イスラエル気鋭サックス奏者シャハル・アムドール、激しさ増すセクステットでの2nd

Shahar Amdor - Insomnia

狂才サックス奏者シャハル・アムドール、待望の2nd『Insomnia』

イスラエルのサックス奏者/作曲家シャハル・アムドール(Shahar Amdor)の2ndアルバム『Insomnia』は、前作『Cassiopeia』にも参加していたニツァン・バール(Nitzan Bar, g)、ナダフ・ラヴィ(Nadav Lavie, b)、ニツァン・バーンバウム(Nitzan Birnbaum, ds)に加え、さらにギタリストのロテム・エイラム(Rotem Eylam)と鍵盤のトキ・スターン(Toki Stern)が参加しさらに破壊力を増したジャズ・セクステット作品だ。

前作の勢いも相当なものだったが、今回セクステットになったことでさらに複雑なアレンジや絡みあいが可能となり、(2)「The First Step Is the Hardest」で早速その効果が発揮される。サックスや鍵盤、ギターなどそれぞれのソロも創造力に満ち圧巻。サックス奏者としてでなく、作編曲家やバンドリーダーとしてのシャハル・アムドールという若者の存在感はますます大きくなるばかりだ。

(2)「The First Step Is the Hardest」

(3)「Can I Have More Time Please?」、(6)「Acceptance」、(7)「Don’t Jump」はライヴ録音。また、(9)「The Easy Way To Get Away」は前作にも収録されていた曲の再演なので、編成が変わったことによってアンサンブルがどのように変化したか聴き比べることも面白い(前作収録版はニツァン・バールのソロが凄いことになっているので、まだ聴いていない方はぜひ!)。

“不眠症”を意味するタイトル(Insomnia)が示す通り、終わらない覚醒の中を全速力で突き進む、狂気染みた最高のアルバムだ。

Shahar Amdor 略歴

シャハル・アムドールはイスラエル・テルアビブ出身。
テルマ・イェリン国立芸術高校、国防軍のミュージシャン育成コース、リモン音楽学校そして提携するバークリー音楽大学へ留学という現在のイスラエルジャズシーンのエリートコースを歩む。
2020年にデビュー作『Cassiopeia』をリリース。

Shahar Amdor – saxophone
Nitzan Bar – guitar
Rotem Eylam – guitar
Nadav Lavie – bass
Nitzan Birnbaum – drums
Toki Stern – keyboards

Guest :
Noam Niv – flute (11)

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