギタリスト/ヴォーカリスト/作曲家のカミラ・メサの2019年作『Ambar』。弦楽四重奏を加えた自身のバンド「The Nectar Orchestra」を率いての録音で、自身5作目のフルアルバムにしてメジャーデビュー作でもある。
レアンドロ・マイアとアンドレ・メマーリの共演作『Suíte Maria Bonita e Outras Veredas』は、優しさと詩情が滲み出るレアンドロ・マイアの歌も、アンドレ・メマーリによる巧みな編曲やピアノ演奏も、すべてが最高オブ最高である。
ルイーザ・ブリーナ(Luiza Brina)の新作『Tenho Saudade Mas Já Passou』は、ミナス新世代の女性シンガーらしい柔らかさが魅力的なアルバム。
日本を代表するインストバンド、ショーロクラブが、7人の素晴らしい歌手たちを迎え2011年に発表した『武満徹ソングブック』は、日本を代表する作曲家である武満徹の芸術的でありながらも普遍的な美しい音楽の魅力を、最高の形で現代に蘇らせた名作だ。
フラメンコギタリスト/作曲家のバハグニと、ダンス音楽の作曲家/プロデューサーとして活躍するライアン・マーチャントがまさかのコラボだ。まったく新しいエレクトロ・フラメンコを、彼らは“Dancemenco”と呼んでいる。
ブラジルを代表する女性歌手の夢の結晶。ジャニ・ドゥボッキが2008年にリリースした19作目となるアルバム『Canção da Espera』は、彼女がそれまでも度々歌ってきたエグベルト・ジスモンチの楽曲集だ。
ミカ・サデ(Mika Sade, מיקה שדה)というちょっと不思議な雰囲気のアーティストが創り出す音楽は、聴く人をきっと幸せにしてくれる。
現役の心臓内科医にして、美しい声を持つ歌手でもあるアン・サリー(Ann Sally)。2001年のデビュー作『Voyage』は、ジャンルに捉われず日本人の琴線に触れる名曲を、その瑞々しい感性で見事に歌い上げた傑作です。
遠い遠い異国の海や自然、そこに生活する人々の営み、そしてモルナの流れを汲む彼の地の音楽を、もっとも魅力的な形で伝えてくれた歌手と作品がマイラ・アンドラーデ(Mayra Andrade)の2006年のデビュー作『Navega』だった。
2019年9月公開予定のオダギリ・ジョー初監督作品『ある船頭の話』が、ヴェネチア国際映画祭のベニス・デイズ部門に正式出品されることになったらしい。