ロブ・ラフト待望の2nd『Life is the Dancer』
2017年のデビュー作『Riser』でロンドンのジャズシーンで一躍人気者になったギタリスト/作曲家、ロブ・ラフト(Rob Luft)の待望の2ndアルバム『Life is the Dancer』がリリースされた。バンドメンバーは前作と同じ顔ぶれに加え、トランペットのバイロン・ウォーレン(Byron Wallen)が新たに参加している。
前作でも見られた、ジャズのみならずアフリカ音楽やブラジル音楽を経由した独自性のある作曲とギタープレイ、さらに解像度の高い現代的なビートを刻むコリー・ディック(Corrie Dick)のドラム、パワフルなジョー・ライト(Joe Wright)のサックスなど、聴きどころは満載。アルバム全体を通してバラエティに富んだクオリティの高い作品だ。
インド音楽を意識した小曲(5)「Tanpura」から、オリエンタルなムードの(6)「Synesthesia」など、アルバムの流れも素晴らしい。
今最も面白いUKジャズシーンを担うギタリスト
ロブ・ラフトは1993年イギリス・ロンドン生まれのジャズギタリスト。
学生時代に多くのUKジャズミュージシャンを輩出する英国のジャズ・ビッグバンド、ナショナル・ユース・ジャズ・オーケストラ(National Youth Jazz Orchestra of Great Britain, NYJO)に5年間在籍。その後英国王立音楽院に進学し、卒業後に英国の有望な若手ジャズ演奏家/作曲家に与えられるケニー・ウィーラー音楽賞で優勝、2016年のモントルー・ジャズ・フェスティバルのギターコンペ(審査員はジョン・マクラフリン!)でも準優勝するなど注目を浴びる存在に。
2017年にソロデビュー作『Riser』を発売しているほか、2015年にはDeco Ensembleのメンバーとして『Encuentro』、2017年にBig Bad Wolfのメンバーとして『Pond Life』の録音を残している。
Rob Luft – acoustic & electric guitar
Joe Webb – organ
Joe Wright – tenor saxophone
Tom McCredie – bass
Corrie Dick – drums
Byron Wallen – trumpet
Luna Cohen – voice