メマーリ/アンドレス/マラニャォン名作『Rã』がライヴ盤で登場!感動の公演全編映像も公開

Rã Ao vivo

ミナス音楽の名作『Rã』がライヴ盤で登場

ピアニスト/作曲家アンドレ・メマーリ(André Mehmari)、SSW/フルート奏者アレシャンドリ・アンドレス(Alexandre Andrés)、詩人ベルナルド・マラニャォン(Bernardo Maranhão)による名作『Rã』(2018年)のライヴ盤『Rã Ao vivo』が登場した。11月13日現在、日本ではサブスクリプション・サービスでアルバムを聴くことはできないが、YouTubeではアルバム全編の映像が公開されている。繊細で美しい音色、リズム、ハーモニーに音楽の真髄を感じることができるあまりに素晴らしい作品だ。

このアルバムは2020年2月にミナスジェライス州都ベロオリゾンチのTeatro SESIMINASで行われた公演を収録したもの。ステージには前述の3人のほか、アレシャンドリ・アンドレスの父で創作楽器集団Uaktiのフルート奏者であるアルトゥール・アンドレスArtur Andrés)、打楽器奏者ナターリア・ミトリNatália Mitre)、チェロ/ベース/ギター/フルートを担当するフェリペ・ジョゼFelipe José)が登場。楽器を持ち替えつつ豊かな音を奏で、詩的な音空間を演出する。アンコールではブラジル音楽史に残る名盤、アレシャンドリ・アンドレスの2012年作『Macaxeira Fields』からも2曲演奏されていて、ファンとしては嬉しい限り。

最高の音楽家たちによる演奏は全編素晴らしいので、ぜひ時間がある時に通して観て浸っていただきたいが、まずはおすすめ…というか必聴の曲はブラジルの動植物の名前を親が子どもに優しく教えているような「Juá」45:42〜)(歌詞の対訳や単語の解説はブログBossapediaで詳しく解説されている)と、美しくさえずりながらブラジル中を飛び回る渡り鳥たちを軽やかに歌う「Festa Dos Pássaros」53:40〜)(こちらも歌詞の内容など詳しい解説はBossapediaでどうぞ)。

ほんとうに、涙が出るくらい素敵な音楽です。

ライヴ全編の映像

André Mehmari – piano, vocal, synth, effects
Bernardo Maranhão – lyrics, poem, voice
Alexandre Andrés – vocal, guitar, flute
Natália Mitre – drums, glass marimba, percussion
Felipe José – cello, guitar, bass, flute
Artur Andrés – flute

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