Mitsu
AUTHOR

MitsuDJ

DJ。専門はHipHop/R&B/Reggae。その他、日本のJAZZやLounge Musicも守備範囲。特技は外出先で流れてくる音に耳を澄ますこと。そのため、ほとんど人の話は聞いていない。自称「リアルShazam」。

  • 2024-07-14
  • 2024-07-14

【連載】ネイティブ・タンの衝撃~⑩英国フィメールラッパーの登場と、クラシック「It’s a Shame」

ネイティブタンのフィメールラッパーとして真っ先に思い浮かべるのは、クイーン・ラティファ(Queen Latifah)だろう。そのクイーン・ラティファと楽曲「Lady First」で共演していたのがモニー・ラブ(Monie Love)である。今回はネイティブタン時代に残した2作のうち、代表作である90年の1stアルバム『Down to Earth』を取り上げていきたい。

  • 2024-06-16
  • 2024-06-16

浮遊感のあるダブサウンドが日常を優しく描き出す、マルチアーティスト・Daisuke Kazaokaの1stアルバム『サウンドスケープ』

待ちに待った。5/29(水)に発表された、ダブをベースとしたマルチアーティスト・Daisuke Kazaokaの初のフルアルバム『サウンドスケープ』。心地よい歌声とともに、タイトルに相応しい音風景が広がる本作は、期待を裏切らない内容であった。

  • 2024-05-12
  • 2024-05-12

【特集】世界にみる音楽〜オースティン2024

「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?第3回はアメリカ・テキサス州オースティン。カントリー・ミュージックがさかんなこの地で毎年行われる音楽と映画の祭典、SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)で聞こえてきた音を皆様にお届けしたい。

  • 2024-03-31
  • 2024-03-31

【連載】ネイティブ・タンの衝撃~⑨HipHop黄金期と2枚目のジンクス。”変わり者”Black Sheepの94年作『Non Fiction』

オールドスクールのマッチョで攻撃的なラップのイメージを覆して、誰もが聴ける楽しいHipHopであるニュースクール。それらを作り上げたジャングル・ブラザーズ(Jungle Brothers)やデ・ラ・ソウル(De La Soul)といったネイティブ・タンの首謀者たちのデビューは概ね1988年〜90年。『Straight Out The Junge』や『3 Feet High and Rising 』などの名盤が多い一方、黎明期特有の荒さが目立つこの時期を経て、93〜94年、彼らのはより洗練された作品へと昇華されていく。本特集で取り上げたビートナッツ(Beatnuts)の『Street Level』やコモン(Common)の『Resurrection』はいずれもこの時期に発表された作品である。そして、本稿で取り上げるブラックシープ(Black Sheep)の『Non Fiction』もまた、94年に発表された彼らの2枚目の作品となる。

  • 2024-03-03
  • 2024-03-03

【特集】世界にみる音楽〜ラスベガス2024

「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?前回のドイツに続き、第2回はアメリカ・ラスベガス。カジノ、ショーをはじめとしたエンターテイメントが集まるこの街の音楽たちを今回も紹介していきたい。

  • 2024-02-03
  • 2024-02-03

ダーティ・サウスは終わらない。Sauce Walka 『DAT BOY DEN』

「ダーティ・サウス」とも呼ばれる南部のHipHop。グッディ・モブ(Goodie Mob)にはじまり、クランクで一世を風靡したリル・ジョン(Lil' Jon)、グラミー賞アーティスト・アウトキャスト(Outcast)、そして「キング」T.I etc…。超有名ラッパーを多数輩出するサウスHipHop界。その中で今注目したいのがこのソースウォーカ(Sauce Walka)だ。

  • 2023-12-29
  • 2023-12-23

Música Terra が選ぶ 2023年ベストアルバムTOP10【DJ mitsu編】

Música Terra(ムジカテーハ)ライターDJ mitsuが選ぶ2023年のベストアルバム。
基本、当サイトで紹介してきたもの中心ではありますが、取り上げきれなかった作品もここではPick Up。「何を落としたらいいのか悩む」大豊作の昨年に対し、「何を入れるか悩んだ」今年。なかなかコレ!というものがなかった年でもありましたが、ここに挙げたのは間違いなく「いい音楽」。
今年1年お世話になった作品を振り返っていきましょう。

  • 2023-11-19
  • 2023-11-19

【連載】ネイティブ・タンの衝撃~⑧ニュースクールの名を冠した問題児達。Leaders Of the New School『T.I.M.E』

クールなサウンドを打ち出していた当時のニュースクールにおいて、これだけフィジカル重視の前のめりなマイクリレーを敢行したユニットも珍しい。「これが俺たちのニュースクールだ!」と言わんばかりの熱量で席巻した問題児達。その中心にいたのは他でもないラップモンスター、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)である。

  • 2023-11-03
  • 2023-11-03

【特集】世界にみる音楽〜ベルリン2023

「地球の音楽」を意味する、本サイト「ムジカテーハ(Musica Terra)」。世界の良質な音楽を皆様にご紹介しているわけであるが、果たして実際に現地ではどのような音楽が聴かれているのであろうか?本特集の第1回はドイツ・ベルリン。オーケストラが有名な音楽の都で実際に流れる「音」の旅をお届けしたい。

  • 2023-09-17
  • 2023-09-17

POPSがJAZZの垣根を越えた瞬間。SPEEDのhiroによるJAZZプロジェクトCocod’Orの2004年作『Cocod’Or』

「Route66」「Avalon」「And The Melody Still Lingers On (A Night in Tunisia)」...ムジカテーハ読者であれば、聴いたことのあるであろうJAZZスタンダードの数々が並ぶ一枚のアルバム。第46回日本レコード大賞企画賞、第19回日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第19回日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得した2004年発表の紛うことなきJAZZアルバムである本作は、他でもないあのSPEEDのhiro(島袋寛子)のプロジェクト、Cocod'Or(ココドール)によるものである。

  • 2023-08-15
  • 2023-08-15

【特集】The Alchemistが認めた新星・Sideshowを形作るアンダーグラウンドHipHopの今

8月。新進気鋭のラッパー、Sideshow(サイドショー)の新作がリリースされた。現在のHipHopシーンを席巻するトラップとは一線を隠す彼の硬派なラップミュージックの背景に存在するアンダーグラウンドHipHopの重要人物の数々。本稿ではSideshowの新作『2MM DON'T JUST STAND THERE!』の紹介とともに、触れるべきアンダーグラウンドHipHopの今を体現する関連アーティストを紹介。